141話
今日は7月9日日曜日の時刻は14時前、いつもの配信前だ。
今日の配信は福袋の開封と雑談を予定している。雑談では凛音にきた助けてのメッセージについて語る予定だ。
「どうもジュエラーの皆さんこんにちわ。配信者のエスです。今日は告知の予定通りに福袋の開封と雑談を行おうと思っています。この所雑談続きで飽きたと言うジュエラーの方もいるかもしれません。そんな方は遠慮せず途中で見るのをやめて頂いても構いません。それでは、まずは福袋の開封から行います」
ここで一旦言葉を切る。
「え~その前に、どんな福袋を買ったのかと言いますとズバリ服です」
雑貨の方は今回は見送った。
「月坂Pから春物はシーズンオフなので安く手に入るかもしれないと言われて今回の福袋を選びました。金額は2万円のものです。大きいバックに入っているタイプなので開封し終わったバックも使用できるので実用的ですね」
前世では980円のTシャツと3980円のズボンばかり着ていた男なので、正直言って高くねぇ?と思ってしまうのだがそれは許してほしい。
「それでは開封してみたいと思います。まずは――シャツですね。おぉ!色は薄緑色で結構しっかりした作りですね」
俺が前世で着ていたTシャツとは比べ物にならないぐらい薄くなくしっかりしている。
「次は――もう一枚シャツですね。こちらは先程のと色違いの青色ですね。落ち着いた感じが良いですね」
「続いては――おっ!?帽子ですね……英国の紳士がかぶっていそうな丸いおしゃれ帽子ですね」
服や帽子の説明の語彙力が無いのは察してくれ……
「次は――上着ですね。黒色の七分袖のものですね。後は――白のズボンですね。スラックスって言うんですかね?ゆったりしたタイプじゃなくてぴちっとしたズボンですね」
ここまで何となく分かった。この福袋は恐らく……
「ここまでの商品だけで2万円いきそうですね。あっ!まだ何か入ってます。アクセサリーですね。これはネックレスの様です。後は天然石が付いているブレスレットもあります。以上ですね。いやぁやはり福袋はお得ですね。それに、この福袋だけで外出用のコーディネートが完成されていますよ」
そう、マネキンセットと言うとアレだが、お店のマネキンが着ていてもおかしくないようなセットだ。要は、この福袋を買うだけでめんどくさいコーディネートを悩む必要は無いのだ。
正直言って舐めてたが2万円なら悪くない。
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