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責任の所在

「ごっごめん……フィーレ」

「……ふん!」


ユウキは申し訳なさそうにフィーレに謝罪の言葉をこれまでにも言ってるのだが、対するフィーレはというと不機嫌に踵を返して、キラキラなものにまみれながらその場を立ち去るのであった。


「すまない、ユウキ、このような状況にしてしまったのも私の責任だ。許して欲しい……」


セインは悪くもないのに、この責任は自分にあるとでも言うように、ユウキに対して謝るのであった。


「いや、別にセインは悪くないよ悪いのは僕」


ユウキもセインは全く悪くないのであるのだからとユウキは自分の方が悪いことを主張する


「いやいや、私の方が悪かったこの責任は全て私に」

「いやいやいや、セインは悪くないよ元はといえば判断が遅かった僕にあるわけだし」

「いやいやいやいや、この全責任は私にある訳だから、全部受け持つユウキは持たなくてもいいんだ」


二人の様子を眺めるディーンは交互に顔を左右に見たりよったりしていた。

そして、しばらく続きそれがいや×1000回目に達したとき


「いや×1000僕の方にあるから、セインは悪くないよ」

「いや×1001ユウキは悪くない、全責任は私にある、すまない」

「あっ!?ちょっと二人とも姉さんが……」


見れば、ディーンはガクガクブルブルと体を震えながらその指の方向に指すのであった。


「えっ?」

「なんだ?」


ディーンがなぜ怯えてるかはわからないがひとまずその真相を確かめるために顔を横に向ける二人、そこには……


「ねぇ、二人とも一体いつまで今度はそうやって私に嫌がらせする気なのねぇー?」


そこには魔王クラスのオーラと言っていいほどの禍々しいオーラを放つ、綺麗なドレスに身をつつんだフィーレがそこにはいた。


「いっいや、嫌がらせという訳では……」

「すまない、嫌がらせではないんだがフィーレ」


ユウキとセインはそれぞれ弁解をする、しかし、それがさらに火に油を注ぐことになることとはやはり男という生き物は鈍くて鈍感な生き物なのだ。

実に残念としか言いようがなかった。

ふつふつと収まるどころか、フィーレの怒りのオーラはどんどんひらがっていくのであった。


「ねぇぇもうさぁーだったら二人で謝れば!よかったでしょうがー!」


「いや、本当にごめんフィー」

「すまない、フィー」


「あちゃー二人とも……」


そうディーンが言ったときには二人とも激しい音を奏でながらフィーレの怒りの鉄拳の前にひれ伏す形になるのであった。


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