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Dream-1「引越し・・そして、」

「ふぅ〜〜〜、やっとついたな。」


新幹線に揺られて約二時間ちょい、


父の転勤の都合で東京からここ――京都―に越してきたんだ、


あ、俺の名前は大沢一樹ってっんだ、よろしく。ちなみに歳は17だ。よろしくな。


「あー、はらへったー」

今は大体午後2時ちょいですか、


本当なら朝には付いてたんだがな、


家族はみんな深夜バスにのって来たからもう新しい家に付いてるだろうけど、

おれは車系は酔っちゃってめっきりダメなんだは・・・・・

だから一人だけ車なんです、はい。


さて、家へ向いますか、


「へい、タクシー」


なんてあほな事を叫びつつタクシーを拾って、いざまだ見ぬ新居へ向った。


 *****


「うぉぇ〜、クソ、やっぱり酔っちまった・・・」


車はやっぱりめっぽうだめだ、

タクシーに乗っていきなり吐きかけた、

何とか”吐く”と言う最悪の事態は回避できたが、俺って三半規管が本当にしょぼいな〜。


ガチャ


「ただいま〜、ってかこの家来るの始めてだけどネ、」

「おぉ、やっと来たか、遅かったな一樹。」

「ちょっとタクシーで酔っちゃってゆっくり走ってもらってたから、」

「お前、車はめっぽうだめだなぁ、」

「ところでオヤジ、にーさんやねーちゃんは?」

「2階で自分の部屋でも決めているだろ、それよりも一樹、話が・・・」

「悪いけど後にしてくれない、俺も自分の部屋見てくる。」


そう言うと俺はオヤジが後ろで何か言っているにもかかわらず2階への階段を登った、


ちなみにさっきのが俺のオヤジの大沢哲也、それに俺には兄と姉がいる。

兄は大沢葵って言うんだ、”あおい”って女みたいな名前してるけど一応俺の兄だ、

今年でちょうど20の兄は今は現役の大学生だ、

そして姉は大沢日衣菜って言って俺の一つ上だ、

引っ越し前は違う学校に通っていたがこっちに転校してきてからは同じ高校になるらしい、

なんかいやだよな、姉弟が同じ学校にいるのも。


上にあがるとにーさんとねーさんが何処にいるのかはすぐにわかった。


「この部屋は俺のだ、お前は出てけ。」

「何でよ、普通、一番大きい部屋は年下に譲るものでしょう!!」

「じゃあ、日衣菜は一樹にゆずれるのかよ、!」

「それとこれとでは話は別でしょ!、大体一樹はにーさんと違ってがめつくないから、

快く譲ってくれるはずです。」

「はいはい、そうですか。でも、俺はがめついから譲らない!」

「そんなんだから彼女の一人もできないんですよ。」

「うるさい!、それこそ関係ない話だろ!」


あぁ、またやってるよこの二人・・・・・・

なにかと色々な事で喧嘩するよなぁー

仲が良いのか、悪いのか、どっちだろうな、

まぁ、俺には関係ないか・・・・・・・


「あの〜、お二方? じゃんけんなどで決めてはいかがですか?」


「「あぁ〜。」」


怖!!怖!!怖!!怖!!

カナリ怖!!


「あの〜、2人ともめっちゃ顔怖いんですけど・・・・・・。」

「ああ、一樹か、遅かったなやっぱり酔ったんだろ。」

「あぁ、でももう大丈夫。」

「あんた、それなんとかなんないの?致命的よ、」

「しょうがないだろ、酔わないねーさんには関係ないよ。」

「そうね、でも関係ないことはないわ。だから明日から特訓しましょうか、にーさん。」

「おぉ、それいい考えだ日衣菜。どうだ一樹?って何処へ行った。」


ヤバイ、ヤバイ。

ねーさんの考え付くことで俺にとって有益なことなんて一つもない。

それにいつもなら止めるにーさんが乗るんだもん、絶対やばいよ。

他の部屋でもみよ〜と。


そして新居を探索し尽し日が地平線に沈む頃、俺はあることに気づく


「な〜、にーさん。」

「ん?なんだ。」

「俺の荷物なくない?」


結局、じゃんけんで勝ったのか知らんがさっきの部屋で荷物の整理をしていたにーさんが切れが悪そうに言い返してくる。


「そーか?あぁ、アレだ日衣菜のところにでもまぎれてるんじゃないのkrdftgyhujiko」

「にーさん、呂律が回ってないよ。」

「そ、そんなことないぞ、日衣菜のとこ行ってこいよ、きっとそこだぜ。」


 *****


「ねぇ、ねーさん。」

「なに〜?何か用?それと部屋に入るときはノック必須よ!!前から言ってるでしょ。」

「あぁ、ごめん急用で忘れてた、で俺の荷物知らない?二階の何処探してもないんだけど?」

「え、あー、あれ?荷物ないんだ〜、此処にはないわよ、きっとにーさんの所じゃない?」

「先ににーさんのところに行ってきました。」

「あ〜そうなの?、じゃあ下じゃない?父さんに聞いてみれば?」

「わかったよ、そうしてみる。」


そう言ってねーさんの部屋を出ると先ほど上がって来た階段を下り始めた。

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