アイテム収集の始まり
「ここが採取の場所か」
タンドップさんと街を出て、徒歩5分くらいの草原へとやって来た。
見渡す限りは殆ど緑の雑草だけど所々に花のようなものもある、きっと今回の目的のものもあの中にあることだろう。
「じゃあタンドップさん、キュア草とポイキュア草を探しましょう。手分けして探せば効率よく見つかると思います、タンドップさんはどちらを探しますか?」
「えっと…キュア草を探します…、グドウさんはポイキュア草をお願い…できますか?」
「わかりました、僕はあっちの方を探してきます」
「お、お気をつけて…」
ぱぱっと見つけて他の依頼もやらないとね、じゃないと宿無し野宿か空腹に耐えなきゃならないし。
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「うーん、花自体は見つかるけどポイキュア草らしき花は見つからないなぁ…」
紙に描かれたポイキュア草の絵を見ながら探してはいるものの思ったよりも見つからない。
むしろキュア草がよく見つかる、もしかしてタンドップさんの方にポイキュア草があったり…?
「…もう少しここで探してみようか」
体感でしかないけどまだ30分も経っていない、戻るには早すぎる。
でもあまり時間をかけるのもなぁ…どうしようか?
「一応僕の方でもキュア草を採っておこうかな、コレクションしたいし」
名前的にはドラ○エでいう薬草なんだと思う、持っておいて損はないだろう…尤もそのままの状態で使えるかは分からないけども。
「3本くらい採っておいてタンドップさんのところに…って、あれ?もしかしてあれがポイキュア草かな?」
キュア草を3本根っこごと引っこ抜き採取して、タンドップさんと合流するために戻ろうとしたとき視線の先にポイキュア草らしき花が咲いていた。
「よかった、無事に依頼を達成できそう。4本咲いてるし依頼用とコレクション用に全部採取しちゃおう」
絵の通り綿毛のタンポポのような青色の花、形が似ているだけで色を見ると異世界なんだなと再認識する。
「根っこごと…千切れないよう慎重に…」
ポーションを作る際にどこの部分が重要かは分からないけど、根っこごと持っていけば間違いはない…はず。
「(スポンッ)…よし、千切れてないね」
目立った傷もなくキレイな状態で採取できた、これなら銅貨5枚は確実にもらえるのではないだろうか、落とさないように収納スキルでしまっておこう。
【キュア草×3】
【ハイポイキュア草×4】
「ハイポイキュア草?ポイキュア草じゃないの?」
ポイキュア草だと思って採取したけど、どうやら違うものだったらしい。
これじゃあ依頼が達成できない…それはつまり…
「空腹か野宿かの2択…急いでさがさなきゃ!?」
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【ポイキュア草×5】
「ふぅ…見つかった、早くタンドップさんと合流しなきゃ」
あの後ポイキュア草を探して走り回りなんとか見つけることができた。(ちなみに色は黄色だった)
単純にレアなものなのか僕の運が悪いのか見つけるのに時間がかかってしまった。
急いでタンドップさんと別れた場所へと戻る。
「タンドップさーん!今戻りました!」
「グドウさん…遅かったですね…、大丈夫でしたか?」
「大丈夫です、ポイキュア草を見つけるのに時間がかかってしまって…」
「そう…でしたか…、怪我とかじゃなくてよかった…」
少なからず心配をかけていたみたい、申し訳ないな…
「キュア草は見つかりましたか?」
「はい…しっかり5本…見つけました…」
「よかった、これで依頼が達成できますね。それじゃあ急いで報告しに行きましょう、あと1件は依頼を受けないと空腹か野宿かを強いられてしまいます」
「それは…嫌です…、1週間依頼を受けれて…なかったので…もう手持ちが…」
やっぱりギリギリだったんだ、報酬の多い依頼を受けないとダメそうだね。
「走りますよ」
「えっ!?ま、待ってくださーい!?」




