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Onedayー感染ルート

中谷が手で顎に触りながら答えた。あの時の中谷は異様な思考能力を発揮した。


「なんでだよ。亮さんがなると言ってるんだぞ。」


上谷が織田の正当化を権力によって確立しようとする。


「クラスの奴らみたいにゾンビのようになる『何か』が感染するものとしよう。」


織田は、あぁとだけ言うと中谷の話を聞き始めた。上谷もそれに続き黙った。無論、桜木などは喋らなかった。


「その『何か』はまず空気感染はあるのかと考えたときだ、もし感染するならば、何故、クラスのみんなと同じ部屋にいた俺や桜木、織田達は感染しなかったか…運がいいとかだったら仕方がないが、その『何か』が空気感染ではないと考えるべきだ。」


確かに、と川端が言った。


「そして、引っ掻かれただけで奴らのようになるか、また噛まれるとゾンビのようになってしまうのか、だが…」


中谷を遮るように織田が言った。


「『何か』が狂犬病だったらありえるんじゃないか?ゾンビ共は公園側へはこないのは、近くにある池を怖がっているとか。」


織田の言うことも筋が通っている。狂犬病は別名、恐水症とも言われ、水を怖がり、噛まれれば病はうつる。


「池があるのは知らなかったな…。確かに俺も狂犬病は考えたが、クラス全員がほぼ同じタイミングでしかも短時間でかかっている、施設の離れた女子もだ。犬にそんな大量人数が噛まれれば、大事件に発展するはずだ。つまり噛まれたりしても…」


あれ…桜木は奇妙な感覚に襲われていた。


…い……か…わ……


中谷の言葉が徐々に失われていく。

そして桜木は中谷の説明を聞き終えず、ついに前のめりに倒れたのだった。


八話目を投稿させていただきました( ^ ^ )/□

かなり短くなってしまいました…すいません



この話にてOneday編終了となります。


次話からSecondday編となりますが、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m


感想、評価ドシドシお待ちしております。



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