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142話

 福袋を開封した後、実際に着てみてほしいと言うコメントで埋まった為急遽着替える事になった。


 そして、着替えた後コメントがGJばかりになった。で現在、着替えた格好のまま雑談に移る。


 「え~では雑談の方に移らせて頂きます。ただ今回は月坂P宛てに送られてきたあるメッセージについての話をさせて頂きたいと思っています。それはある男性の代理人を名乗る女性から届いたそうです。そのメッセージにはとある女性に婚姻を持ち掛けられて困っているので助けて欲しいという内容でした」


 長くなるのでここで言葉を一旦区切った。


 「月坂P曰く相手の男性が僕に直接連絡する方法がなかったのでこのようなコンタクトの仕方になったのではないかとの事です。僕は正直言って困りました。だって何も情報が無いのです」


 ここで再び言葉を切った。うん、改めて語ってみてやはりおかしな話だと再認識できた。


 「まず助けてほしいと言った男性がどんな男性なのか?また、相手の女性に圧力を掛けられて婚姻を断われないと言う事なのかどうか?後、そもそもただ助けて下さいと言われても具体的にどう助けてほしいのか?等々ですね……ツッコミどころ満載だなと言うのが正直な感想です」


 ふぅ~とここで一息つく。


 「ここまで言ったのでエスは解決する気満々なのかと言われるとそんな事はありません。僕はごく普通の只の一般庶民の男です。トラブル解決屋でも何でもありません」


 俺がごく普通の只の一般庶民と言うと、ごく普通?只の一般庶民?何一つ当て嵌まらないよ?いや、男ってのは合っているのか……等と言うコメントが流れた。


 いや、うん、確かに確信犯的に普通アピールしたけどさ……そんなに否定する事ないじゃんと少し悲しくなった。


 「え~もとい、僕は只の男です」


 俺が言い直すと、律儀wwwとか間違いを認められて偉いね(生温かい目)とかそんなコメントが見えた。


 「とにかく!僕はトラブルに巻き込まれるのは御免です。それに、そもそも僕にトラブルを解決する力も権限もありません。その男性に言える事は警察に相談して下さいと言う一言だけです。それでもどうにもならなかったら僕の様に男性配信者になれば良いと思います。あと、今後月坂P宛てにメッセージ等で連絡を取ろうとする事は止めて下さい。また、これは件の代理人の方だけの話ではありません。トラブルを持ち込むような方は容赦なく警察に通報させて頂きます」


 コメント欄も事情が分からないならどっちが良い悪いって判断出来ないよねとかトラブルをエスに持ち込むのは間違ってるなとか肯定的なコメントばかりで安心した。まぁ、俺は間違った事は言ってないから当然と言えば当然だけどな。


 「そして最後に、僕は女性との婚姻自体の否定や拒否をしている訳ではありません。強引な方法で婚姻を迫られた為――止むに止まれぬ事情があった為に行動を起こしただけです。そこはくれぐれもお間違いないようお願い致します。あぁ、ジュエラーの皆さんには言うまでもない事ですが、後からアーカイブ配信を見た方が誤解される事の無いように言わせて頂きました」 

最後まで読んでいただきありがとうございました。お手数をお掛けしますが、宜しければ拙作への評価やブックマークよろしくお願い致します。

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