おはようございます、遊びに行きましょう
少し短いです
前回のあらすじ
死神の命を助けました
以上!
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天界
ヨミ「くっ!!死神である私がまさか殺そうとしてる相手に助けられるとは...!」
昨日助けて貰って
なんか良い話風に帰って行ったが
思い返せば私自分の策にはまり墓穴ほって
その上宿敵に助けてもらうという
ただただ恥をさらしただけじゃないですか...!
ヨミ「不二見叶恵...彼女だけは絶対に殺さねば...!」
ヨミ「....ですが助けて貰った恩があるのでとりあえずそちらを返してから....」
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現世
不二見の家
時刻は朝の8時00分
目覚ましを設定していたのであろう
白いスマートフォンがアラームを鳴らし続けていた
不二見「ん...朝かぁ...ふぁ...」
ヨミ「おはようございます。不二見さん」
不二見「なぁ!?死神!!何時からそこにいたんですか!?」
ヨミ「30分ほど前です。あ、そうそう不二見さんがいびきとすごい寝相をしていたので動画で撮らせて貰いました」
そういうと
ヨミは自分のスマートフォンの画面を不二見に見せつけた
そこに写っていたのは
ヨダレを垂らし、いびきをかいてすごい寝相をしていた不二見であった
不二見「んなぁ!?な、なに人の寝顔撮ってるんですか!!消してください!!消せ!!」
不二見はヨミのスマートフォンを奪おうとしたが
ヨミは後ろに下がり躱すとスマートフォンをポケットに入れた
ヨミ「いやーとても芸術的な寝相といびきでしたのでついつい」
ヨミの顔はニヤついて
勝ち誇った顔をしていた
不二見「人の家に勝手に上がりこんで、尚且つ....は、恥ずかしい動画をとるとは...!そんなに殴られるのが好きなんですね...!」
ヨミ「あ、勝手ではないですよ。ちゃんと許可は取ってます」
不二見「え!?」
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リビング
不二美つぐみ「もう叶恵〜!友達が居るなら紹介してくれないと!」
不二見つぐみは私の母だ
母は少し...天然な部分がある
だから初対面のヨミの事を私の友達として
すんなり受けいれ家に入れたのだろう
叶恵「別にこの人は友達じゃないよ!」
つぐみ「もう〜恥ずかしがらなくて良いのに〜!ごめんねぇヨミちゃん。この子恥ずかしがり屋で〜」
ヨミ「いえいえ〜気にしてませんので!」ニコッ
叶恵「だから違うって!私達友達じゃないから!」
つぐみ「もぉ〜!そう言ってヨミちゃんから聞いたわよ!病院で仲良くなって退院したら一緒に遊ぶ約束したんでしょ」
ヨミ「そうなんですよ〜!ねぇ叶恵ちゃん」ニコッ
叶恵「そんな約束しとらんわ!!第一人を殺しに来るようなやつと友達になるかー!!」
つぐみ「え?人を殺す」
それを聞いてつぐみはキョトンとしたが
すかさずヨミがフォローを入れた
ヨミ「死神ゲームっていう遊びをしてたんですよ〜。叶恵ちゃん私に倒されて負けた事を根に持ってるんです」
つぐみ「死神ゲーム...?今どきそんな遊びがあるのね〜。ゲームでムキになるなんて叶恵も子供ねぇ〜。ただ病院でそんな名前のゲームをするのはよくないと思うわ」
ヨミ「そうですね...ごめんなさい」
つぐみ「あらあら!気にしないで謝らなくていいのよ!」
何をこいつは平然と嘘をついてるんだ!?
つぐみは時計を見たあと叶恵
つぐみ「さてと...叶恵遊びに行くんでしょ?そろそろ着替えないと」
叶恵「遊びに?何言ってるのお母さん」
つぐみはそれを聞いてキョトンとした顔をした
つぐみ「何ってヨミちゃんと遊びに行くんでしょ?今日遊ぶ約束をしたってヨミちゃんから聞いたわよ」
叶恵「はぁぁぁぁ!??」