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星渡りの少女~TS転生したポンコツ美少女天使は故郷と地球の架け橋となる~  作者: イワシロ&マリモ
地球へ

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プロローグ

ご感想お待ちしております!

 天の川銀河の外郭に存在する太陽系、第三惑星地球。豊かな自然と環境によって生命が育まれ、高い知性を持つ人類が誕生。

 彼らは文明を築き上げ、更なる高みへと至るために切磋琢磨しながら文明を発展させていた。

 その太陽系から凡そ十万光年彼方、天の川銀河の反対側に数百の星系を生存圏とする星間国家、アードが存在する。

 アード人は美しい金の髪と純白の翼を持つまるで天使のような見た目をし、平均寿命八百年前後の長命種である彼らは、魔法と科学を両立した文明として外宇宙へ進出。

 その過程で銀の髪と一対の羽を持つ異種族リーフ人と出会い、共存関係を構築。

 二千年に渡るセレスティナ女王による治世の下、高い善性を持つアード人達は更に生存圏を拡大し、ゆくゆくは別の銀河への進出すら視野に入れて発展を続けてきた。




 そんな彼らの暖かく穏やかな発展の前に立ち塞がったのが、正体不明の機械生命体センチネルとの遭遇である。

 知的生命体を捜索し、殲滅せよ。この唯一にして絶対のプログラムに従うセンチネルには対話の手段すらなく、アード・リーフ連合は生存のため武器を手に戦うこととなった。今から四百年前の事である。

 以後百年に渡って行われた生存戦争でアードは膨大な犠牲者を出しながらも、名将ティリス提督の尽力によって何とか破滅的な崩壊だけは避けられていた。

 だが、センチネルによる圧倒的な物量を前に次々と星系を失い、遂には盟友であるリーフ人の本星がセンチネルによって発見された。

 事此処に至り、アードは盟友を救うため決戦を決意。後にリーフ会戦と呼ばれる大規模な戦いによってアード軍は戦力の九割を損失。惑星リーフはセンチネルが持ち込んだ直径百キロの小惑星が叩き付けられて死の星と成り果て、アード・リーフは億単位の犠牲者を出して敗退。名将ティリス提督も瀕死の重傷を負った。




 リーフ会戦の結果を受けて、遂にアードは宇宙の生存圏放棄を決定。本星があるアード星系全体を強力な隠蔽魔法で覆い、センチネルから身を隠す道を選らんだ。

 しかし、まだセンチネルに発見されていない星系との移動手段であるゲートを閉じたため、宇宙には少なくとも万単位のアード人やリーフ人が本星との連絡を断たれて取り残される結果となってしまった。

 アードとしてもその溢れる善性からこの様な事態は容認できなかったが、既に戦力の大半を喪失していた彼等には、外宇宙に取り残された同胞達を救う術も残されていなかったので断腸の思いで決断を下すこととなる。




 以後三百年、アード人はリーフ人と共に本星へ引き籠って生活していたが、種族としての活気を失い、長命種故に低かった出生率が更に低下。

 数十年に一人子供が生まれたら奇跡と呼ばれるレベルにまで落ち込み、種として緩やかな滅亡への道を転がり始めていた。

 共存共栄を果たしているリーフ人の一部が怪しい動き見せ、このまま停滞から滅亡へ向けて進むのか。

 有力者達がその様に未来を悲観する中、アードに数多存在する里の一つ、ドルワの里にて百年ぶりに少女が生まれる。

 アード人としては異例の美しい銀の髪をもって生まれた少女の名前は、ティナ。

 後に彼女は大きな運命を背負いながらもアードを破滅の未来から救い、更に遠く離れた地球にも大きな影響を与えることになるが、その未来を知る者は誰も居なかった。未来を見通す力を持つと言われるセレスティナ女王でさえも。





 これは、一人の好奇心旺盛で心優しい少女がアード・リーフ・地球の未来を繋ぐ物語である。

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