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夢日記  作者: 角砂糖
1/3

2020/06/13 

夢日記。現実と魔法っぽいファンタジー、宗教色があります。

 私は女性、高校生くらいか。オリエンテーションのようなものが開かれている。少し古いビルのような、広い場所。今いる階は、大きな一室とトイレや小さい会議室だけの部屋だった気がする。他の階に泊まっていた気がした。

 確か部活動のような、生活を送るうえで決める所属のようなものを決める会だった。私は決めかねている。どれも宗教色というか、うさんくさい感じがしたからだ。この会でそれぞれのグループがアピールするので、緩いところにしようと思っていた。部活のような雰囲気なので、もうすでに決めている生徒もいる。気弱そうなアンリちゃんも既に所属を決めていた。今であったばかりなのか、クラスみたいなものが一緒なのかはわからないが、そこそこしゃべっている。彼女は私でさえもうさんくさいと知っている、この集まりが行われる前から有名なとある団体に所属していた。確か休憩時間にそれが判明して、周りはドン引きしていた。とはいっても、現実世界にちかい常識を持っているので、『何か事情があるのかもしれないし、この子が布教しているわけでもない』と思い、私を含む数人は一線引いた状態で彼女とは接していた。

 私は決めかねていた。ほとんどの生徒は所属を決めている。ここまできて分かったが、部活というより本当に宗教だった。考え方のグループというか、方向性のグループというか。某魔法学校の組み分けに近いかもしれない。楽しくやりましょう、平和主義です、みたいなものがほとんどで、残りは、能力を測るテストのようなものをしたり、指名があったりして決める子もいた。この時知ったが、異世界ものにありがちな『能力』的なものがみんなにあり、程度の差やこれから学びたいことの差で決めているようだった。程度の差は本当にかなりのもので、まったくなくて知識だけ学びましょうみたいなものや、知識より実践!や、大儀のために高め使っていきましょう、というものなどさまざま。そういえば生徒は女性ばかりだったような気もする。魔女の学校みたいな感じだったのだろうか。後述するが、私は結局学校に通うシーンがなかったので、このへんがわからない。



一通りのアピールタイムが終わり、夕食までの休憩時間がきた。その間に所属を決める。私はアンリちゃんと仲良くなっていた。アンリちゃんは家の事情でそのうさんくさいやつに所属していて、誰かを勧誘しようとは思っていないようだったので、ほかの子も、所属が決まった子などは特に安心してアンリちゃんとしゃべっていた。私を含む数人は、アンリちゃんを励ますため、ある意味興味深いよね、というような言葉をかけていた。

 そんな中、アンリちゃんがいつの間にか風船をつけた冊子?のようなものを持ってきた。私に、まだ決まっていないなら見学に来てほしいと、目を合わさずに言った。私を含むその場にいた子は失望した。仕方なく入っている。あまり好きではない。勧誘も強引だし、お金もとられるし、能力が高い人はどこかへ連れていかれて怖い、とアンリちゃんは言っていたのに。私は「そう言っていたのに?友達をそういう場所に勧誘するんだ?」と責めた。アンリちゃんは「でも私は逆らえないから」「仕方ないから」と私に無理やり冊子をおしつけた。私はそれを手に取らず、それは床へ落ちた。


 夕食が終わり、教師のような人が、私を含む数人に早く決めるよう促した。教師(多分)は一応おすすめをリストアップしてくれていて、この一番上のにするかと思い始めていた時、ビルに異変が起きた。

