表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/90

11月06日、木曜日

 音楽の授業はずっとシンデレラの練習。

 と言っても最初は継母や義理の姉にいびられたりするシーンだから、一ノ瀬と絡むことはない。

 ……一ノ瀬は、なにか言いたそうに、教室の後ろからじっと私を見てた。

 授業が終わって、音楽室を出るときに一ノ瀬に引き止められた。


「柊、あと33日。……あのさ、」

「ホームルーム始まるから、教室戻ろう」

「……うん」


 一ノ瀬は一瞬泣きそうな顔をしたけど、うなずいた。


 部活のあと、ホースを抱えて倉庫に向かったら、近くから女の子の声がした。

 倉庫の裏を覗いたら、小柄な女の子の背中が見える。

 ……その向こうには一ノ瀬。

 一ノ瀬が私に気づいて口を開きかけたけど、女の子がそれを遮った。


「一ノ瀬先輩、わたし、ずっと先輩のことが好きでした。付き合ってください」

「悪いけど、俺、好きな子いるから」


 ホースを持ち直して、倉庫に片付けた。

 走って逃げようとしたら先輩や他の園芸部員が片付けに来たから手伝う。

 後ろで足音がしたけど、必死に顔を背けて見ないようにした。


 片付けが終わるころには、もう誰もいなくなっていた。

 私は1人で学校を出る。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

この作品が面白かったら、☆を★に変えていただいたり

ブックマークやお気に入り登録してくださると、

作者がとても喜びますので、よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