長編詐欺? いいえ、それは権利です。
こんばんは、こんにちは、初めましてかずーたです。
今回は私が勝手に長編詐欺と呼んでいることについて言及します。
詐欺ではないし、ルール上問題ないと理解しているんですがどうにかならないかと思っています。
ではその話をする前に前提知識から。
まず前提知識として、なろうには完結ブーストというものがあります。
これは、連載していた作品が完結済みに変わることによってなろうの表紙【完結済みの連載小説】に乗ることから発生していると思われます。
実際私の処女作も1時間当たりのPVが200ほどだったんですが、完結したときに一気に1000まで上昇しました。
これが完結ブースト。
多くの埋もれている作品達がレビューと同じぐらい夢を見ているものです。
(レビューもレビューが書かれた小説として表紙に乗ります。レビューブースト?)
では、完結ブーストについてご理解いただけたところで、私が勝手に呼んでいる長編詐欺について言及させていただきます。
私が長編詐欺と呼んでいるもの、それは…
『連載と呼べるほど長くないのに、表紙の完結済み連載小説に乗せるために連載にすること』
です。
どういうことかというと、なろうには新規小説を書くときに短編、長編選択できますが実は長編は、何話でもいいのです。(一話でできるかは未確認)
ということは、例えば一万文字の短編を、2000文字の5話に分割し連載にすることができるのです。
このシステムの穴を使えば、なろうの表紙にどんな適当な文章でもどんな内容でも誰でも乗ることができるのです。
実際に短編で上げるべきではないか? というような分量の小説が完結済み小説にたくさん上がっております。
※以下データ
2022/01/09 20時時点の完結済み小説の一覧
10話以上の完結済み小説 13
10話以下の完結済み小説 7
半分とまではいきませんが、やはり結構な数が長編に満たないのではないかと私個人の意見としては感じました。
中には一万文字に満たない完結済み小説もあり、なぜ短編に上げないんだ…と感じております。
一万文字を多いとみるか少ないとみるかは、人それぞれですが…。
ここで、皆さんの感情にお聞きしたいと思います。
長期間(400話以上の方もいるでしょう、実際このエッセイを書いたとき431話の方がいました)連載されてきて、それでもあまりPVが伸びず評価が伸び悩んだ作品なんて山ほどあります、本当は面白いのに、運に恵まれずに。
そんな方々がついにやり切って、書ききって、完結させた物語。
なろうの表紙にのって、もしかしたらたくさんの人に見てもらえるかも。
完結ブーストで、評価がもらえるかも!
そんな期待をもって完結済みを選択された作者たちの物語が、ものの数時間で2話や3話の短編のような物語達に押し込められて表紙からリタイアする。
その時のむなしさを、長期連載を完結させたことのある作者の方ならわかっていただけると思います。
じゃあ、何話からを連載にするんだよ、など難しい意見は多いと思います。
私個人としては、10話以上2万文字以上ぐらいですかね。
これは、賛否両論あるので別にどうでもいいです。
実際この行為をされている作者さんと議論を交わしたことがあります。
「連載という言葉の定義は2から」
「システムが許しているんだから問題ない」
「その行為も努力なんだから、報われるべき」
こんな議論を交わしました。
確かに運営が許しているので問題ないです。
ルール上は問題がない。
しかし、あえて否といいたい。
頑張ったという、曖昧な定義を全面に出してあえて言いたい。
長期連載を頑張ってエタらずに。
自分の世界を思い描いた作者の方々が報われるように。
長期連載完結済み小説と、短期連載完結済み小説に分けてほしいと。
そして、このシステムを使って表紙に乗るためだけに短編を連載にする人がいなくなることを願って、この勝手な個人の正義が生んだ怒りと勢いで書いたエッセイを終えます。
読んでいただきありがとうございました。
※なぜか勘違いされる方が多いです。
『連載と呼べるほど長くないのに、表紙の完結済み連載小説に乗せるために連載にすること』
と書いてるのに、そのほうがわかりやすいから分割しました。
それを悪というのは違うという感想をもらいます。
違います。それを悪と呼んでいません。
表紙に乗せるためだけに分割することを悪いといっているんです。
読みやすいから分割しました。それは私はOKだと思います。
というよりぜひやってください。
ただし表紙に乗せるためにわざと分割するのは私はNGだと思います。