 この異変のシーンは重要でなかったのか情報量が多かったのか、記憶がほとんどない。教師やアピールタイムにいた団体、アンリちゃんのように家系で決まっている能力を既に持っている子が確か対応していた。攻撃というような強いイベントではないが、じわじわしたいやな感じだったことを覚えている。やはり黒幕はアンリちゃんの所属するうさん臭いやつで、しかしアンリちゃんは怯えて震えていた。こんなこといやだとか、(その所属団体の名前)は嫌だったんだとかつぶやいていた気がする。そこへアピールタイムには来なかった(と思う)団体が現れて、その場は収束した。が、なにやらすぐに対処しなくてはならないと、そのうさんくさい団体に乗り込む算段が組まれていた。先生や、そのうさん臭い団体と敵対する団体が話し合っていた。ふと、青い服の青年と目が合った。その青年は私に協力するように言った。ご都合主義で、たぶん私が能力が高いとかそういうことを言ったのだと思う。私はすごく嫌だったが、そういえば私は今夢の主人公だったと突然認識して、一転すすんでその誘いを受けた。



 青い服の青年は、確か青いポロシャツに象牙色のチノパンを履いていたきがした。ちょっと浮いて移動したり、なにやら超能力のような魔法のようなことを教えられながら敵の本拠地に向かっていったのだが、その間は彼に触れていなくてはならかったので(浮くときなど、習得していないときに手を離すと落ちる、というような感じ)、彼の腕の温かさや、ポロシャツの感触が印象深い。彼とは、二時間の映画のように急速に親密になっていった。彼は私を褒めて伸ばし、守ってくれ、私の脳は多分お話を作るのに飽きたのだろうか、とりあえず修業しながらの移動と親密度合いははしょりながらすすんだ。


 敵の本拠地につく頃にはもうだいぶ親密だった。たぶん、この戦いが終わったらもう会えないのかなみたいなことをお互いが思うような余裕っぷりを見せながらの戦い?だったと思う。戦いとはいうが、普段夢で見るバトル系のものとは違って、よく思い出せないが、じわじわしていた。命はかかっているけど、ドーンとかバーンとかじゃなく、じわじわ。これはいつか思い出したら記そう。

 とにかく戦いにはご都合主義で勝ち(緊迫感は薄め)、私と彼はいつのまにか多分恋仲になった。私は所属を彼と同じ団体に正式に決め、いつの間にか学校も卒業し、シーンは友達の結婚式に変わっていた。



 結婚する友達は、現実で高校の時友達だった女の子。海辺?海の上?中?の建物で、彼女もなかなかの能力者、結婚相手よりも彼女のほうが優秀らしい。集まった友人たちで、アンリちゃんは結局あの団体の残党から抜け出せず、能力が低いのが幸いして、肩身の狭い思いをしつつも、結婚して子供もいて、連絡自体はとれるようだ、との情報交換をした。あの時の○○ちゃん(私)、すごく怒ってたよね、なんて夢の序盤の話をされ、アンリちゃんのことを懐かしみつつ、お互いの近況や、きょう結婚する友達の話などをしていた。私はどうやらあまり学校には通わず、青い服の彼とその団体で仕事や勉強をしていたらしい。それなのに親しくしてくれる友人がいるのはありがたいことだと思った。


 話が盛り上がっていると、突然結婚する友達のお母さんが血相を変えてやってきて、花嫁が行方不明だといった。ここからは昔夢で見たことがあった気がした。私はデジャブを感じて、探してくると会場を出た。心当たりがあった。何パターンか見てきたが、一番最悪なのは、深海に沈んで死んでいたのだ。自殺だ。

 出ると青い服の青年が(もう青い服ではないが、名前がわからない)、どうした、と聞いてきた。彼は私に対して恋仲であるにも関わらずストーカーのようにつきまとっていた。私はそれが特に嫌ではなかった。いわゆるヤンデレっぽいところがあって、どこへ行くにも一緒か送り向かえをして、常に私を監視していた。私は彼に、花嫁が行方不明になった。先は何パターンかある、最悪のパターンの方へ急ぐから、あなたの部下に、地上との連絡の橋渡しをさせて、と伝えた。つまり私は深海へ行き、彼は当然ついてくるから、部下を花嫁の母親につかせ、見つかったら彼を通して私にも教えてくれということだった。私は深海へ行った。


