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外伝 【衝撃】病人の私が最強の身体を手に入れた結果…

注意:割り込みで追加投稿しました。時系列としては「ニャーとドヴラ―トフ」から数週間後です。






896: Raira@RINOIE 2019/06/24(月)21:47:15 ID:Lyra


私はS学園のJK。


去年までは学校に通っていたけど砂糖依存症が祟って病院に運ばれ、通えなくなった。


入院した日、私は糖尿病、心臓病、心筋梗塞をはじめとする病気を5つぐらい持っていることを明らかにされて、日常的に注射を打つ日々がスタート。


肝臓も心臓もほぼダメにしたけど、いつか必ず学校に戻りたい一心で治療を続けている。




そんなある日の事、私が夕方の自由時間を使って山の麓で植物を観察しに行ったところ、前回行ったときには無かった物を見つけてしまった。


それは、内部から緑色の光を放つヤバそうな石だった。


だが、その石から放たれる”拾ってはいけない感”が私の好奇心を掻き立て、ますます「拾いたい」と思わせた。


「緑に光るってことは、ウランガラスのビー玉かもしれないお。珍しいもの拾えて超ラッキー!」


独り言を言いながら私はそのヤバそうな石を茂りに茂った雑草の中から拾い上げ、そのままポケットに突っ込んだ。




897: Raira@RINOIE 2019/06/24(月)22:01:03 ID:Lyra


その日の夜、私の手足に経験した事がない激痛が走った。


マジレスすると、こむら返りの千倍ぐらい痛かった。


私の咆哮で部屋に駆け込んできた病院の全てのナース達が目を丸くした。


そして、驚愕する者、絶叫する者、失神する者で私の部屋が溢れかえったのである。




「ナースさん!お願いだから、私の身体がどうなってるか教えておー!」




李家(りのいえ)さん!脚が、脚が!!腕が!腕が!!」




「私の貧弱な手足がどうしt…ぎゃあああああ!!!!!」




貧弱”だった”手足をふと見て誰よりもビビる私!!なぜなら、私の目に飛び込んできたのは病人の身体ではなく、鍛え上げられたアスリートのような強靭な肉体。


それだけではない。ずっと悩んでいた強烈な倦怠感も、胸の圧迫感も、肥満さえも、跡形もなく消滅している。


もはや原型を留めていない。これじゃあまるで進化じゃないか…いや、それはともかく!




「やったーーーッ!!!退院できるお!!!」




翌日、私は別人のように健康になったので病院の方々にご挨拶して退院した。


両親も、おばあちゃんも、変わり果てた私に驚いてたし、拾った石にも興味津々だった。


結論を言っておくと、紛れも無くあのヤバそうな石が退院の要だった。


え?そう考えた根拠を言えって?勿論、根拠はある。




あの石と共に家に着いて4時間たった頃、ゴキュッッ!!!!!っていう音がして、


外を見たら、雑草がアスファルトやコンクリの地面を突き抜けて伸び伸びと成長していた。白神山地かよって思った。


それだけじゃない。ゼラニウムの鉢植えに石を近づけてみると、急成長した。そして、離すとゆっくり元に戻った。




石の影響で起こるいろんな現象から考えると、この石には生命力を周囲に分ける性質があるらしい。私は石を素手で何度も触ってたのでその影響をモロに受けたみたいだ。


私は次第に、あれはウランガラスじゃない、たくさんの謎を秘めた宇宙の石なんだと確信するに至った。


アスリートの身体を維持するため、私は石を肌身離さず持って生活することにした。




898: Raira@RINOIE 2019/06/24(月)22:01:03 ID:Lyra


続きです。


私は汐ノ目商店街の真ん中で鉄パイプやフライパンを折り曲げる大道芸を披露して手に入れた投げ銭でお菓子を買って食べまくった。


果てしなく高揚した気分だ。石のおかげで、私は何でもできる。医者から駄目といわれた大好きなコーラも飲めるし、ホールケーキもひとりで食べれる。


さて、次は何を食べようか。なんて呑気なこと考えてると、遠くの方から不穏な騒ぎ声が聞こえてきた。最初のうちは酔っ払いの喧嘩だと思って無視した。次第に無数の肉片がたくさん飛んできたり、電柱が次々に崩壊する音が聞こえてきたのだが、今の私は1年ぶりのお菓子が嬉しすぎてそれどころではない。




