『人類史、その後』・・・『詩の群れ』から
『人類史、その後』・・・『詩の群れ』から
㈠
何を以って、人類史とするかは、様々なる思考が必要だな。
そうだな、そもそもが、自分の生きる一歴史が、人類史に影響を与えるかどうか、だろうだ。
だろ、しかし、歴史に残らなくても、自分で歴史は刻むものさ。
成程、で、その後、我々はどうなるんだい?
㈡
それは、分からないな、後世の人々がどうするかだよ。
我々の歴史を一変させるもの、それは確かな何かなんだよな。
そうだよ、難しく考えたって、答えなんてないと、俺もお前も、叫ぶだろうか。
自分の問題さ、何を大切にするかだ。
㈢
人類史、その後、俺の死に際で、俺は俺の記憶を抹殺するさ。
だろうな、だからこそ、詩の群れは、何処かを放浪して、息を吹き返すんだ、だろうだ。