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138話

 「月坂P、開封企画以外にも考えている企画の提案があるんです」


 「考えている企画ですか?」


 ござる口調じゃなくなったな。


 「はい。デート動画撮りませんか?」


 「デート動画!?」


 凛音が素っ頓狂な声を上げる。


 「はい。取り敢えず第一弾は遊園地を考えています。それで、一日どこかの遊園地を貸し切って撮影をするんです。相手役は愛莉さんと月坂Pを予定しています。それなら、相手が年上お姉さん編と同い年、年下編の2バージョン撮れますから……」


 「なるほど、私たちが相手役をしながらエスさんを撮ると言う事ですね」


 「その通りです。それで、問題は遊園地を一日貸し切れるのかと言う事と貸し切って動画を撮ると言う情報が洩れないかと言う事です」


 前世ではカップルとか家族連れが行く場所のイメージがあったが、この世界ではどんな扱いなのかが分からないからなぁ……


 情報流出については言うまでもないだろう。貸し切りを頼むときにどんな理由でとか聞かれるだろうからそこから漏れる可能性が高い。


 「どこかの遊園地を貸し切りにする事は可能です。ただし、男性専用施設の方は無理だと思います。情報流失についてですがこちらは問題無いと思います。そんな事をすれば大問題ですから……」


 「あの~遊園地には男性専用施設とそれ以外のものがあるんですか?」


 「えぇとですね――」


 凛音の説明によると、男性専用というよりは男性とその家族用と言う事らしい。有名なのは前世で東京って付くのに実は千葉にあるあのランドだった。かなり驚いたが、需要はあるだろうからな。相変わらず生き残る為の経営戦略が実に見事だ。


 「そう言う事であれば、貸し切りにしてもあまり迷惑が掛からないような男性専用ではない遊園地を探して貰えますか?それなら、ジュエラーの皆さんも聖地巡礼がし易いでしょうし、遊園地側も入場者が増えて良い事だと思いますから……」


 「流石ですね。聖地巡礼の事まで考えているとは……」


 いやだって、ここってあの動画に出てた所だ!みたいなカンジで聖地巡礼したくならない?


 「男性専用施設だと行けると言うか入場できる人がかなり限られますしね。あと、夏休みシーズンは避けたいです」


 「そうですね。7月上旬遅くても中旬を目途にあたってみます」

最後まで読んでいただきありがとうございました。お手数をお掛けしますが、宜しければ拙作への評価やブックマークよろしくお願い致します。

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