「おい!みんな逃げろ!ニュースの脱獄囚が汐ノ目商店街にいるらしいぞ!!!」




「遠くに逃げるんだ!!半径10キロが壊滅域だぞ!!!」




「嫌ああああああ!!死にたくないいいい!!!!!」




いろいろな意味で、市民が物凄い勢いで汐ノ目商店街から消えていく。私がいる通りの10メートルほど先で一人の市民が身長2メートルのヤバそうな男に首を絞められ、滅茶苦茶に脅されてるのが見えた。頭から血を流す市民は私の方を指差すとすぐにヤバそうな男によって容赦なく後方20メートルへと投げ捨てられてしまった。


なぜだか知らんが、飴のひとつもくれなそうな男が両手を人の血に染めて私に迫る。




「貴様、その石を我輩によこせ!その石で我輩は地上を制圧し、愚民共を束ね、神をも超越する者となるのだ!」




この男は人でなしだ。だって、私がお菓子を食べる日々を邪魔しようとしている…




「ふざけないでください!!この石は私が大道芸で儲けて美味しいお菓子を買うためのものです!!」




「何たる愚人!世界を揺るがす代物をこんな戯けた遊びに使うとは、笑いが止まらない!どうしても逆らうと言うなら貴様の息の根を止めるまでだ」




ドヴラートフが私を頭から叩き割るべく、鉄骨のような腕を振り上げたのを見て、ようやく事の重大さに気付いた。死んだら二度とお菓子食べられないじゃん…


やばい、どうしよう!!私はこれから殺される!!!


何のための人生だったんだろう。宇宙の石の力で学校に戻るどころか、入院前の食生活に逆戻りだ。何もかも私の根底にある”甘さ”のせいで!


でも、もうやり直せない、私は死ぬんだ。死を覚悟したその時、




「はぁい、ご愁傷様ー!」




フックガンで飛び回る黒ずくめの変人にさらわれ…いや、間一髪で助けられた。


黒ずくめの変人は肩に白い生き物を乗せている。




「ありがとうございます、どうか私に命を救っていただいたお礼をさせて下さい!」




「俺はクロ、んで、肩に乗ってる白いのがニャーちゃん。俺達は暇つぶしに汐ノ目商店街で悪を粉砕してんのさ。お礼はドヴラートフの駆除の手伝いだけで結構だよ!てな訳で、さっそくこいつを道に撒いてねー」




私はクロさんに抱えられながら某菓子メーカーの袋に詰まったポテチをバラまいた。




「どうしてポテチ撒いたの?あの化け物はポテチ好きなの?」




「簡潔に言うとね、ドヴラートフは生き物の血肉で身体能力を強化する戦法を使ってくる。近距離戦ではたとえお前みたいな屈強な女でも命取りだよ。そこでだ、俺は奴を最も効率的に殺る戦法を編み出した。それが…」




突然、ドヴラートフが野生動物の如く咆哮を上げて四つんばいで追ってきた。




「待たれーーーッ!!我輩に血肉を捧げるのが貴様ら愚民どもの義務であろう!!」




「よし、いいぞ、踏め、踏んじまえ!」 「クロさん!?」






キュドーーン!!!






