表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/89

10月06日、月曜日

「めちゃくちゃ良かった……」


「ね……、俺、ちょっと泣いたわ……」


 昼にファミレスで文化祭のクラス打ち上げがあった。

 そのあと一ノ瀬と映画を観たんだけど、思ってたより面白かった。


「ちょ、パンフ買ってくる」


「うん。私もグッズ見てくる」


「俺も見る!」


 ノートとかハンカチとか、アクスタもいろいろある。

 アクキーにして、学校のカバンにぶら下げようかなあ。


「柊、これオソロがいいな」


「えー……、かわいいけどさあ」


 一ノ瀬が指さしたのは、映画のマスコットキャラのアクキー。たしかにめっちゃかわいいけど……一ノ瀬とおそろはさすがに恥ずかしい。


「イロチとか、ポーズ違いとかもあるよ」


「う、全部かわいい……」


「俺、これ買ってくる。んで、柊にあげる。柊も俺に選んで。同じにしてもいいし、違うのでもいいから」


 そう言って一ノ瀬はレジに行ってしまった。

 どうしよう。

 さんざん悩んで、やたらキザな決めポーズのアクキーにした。

 会計をして、一ノ瀬に渡す。


「これ、一ノ瀬そっくりだから」


「ありがと。これ、柊に」


 そんなにうれしそうな顔、しないでよ。

 胸がソワソワする。


「メック行こうぜ。パンフ見ながら感想言いたい。あ、あと64日な」


「……う、うん」


 受け取ったアクキーを両手で握りしめた。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

この作品が面白かったら、☆を★に変えていただいたり

ブックマークやお気に入り登録してくださると、

作者がとても喜びますので、よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