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道徳の解答の作り方 ー文芸部による攻略ー  作者: 天明透
第5章 2学期中間試験編
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7話 もう補習は嫌だぁああ!!

 かなり短いので、7話と8話を連投します。


『A.Saeki があなたを《勉強会やるやつ》に招待しました』


 グループ名がテキトーだな。まずそう思った。その通知が来たのは、22時くらいだった。それまで結構集中して勉強をしていたので、休憩も兼ねてLINEを開いた。


 とりあえず、グループに参加する前にメンバーを確認する。


A.Saeki まゆ NAKO 御堂響子 百瀬拓人


 メンバーはこの5人で、招待中に蒼井陸斗と紺野の2人。

 なんか話してた、7人で勉強会やろうというやつだろう。グループ名そのままだ。本当に参加していいものかと思った。だが、拒否したらしたで面倒になりそうだったので、とりあえず参加した。


 ノートを確認するも何もなし。情報が特にないので、グループトークからホームに戻る。友達かもの欄にA.Saekiの名前があったが、友達登録はしなかった。


 勉強に戻ろうとスマホを閉じた瞬間に通知。


『紺野が《勉強会やるやつ》に参加しました』


 内容を確認してすぐに閉じる。すると続いて通知が来る。


『A.Saeki: これで全員入ったね。勉強会やろう』


 まだ、ごめん寝てたで通用する時間には少し早い。なので、僕は既読をつける。しかし、別に返答はしない。


『A.Saeki: このグループは、蒼井くん、百瀬くん、紺野さんに、私たち勉強できない組を救ってもらうために作りました。お願いします。もう補習は嫌だぁああ!!』


『NAKO: 1学期補習だったのあかりんだけじゃん』


『まゆ: 私も危なかったけどね(汗)』


『A.Saeki: なら、奈子が私を補習から救ってよ。できないでしょ? だから秀才様3人に助けてもらうのー』


『百瀬拓人: いつどこでやるかから決めようか』


 さすが百瀬くんだ。僕にこの会話の中に入るのは無理だ。


『A.Saeki: 時間は放課後。場所はどうしよっか?』


 クラス単位の勉強会なら教室でなんの問題もないのだろうけど、7人のグループだとそうもいかないのか。


『まゆ: マックかサイゼ?』


『NAKO: それが無難だよね』


 話がまとまっていくにつれて、だんだんと僕の中で面倒だなという気持ちが成長してきた。

 僕はこの中間試験、今までのどの試験よりもやる気になっている。どれだけ勉強しても、先輩に勝てるイメージはわかない。でも、悔いなく勉強したい。


『A.Saeki: じゃ、マックかサイゼで。毎日開催として、みんな何曜日に来れる? 私は補習回避のためなら毎日行くよo(`ω´ )o』


『まゆ: 月曜日と水曜日かな。試験週間でも部活あるんだm(_ _)m』


『NAKO: 月金。土日も大丈夫』


『御堂響子: 月火水金日。木土は塾だよー』


『百瀬拓人: ごめん。まだわからない』


 トークはすぐにそこまで流れて、止まる。何かしら返答すべきだろう。

 僕は、週1回くらいなら、教えるという形のアウトプットがあってもいいと思うことにした。我ながら驕っている。明らかに他のメンバーを下に見ている。僕は今、きっととても嫌な奴だ。


『A.Saeki: 蒼井くんと紺野さんは?』


『蒼井陸斗: 火曜日だけです。すみません』


 実際は火曜日か木曜日ならよかった。火曜日にしたのは、木曜日に来れる人が現状少なかったから。木曜日にしておけば、行かなくて済んだんじゃないかと、そういう考えが頭をよぎる。


『紺野: 私も火曜日だけです』


『A.Saeki: 月火水金開催かな。百瀬くんの予定にもよるけど。じゃあ、とりあえず来週の月曜から開始で! みんなで補習を乗り切ろう!』


『NAKO: 私としてはいつもの4人なんだよね……』


『まゆ: 確かに』


『百瀬拓人: 次の月曜日は行くようにするよ』


 僕はそこでスマホを閉じた。とにかく勉強しよう。今、モチベーションは高く保たれている。



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