信じられない光景を目の当たりにした。ポテチが爆発して辺りが焼け野原になったのだ。


さらに、水道管も1,2本壊れたらしかった。




「俺が開発した”ポテトチップス地雷”は割れると爆発するシンプルかつ強力な地雷だよ。


広範囲で連鎖爆発を引き起こしたり、一点をネチッこく攻撃したり、使い方はユーザー次第。米軍もお世話になってるんだよ!凄いっしょ?」




私はクロさんと共に、汐ノ目キャンディショップがある通りに降りた。


クロさんって小さい割におっかない。なんて思った次の瞬間、






キュドーーン!!!






なぜか第二の爆発が!!おまけに、ドヴラートフの悲鳴が遠くからかすかに聞こえる…




「ポテチって大抵は味付けするよね?塩とかコンソメとかあるけど、俺は(きん)水性(すいせい)物質(ぶっしつ)をまぶすのがおすすめ!さっき撒いたポテチは”ライフライン壊滅フレーバー”っていうやつでさあ、一袋で水道管を1,2本は破壊できるんだよ。水道管の破裂で辺りが水没したら、今度は禁水性物質が水と反応して発火し、その過程で水酸化物イオンが生成される。2度の爆発と強塩基性の液体で相手を確実に殺めるという訳だよ。水道管もお陀仏だね。いやあ、こいつを近所の河川に流すの超楽しかったなー!」




以下のセリフを満面の笑みで語るクロさん。ヤバすぎる、常軌を逸脱してるぞ。


最も怖いのはドヴラートフなんかじゃなくて、明らかにこいつだ。


クロさんのおかげで、屈強な人食い将軍に殴り殺されずに済んだ。でも、クロさんの正体はかなりいかれたマッドサイエンティストだった。


ドヴラートフは人食い、クロさんは私で人体実験しそうな予感…


私は本当に生きて帰れるだろうか?




「あ……あの…クロさん、強塩基性の液体を浴びたらドヴラートフは…」




「だーいじょぶだッ!今頃あの世に…」




「”死んだ”とは何だ!!我輩への侮辱は是即ち我が祖国への侮辱ぞ!!」




ドヴラートフは持ち前の根性で原型を完璧なまでに保ってなんとか生きていた。


しかし、クロさんにとってそれは想定内らしかった。おまけに超楽しそう…




「おめでとうございまーす!!ボーナスステージ突入でーす!!」




「クロ、貴様は連邦のみならず、戦いという神聖なるものを侮辱した!菓子を武器にするなどという貴様の馬鹿げた意図が解せぬ!八つ裂きにしてくれるわ、我輩の戦場を貴様が”メン〇スコーラ”などで穢さぬうちにな!」




