表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/16

異世界へ行くにあたって

「異世界ですか?」

異世界ってあの異世界?ライトノベルなんかでよくあるあの?


「そう、魔法が存在してモンスターもいる創作物で見られるあの異世界だよ」

「…」

僕はアニメをよく観てたしゲームもファンタジーものを好んでいた。

そんな現代っ子なんだ、だから神様への問いに対する返事は当然…


「興味あります!!」

だってしょうがないじゃん魔法だよ!モンスターだよ!ワクワクが止まらない!


「良い返事でよかったよ。じゃあ異世界に行く前に特典を1つ選んでもらえるかい?いわゆるチートってやつだね。これが一覧だよ」

僕の目の前にスクリーンが現れ、スクロールさせていくと多種多様なチートが表示される。


「こんなにあるとやっぱり迷っちゃいますね」

「時間はたっぷりあるからね、ゆっくりかんがえて」


ーーーーーー


「う~ん、どうしようかな…」

特典の種類が100くらいはあるから悩む…というかどんなチートかの説明文を1つ1つ読んでいるからかすごい時間がかかっている。

でもモンスターがでるってことは絶対命の危険には晒されるだろうしなぁ…


「ちょっと疲れてきちゃったよ」

「1つ1つ確認すると時間がかかるからね、ある程度絞り込もうか、どんなチートを使いたい?」

「そうですね…」

モンスターがでるなら戦いたい、魔法があるなら使いたい…そう思うけどそれよりも僕は…


「アイテムを集めるのに便利な能力がいいです」

「アイテム収集関係だね…だとするとこの2択かな」

スクリーンに表示されたのは『収納:無限』と『アイテムドロップ率超アップ+』の2つ。


「効果はそのまんまだね、無限に入る収納スキル、モンスターを倒したときのドロップ率が跳ね上がるスキル、アイテム収集にはもってこいのスキルだよ」

非常に悩ましい…どうしようか?


ーーーーー


「収納スキルでお願いします」

僕は心は思いの外すぐに決まった。


「即決だね、理由を聞いてもいいかい?」

「理由は2つあって、まず1つはドロップアイテムが簡単に手に入ってはつまらないからです」

これは今まで現実でもゲームでも様々なアイテムを集めてきた僕の考えだ。

確かにドロップ率が上がれば狙っている相手からすぐに手に入るだろう。

でもそういうのは中々手に入らず、何かドロップしたと思ったら狙いとは違うものでがっかりして、やっと手に入ったときは本当に嬉しくて…

ただ欲しいだけならお金で購入すればいい。

もちろん中にはお金じゃ手に入らないアイテムもあるけど、一喜一憂して揃えていくのが最高に楽しいんだ!


「ドロップ率がどのくらい上がるかは知らないですけど、僕はアイテムを手に入れるまでの過程も楽しみたいんです。ぽんぽん手に入ったらそれは収集ではなくてただの作業ですから」

大した過程も踏まずに手に入ったものには愛着など湧かずにふとしたタイミングで簡単に手放してしまう。

手に入れたいと思い、あの手この手を尽くし掴みとったものはいざというときでも手放すことを躊躇ってしまうほど代わりが存在しない…自分だけの宝物になる。


「あと1つは単純に集めたアイテムの持ち運びに便利そうだからですね」

色々集めている人はわかると思うけど、『新しいコレクションをてにいれた』と意気揚々と飾ろうとしたら…『置く場所がない』ってことになるんだよね。

置き場に困らなくなるのは本当に助かる。


「よし!では群藤くんへの特典は『収納:無限』に決定!では少し待っていてくれ、異世界に送る準備をしてくる」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