第七話 球体頭の異形さん
えーお待たせしてしまい誠に申し訳ない。
キャラクターの見た目が知りたい方はXにてご覧ください。はるなきで検索したら多分出て来ます。作者はめんどくさくなってしまいました!また気が向いたら画像貼るかもです。
異形。それは遥か昔に存在したといわれる不定形魔物の一種である。
エルマの生きる現代では絶滅している。そのはずだった。
「い、異形?そんなはずは、でも、」
「異形だ。絶滅したと思ってたんだがな?まだ残ってたのかこいつら、めんどくさくて嫌いなんだよなあ」
目の前の魔物は人の形こそしてはいるが、首が無く、黒い球体の頭で、、、それに何故か執事服を着ている。
「これが異形か、ぼくもそこそこ戦えるはずなのに気配に気付けなかった、気配を消していたのか?」
「いや、違うぞ?異形は気配が元からほぼないんだ。だから異形が気配を消すと見つけるのは至難の業なんてもんじゃあない。俺もここまで気付かなかった。」
驚いた。かなり強いはずのノヴァですら半径3m範囲内に入るまで気付けなかったのだ。それほどまでに異形というものは特異な生物なのだ。
(異形か、なぜ今になって人の前に出てきたんだ?嫌な予感がする、)
ノヴァはエルマと言葉をかわしながらも冷や汗を流し、悩んでいた。そこで、
「おい!そこの異形!言葉はわかるか?」
、、、ワンチャンにかけて話しかけた。
「?!何をしているのですか?!いくら人形とはいえ、相手は魔物ですよ!」
「そうだろうな、人間からしたら魔物だろうな?だが、はるか昔は俺等悪魔や獣人と同じ亜人種に分類されてたんたぜ?理由は簡単。言葉を使い、会話の成り立つ個体がいたからだ。つまり、人語を使えるかもしれないってことだな。」
エルマが学んだ異形と亜人種に関わる歴史にはそんなことは載っていなかった。
「ほ、本当ですか、?でも、歴史書にはそんなこと、」
「あーあれか、6代くらい前の王族が世界を統一したろ?そん時に情報を隠されてなぁ、あれはめんどくさかった」
(ノヴァは、何歳なんだ?)
そんなどうでもいいことを考えていると、
「、、、わか、る」
異形は喋った。
その声は、一聞、青年の様だが、どこか幼さを感じさせる不思議な声だった。
さあ、異形君は会話が出来そうですね!
この後の展開はどうなるのか?!