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~時は遡り、プロローグ~

ちょっと遡りまして、プロローグ(異世界初夜)をお楽しみください(*`・ω-)ノ



………


……………



「…………ぇ」



…どこ、ここ?

って、後頭部に硬い何か…って石の感触かコレ!?


昨日は確か…仕事から帰ってきて御飯を食べてお風呂に入って、早めに布団に潜り込んだらすぐに寝てた……筈なんだけど?

気が付けば見知らぬ場所、やけに硬くて大きい椅子……もとい玉座っぽいのに座ってた時点で血の気が引きましたよ、はい。



いや、マジで何処ココ!?



拉致られた!?それともドッキリか!!?

発案者ちょっと出てこいや!?

そして、どうか優しく説明してください!



「「「魔王様!復活、おめでとうございます!!」」」



「!?…………は?ぇ?……」

(な、なんだ?いま、魔王って言ったか?

この人達、何かヤバイ感じがバリバリなんですけど!?)



思わず視線を向けるとそこには怪しさ全開のフード付真っ黒なローブを着てる二人の人物(ハモった声からして多分、女性だと思う)が佇んでいた。


(…あれ、この人達いつから…いつのまに、居たんだ?)


そしてもう一人。近くにいたロングスカートのメイドが少し距離を空けた先で(うやうや)しく頭を下げていた。

まるで、中世の時代でよく聞く主君に従う騎士や兵士みたいに…頭を下げている方向的に考えるとボクにしているとしか思えないんだけど…なにこれ?




「「「偉大なる魔王にして我等が主様!おかえりなさいませ!!」」」




「……は?」

聞き間違いじゃなかった!?

魔王って言ったよね!?魔王ってアレか?

人類の天敵扱いのアレ…とか?

どっかこっかのお姫様をさらわせたり……とか?

世界征服や地上支配を狙ったり……とか?

そして、勇者に倒されたり……とか!?



って、ボクが抹殺対象かい!?


「ちょ、あの」



「偉大なる十三英雄が一人にして」



え、英雄……?

なんか大それた呼び方だけど、それって『人間側』じゃなくて『魔族側』の英雄って意味だよね!?そうだよね!?



「幾百の勇者と幾万ものつわものを葬りし、最強の王」



殺っちゃったんだ!?って、幾百!?

最少でも百人以上の勇者を!?

殺っちゃったの!?

比較が判らないけど殺りすぎじゃないかな!?



「されども、同族に裏切られてしまい……我等が駆けつけた時にはもう……」




同族に裏切られて?

うーん?……妬み恨みに、下克上とか?

どのみち裏切られる事をしちゃったのかね……



「「「なので!魂をまず異世界に転生させて時期が来たら戻ってくるように仕掛けました!」」」




「お前らが原因か!!?」




「「「……?」」」



ええい!揃ってキョトンとするな!

罪悪感ゼロか!?



「違うから!ボク、君達の事知らないから!

それにそもそも貴女達は誰ですか!?

ボクは!断じて魔王なんかじゃないからね!?

わかった!?」




むにゅん



「……ん?」

何だ?思わず胸を叩いたら柔らかい反応が返ってきた、つか我ながら痛かったなぁ……力入れすぎたかな?



むにゅ



「柔らかい……?あれ、これ……おっ……って、えぇぇぇぇぇぇうぇぇぇぇぇ!?!?!?」




む!胸!?胸あるよ!?

ボク、女になってる!?

魔王呼ばわりよりもビックリしたわ!?



「な、何これぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」





……こうして、ボクの異世界生活は『性転換』+『魔王様』呼ばわりから始まったのだった……




スローペースになりますが、暖かい眼で見守ってくださると幸いですm(_ _)m


応援、コメントなどいただけると嬉しくて舞い踊りますので気が向いたら宜しくお願いします(((o(*゜∀゜*)o)))


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