「やる訳ないでしょメン〇スコーラなんて!マジで誓うよ、やらないやらない!」




「クロさん!私達このままじゃ死んじゃうよ!!」




「あのねえ、お前ら俺を置いて早く逃げろ。饅頭も一緒にだ。饅頭、その青い髪の女を連れてって!」




「クロさん…!!!」




「りょーかーい!お嬢さーん、ニャーちゃんに着いてきてねー!大丈夫、何もかもうまくいくおー!」




私は喋る饅頭と共に、涙ながらその場を後にした…




「ドヴラートフ、俺と戦え!」


ついに、人食い将軍とマッドサイエンティストの一騎打ちが始まった。


ドヴラートフは一気にカタをつけるべく、道沿いのひときわ大きい電柱を軽々引き抜いて言った。




「いいだろう、貴様のような陰湿な遠距離野朗は地上最長の棍棒で粉砕してくれよう!」




「やってみろ」




「うぉりゃあ!」




何の躊躇もなしに、ドヴラートフは右手の電柱を振り回した。


前方の全てを薙ぎ払うかのように周囲の建物を豪快に巻き込みながらクロさんを潰しにかかり、クロさんはそれらを巧妙にかわす。


電柱が徐々に砕けてきている上に、クロさんが飽きてきたような顔を見せたのでドヴラートフは腹が立ってきた。




「さっさと我輩に潰されんか!!!」




「嗚呼…やべえ!」




ドヴラートフは電柱を持ったまま渾身の力を込めて一気に飛び上がった。


そして、上空から一気に急降下し、電柱を振りかぶって地面に叩き込んだ。


大量の水素が爆発したかのような轟音が汐ノ目に響く。


息を切らし、何とか地上に降りるドヴラートフ。血肉の効果が切れたせいで身体は痩せ細り、大分貧相になっている。


彼が電柱の刺さった地面を確認すると、ファスナー付きの黒い上着の裾が覗いていた…




「討ち取ったぞ!!ついに我輩の大勝利だ!!生意気な矮人めを始末したァ!!!」




「…誰が矮人だって!?」




ドスの効いた声が聞こえた。ドヴラートフが振り向くとそこには黒いYシャツ姿で激怒しているクロさんの姿が!


足元には見覚えのあるポテトチップスがびっちりと敷き詰められている…


クロさんは後方の建物…汐ノ目キャンディショップに向かって叫んだ。




「青い女と饅頭ッ!出ておいで!」




「は、はいっ!」「はーい、ニャーちゃんだおー!」




「なぜこいつらがこんな所に…」「だまれ脳筋!!!」




そう、私とニャーちゃんは逃げてなんていなかった。


勘違いしないで欲しい、私達はクロさんの言うとおりに動いてるよ。




「青い女、饅頭に釘を食わせろ。ドヴラートフ将軍がお望みのようだからな!!!」




クロさんが釘の詰まったビニール袋を汐ノ目キャンディショップの2階に投げる。


「はい、釘を受け取ってニャーちゃんに食べさせました!」




「そりゃあいい!後はそいつをひっくり返してやれ。絶対に饅頭を離すなよ!」




「了解ですッ!」




「やっちゃうお!」




「目標ドヴラートフ!死刑、執行!!」






キュドーーーーン!!!!






信じられない光景を見た。


ニャーちゃんの口からコーラの激流が極太レーザーの如く発射され、激流に流された数え切れないほどの釘が目にも留まらぬ速さで哀れなドヴラートフを次から次へと貫いてゆく…


あとに残ったのは、散らかったポテチと悶絶するドヴラートフのみだった。




聞いたことも無い名前の機関に電話をかけ、ドヴラートフを護送車のような特殊車両に載せてどこかへやった後、クロさんが言った。




「李家はもう解ってるだろうけど、”あのねえ、お前ら俺を置いて早く逃げろ。”っていうのは俺が作った隠語で”武器を作って待機していろ。”っていう意味。こういう台詞を言った人は大抵死ぬと思われてるから、これで敵は確実に”優勢になった”と勘違いする。


羽織ってた上着は囮に使って奴の隙を作ったんだ。


それと、最後に撒いたポテチ、あれは李家が店から調達してくれた本物のポテチだ。最初の一撃でトラウマを奴に埋め込んで、”ポテチは爆弾である”と学習させてやった。


これで奴はポテチなんか絶対に踏めなくなるってわけ。」




「私ちょっと気になってたのですが、ニャーちゃんって一体何者なんです?」




「らいらちゃんはニャーちゃんに関心があるんだね!いいよ、教えてあげる!ニャーちゃんのパパたんはドヴラートフなの。だけど、パパたんと仲良くなんてできなかったから、ロシアから日本に渡ってクロたんと仲良しになったんだよ。だって、みんな仲良くがいちばんなのに、パパたんは”世界征服する”とか言うんだもん。」




私は、確かにあんなカニバリズムとは誰とも仲良くできないだろうなと思った。




「クロさん、ニャーちゃんがコーラを噴いたのはなぜですか?」




「ニャーちゃんの口からコーラが噴出したのは、沸騰した液体窒素がコーラを爆発させたから。


液体窒素コーラは危ないから真似しないでね!


