風邪
朝9時 朝食を部屋で食べている 何でこんなことになったのかはわからないが 今日は風邪をひいたので学校を休むことにした 朝 なんとなく3時に目が覚めたので体温計で計ったらいつもより 体温が高かった、それに 体調も少し悪かった だから大事を取って学校には行かないことにした メッセージで翼くんに今日は学校を休むよという連絡を飛ばし ベッドに再び寝ころんだ そのあと 兄さんが朝食を部屋まで持ってきた
そのあと 僕は兄さんの運転で病院に行くことになった 出発時間までのんびりしている こころなしか体がフワフワしなくもない 少し眠っていくことにする
病院に到着 寝ていたのでゆすられて起こされたら 汗だらだら そりゃあそうだ悪夢を見ていたからである おろおろしながら病院のベンチに腰を掛けた、初めての場所の病院 ここからかかりつけ医になるのかな? そんな考えをしながら 斜め上を見ながら居た 「兄さん、ここって人間しか来ないの?」と聞いてみると 「母ちゃんがここに連れて行きなさいって、」もしかしてママ、獣人と人間で軽く差別をしていない? まあ人間を見るのは人間が一番良いのはわかっている 「あれだよあれ 種族が統一していると処方できる薬の種類が少なくて済むじゃん 病院の設備も人間だけしか来ないんだから人間専用で割安で済むじゃん」もしかして節約思考 そのまんまだった
少しすると呼ばれる 「野上さーん」ちなみに言い忘れていた 僕は野上けんた(のがみけんた) お隣さんは森尾翼 兄さんと一緒に診察室に入って行った 僕はだるなので 兄さんが変わりに話してくれるとのこと そして診察が始まった ありきたりな診療所だけど 設備は人間サイズでどことなく安心感があった
なんかろくでもないことを考えながら診察を受けていると 栄養剤を点滴したほうがいいね ということで 腕にちくっをされた いつの歳になっても注射は痛い 点滴を僕にしている間 兄さんは学校のことを色々聞いてきた 「それより兄さん?大学はどうしたの? 僕が風邪ひいたから休んだの?」そんな感じで聞くと その通りという感じの反応が見られた
一時間以上 病院で睡眠をした後 点滴が終わったらしくて 処方箋を出される 、、、インフルエンザらしい がっこー行きたいな―― お薬は隣の薬局でもらってねとのことだった 兄さんが会計を済ませてくれた そのあと薬局で経口補水液やらいろいろ購入した 翼くんに インフルエンザなので数日間は一人で登校してねとメッセージを飛ばした
家に帰る道中で 一人でとぼとぼ歩いている翼を考えてちょっと悲しくなった 家に着くと部屋に戻って1週間の監禁が始まった 治るまで部屋から出ちゃだめだよ お薬は僕が持っているから ということで兄さんがうがい薬をしたり 珍しく手を洗っている
兄さんが学校にインフルエンザだったことを連絡すると 解熱後3日は登校を控えてくださいとのことだった 僕の退屈な生活が始まる 早めの夜ご飯を食べて ベッドで横になって変な妄想を浮かべていると チャイムを鳴らされた BGM:コンビニの入店音 兄さんがどちら~?と聞いている さんきゅー渡しとくね~って感じで話が進んでいた 外を見ると4人、、、あれ 部活の皆じゃん 窓を開けて手を振ると 橋野先輩が気づいた 「こら!大声を出すな! 安静にしてろ!」そして部長が「元気になったらまたみんなで駄弁ろうね!」との 水川先輩が「お前がいないと翼が元気なくしてるから 早く元気になれよ!」だった 翼がプンスカしている かわいい そして来たバスに乗って消えていった
少しした後に兄さんが紙袋を持ってきた 「お前の友達からだよ、」と なんかいっぱい入ってそうだった アセトアミノフィンやら、経口補水液やら 宿題やら、おい翼 病人に宿題をさせるな!w 先輩達からのメッセージも書いてあった 「元気になったらみんなで騒ごうぜ」とか「熱が下がっても登校は控えろよな」「翼くん 君がいないと終始笑顔が無かったよ」とかだった
メッセージで今後の予定が書いてあった 夏休明に、文化祭 その後雪降り始めたら雪かきなどが控えていると書いてあった
2日目 体温は依然と高く 家でゴロゴロしている生活があった・・・ あれ? 金曜日に解熱したら火曜日まで登校できないんじゃね? と思った 早く意地でも直さなければ 僕の好きな人が倒れてしまう そのほか熱によくある変な妄想やらいろいろしてたら1日が終わった
数日後 体調は回復し登校禁止週間も期限が切れて 家を出た 翼くん、朝なのに居ねえな
メッセージを見ると、「わりい 俺も風邪ひいたわ」ということだった もう笑えて来る