Seconddayーリレーの疫病神
「なぁ、織田達は?」
さっきから織田達の姿がなかった。
「あぁ…織田か。」
「織田なら金魚のう◯こと石原を連れて…」
「藤谷、金魚のフンだぞ。」
ハッ、と真矢に指摘された、藤谷は赤面していく。
「と、とりあえず石原もいたのか?」
桜木は気絶していたので、石原の存在は知らなかった。
むしろ、石原なんて奴が生きているとは、まったく思えなかった。
石原 智史はThe ガリ勉君という、キャラで頭はとんでもなくよかった。しかし、ニキビだらけのブサイクな顔で、なにより性格がとにかく悪かった。
桜木が行く学校には、3クラス対抗の全員参加リレーが二ヶ月に一回行われていたが、石原はバトンを受けても、歩く方が早いぐらいのスピードでしか走らず、石原は『リレーの疫病神』とも呼ばれていた。
そんな石原が、奴らから逃げ切れるといのは、ある意味信じられなかった。
「石原って、織田のグループにいるんだよな…。」
川端がボソッといった。
「あぁ、しかも織田には上っ面だけいいから、気に入られててタチが悪い。」
中谷も石原には、好印象は持っていなかった。
「藤谷さん、織田達を呼んできてもらえますか。」
うん、まかせといて。と藤谷さん池の方へと走っていった。
明るくなって気付いたが、大きな池が公園のすぐ先にあって桜木は驚いた。
「一晩考えたんだけど、映画みたいに感染症や伝染病でゾンビにならないとなると、何が原因でなるのか、その仮説が出来たんだ。」
やはり、中谷はすごい…俺ら凡人とは桁が違う。
「なんだよ、呼んだか?」
織田が、大きな声でいいながら、歩いてやってきた。
その後ろには、藤谷さん曰く中谷のう◯この神谷と石原もいた。
十話目やっと更新します。
キャラが増えていってしまい申し訳ない限りです。そのうち、キャラ説明も書こうかな、と思ってます。
おかげさまでスランプは治りつつあります。
これからも応援よろしくお願いします。
誤字、脱字ありましたら、指摘お願いします
感想、評価お待ちしています。