汐ノ目キャンディショップではお菓子や炭酸飲料はもちろん、液体窒素を使った手作りの粒々アイスも販売しているからね。


全てが想定内、全ては俺の計画通り、俺はやみくもに逃げてたわけじゃあないんだよ!」




「それでは、なぜドヴラートフは常人ではありえない事が沢山できたんでしょうか?」




「奴は狂犬病ウイルスを改良して凶暴性と、カニバリズムと、身体能力の上昇を引き起こす薬物を作って自身に打ちまくった。俺はそういう薬物依存者が行くべきとこに奴を連行したってわけ。(奴はほんとは、【怨念開放】っていう能力の持ち主だけど…真也から”能力者の存在は秘密にしろ”って言われたから説得力のある大嘘でもついとくか!)


そういや、お前のアスリート体型凄いよな、どうやって手に入れたの?」






「ああ、それは全て近くの山で宇宙の石に出会ったお陰なんです。宇宙の石のお陰で病気を完治して病院を出る事が出来たんです。でも同時に、私はすっかり堕落して、常軌を失いかけました。」




私は、今まで大事に下げていた宇宙の石を首から外した。




「今回の出来事を踏まえて、私はこの石を破棄します。そして、私は自分の力で人生をやり直して…」




「あ”-----っ!!!そんなところにあったのかーーーー!!!!」




突然、クロさんが私の台詞を遮って絶叫する。




「え!?」




「李家、それ宇宙の石じゃない、ユーベリューム666だよ!」




禁水性物質だの、液体窒素だの、ユーベリューム666だの…


また聞いた事のない言葉が出てきた…




「な…何ですか、ユーベリューム666って…」




「韓国の国防部が”富国強兵の為、最強の筋肉増強剤が欲しい”って言ったんで、作ってみたものの、薬の材料に違法性が確認されたから車の荷台に積んで焼却施設に運んだんだ。そしたら、35グラム減ってたんだよね…まさか、山で欠片を落っことして、李家に拾われるとは夢にも思ってなかったよ!ありがとー!こっちで焼却施設に運んで、国に始末書書いとくね!」




ヤバすぎる!!!!


私は恐怖のあまり、今まで宇宙の石と思っていた恐ろしい危険物をクロさんに突きつけ、上着の裾で一生懸命手を拭いた…




「うわーーーーっ!!!違法性が確認された謎の物体触っちゃったあああ!!!こんな石、なおさら要らないおーーーーっ!!!」








その後、ユーベリューム666を手放した私は徐々に元の細い体型へと戻った。


一応言っておくけど、ユーベリューム666を手放した事で、もともと持っていた5つぐらいの病気が戻ってくるという恐ろしい事は起こらなかった。クロさん曰く、




「ユーベリューム666の力で消滅した病は、”戻ってこない”仕様になっている。だが、”もう二度とかからない”って訳じゃないんだ。石を手放したお前がこれから健常者として生きていくか、はたまたお菓子の食いすぎで再び糖尿病患者になるかは李家、お前次第という事になるよ。


それから、俺がこの欠片を焼却したら最後、ユーベリューム666はこの世から完全に消滅する。そのことを忘れないでね!」




ということなので、私はそれ以降自分の力で貧相な身体を鍛え上げ、時々学校に来られるようになっている。大学に進学したら皆勤賞をとること、大学を卒業したら看護師になることが私の目標になっている。




そうそう、クロさんはその後、自身が開発した”レーザー光線を出すホオジロザメ”の大群を気まぐれで隅田川に解き放った件でまた始末書を書いていたそうだ…




            ~【衝撃】病人の私が最強の身体を手に入れた結果…   完

あとがき


 補足ですがItafが関わった事件は基本的に警視庁公安部等の各種機関によってもみ消される設定となっております。


今回の事件も市街地&広範囲という悪条件ですが①目撃者が李家を除いて全員死傷したこと、➁以前の事件でドヴラ―トフの存在と収監されたことだけが公表されていたこと、③事件の全容が隠蔽された事で情報が錯綜、有耶無耶になったことで無事秘匿完了と相成った次第です。


あれ?がっつりバレてない?と思った方! 安心してください、その為の外伝ですとも!

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