表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

123/238

100話

 今日は5月28日日曜日の午前10時だ。


 あの後、母さんには配信をしないで会うと返事をして貰った。


 そして、月坂Pに事情を説明して配信を休む代わりに詫び動画の話をしたのだが……


 詫び動画の話をしたのは失敗だったかも知れない。詫び動画はイケメン元DKに言われたい言葉選手権のランキングに入れなかった言葉を言う動画だ。


 相手の対応に思うところもあったので、元から会う約束をしていた男性が俺が配信をしている事を知っているのに日曜に会う事を指定してきて、しかもその日以外には以後話をしないと言われた事も正直に全部説明した。詫び動画の中で……


 さ~て、これから会う男性はどんな反応をするのかな?非常に楽しみだ(ニチャア)。


 会う場所はとあるホテルの一室だ。


 向こうが会う場所を指定してきたのだ。しかも、場所代等のかかった費用は折半となった。高校生から――元高校生から金取るのかよと思った俺は悪くないだろう。


 「幸那さん、フロントに確認をお願いします」


 「畏まりしたわ。愛莉さん、春人さんはお願いしますわね」


 「はい」


 俺の呼び方が嵯峨根さんから幸那さんに変わったのは、嵯峨根家が京條家との交渉を成功させた事の褒美に幸那さんが望んだ事だからだ。愛莉さんにも良いか確認してから幸那さん呼びになった。


 そして、愛莉さんと幸那さん同士も下の名前で呼び合う様になった。


 「確認が取れましたの。先方は先に部屋で待っているそうです。部屋番号は305号室だそうですわ」


 最初は男性の個人情報を教えて貰えるのか?と思ったが、幸那さんはS級の男性警護者だし俺と言う男もいたから問題なく教えて貰えたようだ。あと、フロントの人は俺がエスだと知っていたらしい。


 「305号室ですね。行きましょう」


 エレベーターに乗って3階の305号室に向かった。



 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 愛莉さんに305号室のチャイムを押して貰って、出てきた男性警護者とやり取りをして貰って入室となった。


 「君が市原春人君だね?私は朝山(あさやま)(ひかる)と言う者だ」


 部屋のソファーに座った前世の俺と同年代くらいの男性が名乗った。


 「本日はお時間を頂戴しましてありがとうございます」


 「こちらも君と話をしてみたいと思っていたからね」


 男は傲慢とか聞いていたけど、この人からはそういうカンジはしない。


 だけど、嘘つきではある様だ。俺と話をしたかったとは思えない。だって、母さんは朝山さんは乗り気ではなかったと言っていたからだ。だから、正確に言うなら配信者エスと話をしたかったと言う所だろう。 

記念すべき100話ではあるのですが、ある意味良い区切りと言う事で次回から更新頻度を3日ごとに変更させて頂きます。


そしてGW中に書き溜めも出来たらと思うので、次回更新はかなり空きますが5月7日6時です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。お手数をお掛けしますが、宜しければ拙作への評価やブックマークよろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