第二話 絶望の始まり
⚠この話には多少のグロ病み展開が含まれます
それが苦手な方はブラウザバック!!
「どうなっているんだ、、」
外を見たエルマは驚いた
昨日までは街の人、旅の人、商人等が活気
盛んに歩き回っていたのに今は紅く染まった空に不気味な黒色の月が浮いていて
人ひとり、動物さえいない。
「?!母様!父様!皆さん!!どこにいるのですか!」
ドタッッダダダダッ
エルマは家に入ってすぐに両親と使用人たちを探した。家中を駆け回り、クローゼットから調理場、屋根裏まで、家を探し切り息が切れ始めた時、
誰も彼も消えてしまったと知った。
そう、分かってしまった。
(ああ、不器用でも優しかった父様、美しく聡明だった母様、さみしい時に一緒にいてくれた使用人達、皆いなくなってしまったんだ、)その時床に何かが落ちているのが見えた。
(なんだろう)
どうやらそれは何かのメモのようだった。
「えるどめりずのゔぁからまどかみら」
それを読み上げた途端に激しい吐き気に
襲われた。
「?!ゔ、ぇ゙ぇえほッ゙、ゲホッゴホッっっカハッ」
視界がかすみ、焦点が合わない。酷い頭痛がする。
(なんで??苦しい!!嫌だ、嫌だ!!なんで!なんで?!どうして?)
「神様はボクを、」
「「ヒトリニスルノ??」」
エルマはそれが自分の口から出た言葉だと信じられなかった。確かに家族がいなくなり苦しい。悲しい。だが、その、言葉だけは、自分が一人だと認めることだけはしなかった。
いや、したくなかった。なのに、
「あ゙、ア゙ァ、、ちがう、チガウノコレは僕ぼ、ボクじゃ、ダレ?、ボクじゃな、ちがう、僕じゃないぼくはぼくはぼくはぼくはぼくはぼくはぼくはぼくはぼくはぼくはぼくはぼくはぼくはぼくは」
ふと、鏡が視界に入り自分の姿が見えた。
そこには、
頭に角が生え、黒色の翼を持ち目の白かった所は黒くなり、悪魔のような尾が生えた自分がいた。
あまりの驚きにシラフに戻ったエルマは―
「え゙、なんで?どうして?翼?角?尾?どっから生えてきたの?」
ひどく混乱していた。
はい。第二話いかがだったでしょうか。
突然の病み展開に驚いた方もいたでしょう。
この作品は病みあり、青春あり、笑いあり。
何でもござれのシリーズにします。
ずっと病み展開だと皆さんと作者の心が疲れてしまいますのでほどほどにしようと思います。
このようなものが苦手な方はブラウザバックしていただいてかまいません。
それでも良いよという方はどうぞ、よろしくお願いします!