 水中は途中までは能力なのか息苦しくない。だが深海はそうではなかった。運がいいのか悪いのか、私が記憶にある場所は深海洞窟の中で、上に空気があり、息継ぎができたからより探せた。彼は私より能力が高いから、息継ぎはあまりしないで探せていたけど、私は不安もあったのか何度も息継ぎしながら花嫁を探した。記憶をたどると、イソギンチャクだと思ったのが花嫁の髪だか手だかだったから、イソギンチャクを何個も掘り起こしは戻した。彼は私を止めたそうだったけど、何も言わないでくれた。深海は体に負担のようだったから。

 見つからないことに不安と安堵を交互に感じた。深海のパターンじゃないのかもしれない、確かただトイレにいたのを母親が見逃してパニックになっていたパターンや、マリッジブルーで散歩していただけのパターンもあった。でも、もし深海にいたら、すぐ見つけられたら死ななくても済むかもしれないと焦りもあった。時間がたつにつれ、動悸までしてくる。あたり一帯のイソギンチャクは掘り起こした。もう少し洞窟を出たところも探そうかと思ったとき、彼が私を止めた。洞窟から出ると息が続かなくなるから止められたのかと不安になったが、違った。花嫁が見つかった報告だった。私は安堵した。すぐに会場へ帰った。私は息継ぎが足りなかったのか、ちょっとふらふらしていた。彼が支えてくれながらみんなのところへ向かう。花嫁は、ごめんねとすごく謝ってくれたが、彼女はただ忘れ物を取りに宿泊先へ戻っていただけだった。花婿にはそのことを伝え、花婿はあいさつ回りをしていた。花嫁の母親は、あいさつ回りをしていた花婿が行き先を知っているとは思わず、花婿に黙って行方をくらましたと思い込んで私たち友人に慌てて知らせに来たのだった。私は「私が早とちりしたから」と笑ったが、花嫁は私がほかの未来を見ていたことを察して、「私は何の不安もなく幸せだよ」と言ってくれた。私にとっては一番安心する言葉だった。



 結婚式は無事に終わって、私も恋人と滞在先へ帰った。彼は私に、君にもああいうことをしてあげたい(結婚式のこと)と言った。ただそれは叶わないことだった。確か一族が一つの場所にそろった時に敵襲があるとまずいからみたいなことで、式自体を禁止していた気がする。葬式もなしだ。私はそれを承知であなたといるからといった気がする。もう夢が終わりそうで、そうなると「さっさとおわらせよう」みたいなエンディング感を夢が出してくる。

 もうそこからは曖昧だが、とにかくよかったねみたいな会話と、また会えるからもう一度この世界を見てもいいと彼にいい、でも内心はパターン的に怖い夢になりそうな分岐をたくさん感じたのでもう見たくないとも思っていた。夢の主人公である私のためにまた彼と出会う世界を見てあげたい気持ちと、命を懸けるつかれる夢は見たくない本音を思いながら夢から覚めた。

私の夢は、物語をスムーズに進めるためにとりあえず恋愛を入れているようです。そうすれば、ピンチの時支えあえたり、いざこざで話を展開させたり、シリアスなシーンで疲れた精神を幸せな恋愛で回復させることができると考えているのでしょう。シナリオを作っている部署がどうつくっているかはわかりませんが、多分そうだと思います。

私は夢の中で、味覚、嗅覚、痛覚、触感、息苦しさや不安まで、現実と同じ感覚を覚えます。だから夢の中で死んでしまうのはとても怖いです。今のところないです。すごくヤバイ時は、ご都合展開ができたり、できなかったらやり直しができます。今のところは。やり直しは結構きついです。同じ苦しみをもう一度経験しなければならないし、ほかの登場人物は初めてのことだから、なかなかうまくいかない。

体が男だったり女だったり、人間でなかったり。そういう感覚もちゃんとあります。例えば羽根やたくさん脚がある生き物の時もありますが、ちゃんと感覚があって動かせます。不思議です。

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