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ーー怒りーー

 ケルトさんとバクが孤児院に侵入し、食事を作る所を見て、どこに運か着いた行った所。食事は子供達に分けられる。分かりやすく色の着いた皿は虐められている子に与えているのだ。その子は他の虐めている子にパンを取られ、食べれる物が毒入りのスープしかないが食べようとしない。


「早く食べなさい!!そんなに私達が作った料理が嫌なのかい??」


 そう言い職員は子供に圧をかける。


「たーべーろ、たーべーろ」


 いじめっ子達も分かっているかのようにスープは横取りしない。そうして圧に押し負けてしまった虐められている子は食べてしまう。職員といじめっ子達にじっと全部食べ終わるまでじっと見られていた。


「なんで初めからそうしないの!」


 バシンと言う音と共に虐められている子は吹っ飛ぶ。ケルトさんとバクはとても見ていられないような目をしている。そんな時、ケルトさんの頭に記憶が過ぎる。イリウスが飯を食べた翌日、異様にお腹の調子を気にしていた。食中毒は腹痛や嘔吐が付きもの。それを思い出した途端、ケルトさんは自我を失い全部壊そうとした時、


「ケルト!忘れたのか、人間界での掟を!」


 バクは極めて小さい声でケルトさんの腕を掴みながらこう言った。


「人間界には影響を及ぼしてはいけない…」


「そうだ。気持ちは分かるが抑えろ」


 その後はバクがケルトさんを置いておくのは危険と判断して元の世界に戻る事を決めた。





「ただいま」


「おかえりなさい、どうでした?」


「まぁ、、、色々だ。後で話す」


「ただいま、イリウス」


「んー!」


 そう言いイリウスの頭を撫でる。イリウスが元気そうなのを見て安心したケルトさん。ケルトさんはこの感情を不思議に思っている。誰かが安全にしていると分かっただけで何でこんなにも安心しているのかと。その後ケルトさんとバクは自室に戻り考える。


(一体どうしたものか、、イリウスを帰すにしてもあの孤児院に帰すのはちと可哀想だのー…だが野に放すのも危険だしのー…んー)


(あいつはあんな所で2年も過ごしたのか。毎日あんな不味い飯食わされて、殴られて、蹴られて…それでも勇気出して逃げ出して。俺とは大違いだな、はは……………あの脚の傷も逃げてる時にトラバサミに引っかかったのか。酷ぇ傷だったな、あんなんで歩くとか常人じゃ出来ねーだろ。そんな命懸けだったのか。人間界にあいつの居場所なんてどこにも…)


 そう思い、ケルトさんはベットから立ち上がりイリウスの元へ向かう。イリウスのいつもいるリビングに着くと先客が居た。


「良いか?こうだ、こう。こうやって木の板と木の棒を擦り合わせると火が着くのだ!」


「んーーーー!」


「そうだ!それをもっと早くやれば火が着くだろう」


「えーっと。何やってんすか?」


 ケルトさんは困惑しながら聞く。


「自然で生き抜く知恵を授けているのだ。我も鬼じゃない。あんな場所に帰す気などさらさらないからな!」


 バクは自信満々にそう言う。ケルトさんは納得出来ないような、複雑な気持ちでイリウスを膝の上に乗せ、頭を撫でる。そんな姿を見てバクは思う。


(1番最悪なパターンは避けたいがの〜)


 この先どうなることやら。

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