表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/101

11月20日、木曜日

 体育が終わって教室に戻ったら、颯くんがもう着替えて席についていた。


「あれ、早いね。……でも他の男子は?」


「柔道で足ひねっちゃったから、先に戻ってきたんだよ」

「えっ」


 颯くんが椅子を引いて、足を見せる。

 スラックスの裾がまくられていて、足首に包帯が巻かれていた。


「大丈夫……?」

「うん。座ってる分には平気。大会、終わった後でよかったよ」


 そう言いながら弁当箱を出してくる。


「昼、一緒に食おうよ。足痛いから、あーんしてくれると助かる」

「それ、足関係ないよ」

「あはは、バレたか」


 着替え終わった結と、柔道場から戻ってきた双葉くんも合流して一緒に昼を食べる。


「一ノ瀬、柔道部のやつにぶん投げられて、受け身に失敗したんだよ」

「言うなよ」

「そいつ、三枝のことが好きだったけど、一ノ瀬がもてあそんだってぶち切れてて」

「おお……」

「三角関係だ」

「ちょ、莉子も榎本も笑うなよ!」


 颯くんは唇を尖らせるけど、自業自得だからかばえない。


「莉子、俺は莉子一筋だからな。あと19日で告白するから待ってて。その卵焼きも食わせて」

「それ、全然違う話じゃん。しょうがないなあ」

「柊、そいつ甘やかすと調子に乗るぞ」

「怪我してるときくらい優しくしろよ!」


 怒ってる颯くんの口に、卵焼きを差し出した。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

この作品が面白かったら、☆を★に変えていただいたり

ブックマークやお気に入り登録してくださると、

作者がとても喜びますので、よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