Thirddayー破られしルール
「トンネルは!?」
中谷、川端と共にトンネルへ向かった。
トンネルを覗き込んだが、そこには暗闇が続くばかりだった…
「くそ…じゃあどこに…」
いたぞ!と神谷の声が公園から聞こえてきた。
慌てて声のした方に走り出すと、神谷が織田のことを捕まえて待っていた、見ると石原もベンチにすわったままこちらを観察していた。
相変わらず気持ち悪い奴だなと川端に悪態をつくと、川端から咲さん来たぞ?と返された。
声に気付いた女子もみんな出てきた。
「なんだよお前ら!なんか俺がしたか⁉」
織田がかなり興奮しながら言った。
「何かしたかじゃないだろ!昨日のルールを忘れたのか⁉」
中谷が怒ってる姿は日常生活を合わせても久しぶりに見たので、みんな戸惑いを隠せなかった。
「んだよ、女子のところには行ってねぇだろ!俺を束縛する気か?あぁ?」
「そうじゃない!男子はお互いが監視出来るような位置にいる、これを守る約束だろ!」
確かに昨日そのルールはあったはずだ。
「お、俺は川端が見てると思ったから動いた、そうだ!俺は川端が見てると思ったんだ…!」
織田の野郎…自分を正当化させる気か?
「な、なにを言うか!俺が起きたときには誰もおきてなかった。いや動いてるものは確認出来なかった。そのとき、まだ辺りは暗くて姿を確認出来たのは回りで寝てた人だけだ!」
中谷が喋り始めた。
「いいか、織田、いやみんなも聞いてほしい。俺らは食糧も寝床も何も持ってない。俺らはいま生命に直接干渉されてる状態だ。俺ら中学生が生命に干渉されるなんてこと普通はない。だがいま起きている、そう、俺らはいま普通じゃないんだ。」
異常ということである。
「俺らは何の拍子で隣の友達殺すかわからないんだ!生命に干渉を受け、普通じゃないんだから。そのために俺らを守る為にルールを作ったんだ。ルールの抑止にすがってるんだ。だからルールには従ってくれ!」
あぁ、わかったと中谷に最初に返した。みんなも桜木に続いた。
「なぁ…織田はどこへ行ってたんだ?」
ずっと疑問に思っていたことを聞いてみた。
「俺…飲み水が無くて…喉が渇いて…池で水を飲んだ…」
バカが…と藤谷がこぼした。真矢が藤谷の発言に慌てていた。
みんなも織田の言葉に唖然としている。
「生命の干渉か…はは…本当何がわかるかわからないなぁ…」
いままで傍観していた石原が口を開いた。




