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153話

 今日は7月23日、日曜日の時刻は午前11時30分だ。


 今日は本来なら配信の日だが休みにした。理由は――


 「本日はお忙しい中お集まり頂きまして誠にありがとうございます。それでは、これより市原家、太刀川家、月坂家の顔合わせを行いたいと思います」


 そう、今更と言えば今更なのだが3家が縁を繋ぐ事になるので顔合わせを行う事にしたのだ。


 と言うか、俺がかなり突っ走った関係で俺と太刀川家、俺と月坂家は面識があるが、太刀川家と月坂家は面識が無いからな……


 「それでは、3家の方々のご紹介をさせて頂きたいと思います。先ずは私、市原春人の母、市原美優(みゆ)です」


 「市原春人の母、市原美優と申します。よろしくお願いします」


 と言った感じで3家の面々の紹介を行っていった。


 「それでは時刻が正午を回りましたので、移動の方をお願い致します」


 人数が多いので作ってある料理を運ぶのは手間なので、人に動いて貰う。


 移動先は広い宴会場の様な広間だ。


 「それでは、目の前の昼食をとりながらご歓談を楽しんでいただけたら幸いです。そして、改めまして本日の会場として場所を提供をして下さった太刀川家の皆様に改めて深く御礼申し上げます」


 俺は言って深々と頭を下げた。


 そう、本来ならどこぞのホテルの一室を借りて行うのだろうが、警備の問題等があるので太刀川家の方から会場として我が家を使って欲しいと言われたのだ。


 「え~それでは、本日のメニューを太刀川家にお仕えしている佐藤房江さんに紹介して頂きたいと思います。房江さん、よろしくお願いします」


 「畏まりました。まず、本日のメニューですが、全てこちらの市原春人様御自ら調理下さいました」


 房江さんがそう言うと場がザワザワとなる。


 「え~そうなんですが中華限定の自分ですので、メニューの中にある和食や洋食は恥ずかしながら房江さんに師事して調理を致しました。房江さんはジャンルを問わず作れる方なので尊敬の一言に尽きる方です。あっ!?失礼しました。房江さん、続きをよろしくお願いします」


 いや、マジで房江さんは凄かった。中華に自信はあったけど所詮はなんちゃって料理人だと思い知らされたわ……


 和食はまぁともかくアクアパッツァとかアヒージョとかパエリアとかテリーヌなど幅広くだし、デザートまで手作りでコンポートやクリームブリュレ果ては杏仁豆腐と正に脱帽だった。 

最後まで読んでいただきありがとうございました。お手数をお掛けしますが、宜しければ拙作への評価やブックマークよろしくお願い致します。

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