#23 マタタビ
ドアを開ける 自室に到着した僕は、机の上に荷物を載せて、隣にあるベッドに腰掛ける。
学校から配布された資料に目を通しながら、音楽を聴く。
ドアが空く音がする、「おやつもってきたんだけど、食べる?」とのことだった。
お菓子はポテトチップスだのチョコ菓子だの数種類あった。
ポテトチップスを手に取りかじって行く 宿題なんてやらなくていいや!
「待て、なんでお前お菓子の場所知ってるんだ」と聞くと「けんたままが教えてくれた」と言っている、可愛いやつめ そのままベッドに押し倒される。濃厚なキスを堪能する 「ちゅ、」竜人特有の細長いベロが太い僕のベロに絡まる。かわいいやつだ。そのまま数分間べろちゅーをしながら抱き合っていた
はっきり言って好き、ツバを袖で拭きながら、はっきり好きだと好意を伝えた。そしたらまた押し倒されて、第二ラウンドが始まった。
第二ラウンドを終えた後は、そのままベッドで昼寝。頭が体を動かした後に昼寝は快適だ。
ひと眠り終えた後に。二人は起きがけのキスを一つ、翼とけんたがひとつになった。
「そういえばけんた 俺に内緒で何かやってない?」
猫用のマタタビを試したことくらいしか記憶に無いんだけどいつの話だ? 癖になるから昨日も摂取したんだよね
「にゃーお、ごめんなさいマタタビをキメてました」
キスの味でバレるとかどこまで俺のこと知ってるんだこいつは
「マタタビはアレルギーになっちゃうから 摂取は1ヶ月に一度だけ。」「それとマタタビ食べた後は一週間キスしない!」キスしてきたのはお前の方だろ翼 かわいいけど。
竜人にマタタビの危険性をいちいち説明されている、なんでそんなに詳しいんだ?
「俺も前までマタタビキメてて、中学卒業する頃にはマタタビからも卒業したんだ。 確か週一のペースで食べてたからなあ、家族にばれたときはめちゃくちゃ怒られたなあ、だからけんたもやめような」指さしで指摘された。そういえばなんでわかったんだろう。「懐かしい味がしてわかっちゃった。」味ハンターかよ
一通り説教を終えたあとにキッチンにジュースを補給しにいくと、机の上に見知った物が置いてあった。「翼くん帰ったらこれのことについて詳しく聞くからね。」そう 昨日買ったマタタビである まだ封がしっかりしてあって 猫人が枕にしても匂いに気づかない商品だ 真空パックになっていて 一つずつ小さく小分けにしてあって口の頬に挟んで食べるタイプのマタタビである。昨日専門家が副作用なり未成年の乱用について話してたな。翼くんが摂取してたのは注射器に入っていて血管に刺すタイプの闇流れのマタタビだった。覚せい剤と乱用される薬物の首位を争っている。「お母さんも悪く言わないであげて、僕も使ってたから」と翼が言うと「うちはうち よそはよそ」ってしっかり言い切られた
今日は一通り勉強してマタタビについて語り明かしたので帰ることにする翼くん 「またなんかあったら言えよな!隣から見てるぞ。」と言い切られ 翼は隣の家に戻って行った
「今日はパパも早く帰ってくるし 家族全員でマタタビの危険性や副作用について勉強しましょ。」と言われ 説教じゃないことは確信して部屋に戻って行った あのマタタビどこで流出したかな 提出物にくっついてちゃったのかな。
学校のカバンを見るとまだばれてないマタタビが2袋入っていた。 くっつく場所がないか確認するために取り出した 売値シールがベトベトしている きっとこれにくっついたんだな 昨日の提出物はなんだっけ。3月の受験休みのお知らせだったっけ。
うとうとしてるとバイトから帰ってきた兄さんが「けんたマタタビなんて買ってどうするんだ」って聞いてきたり マタタビカードって知ってるか?って聞いてきた。「なにそれ」僕がきくと「春からマタタビ購入するにはカードを提示しないといけなくなるんだぜ。」
「で 兄さんは?」俺か持ってるぜって感じにカードを見せてきた。どれどれ。 氏名住所血液型 使用可能なマタタビの品種 購入履歴はIC記録と 結構いっぱい書いてある 自室にあるICカード読取り機でタッチすると 兄さんがカード作った日からのマタタビ購入履歴が載っている 週1のペースで購入してあって なになに、薬局から適正利用について指導受けただと。兄さん! 隙をついて兄さんがマタタビカードを回収してった 「おかげでヌク時もマタタビが無いとイケない体になってしまってね。」なるほど、兄さんが猫人みたいに見えてきた そんな会話をしてると親父が帰ってきた。
「二人共降りてきなさーい」親父の特徴のある声で二人はキッチンに降りていった。
親父は帰りのバスでけんたのマタタビのことは知っていた。キッチンテーブルの上にマタタビと夕食が並んでいる今日はピザパーティーをする予定だったので机の上には美味しそうで湯気が立っているピザが載っている もちろんレンチンである。お隣さんに言えば直火で焼いてもらえそうだと思った。これどこで買った、と親父が聞いてきた「ウエルシア水野駅前店」店員さんから何か言われたか「いえなにも」これを指さしながら色々聞いてくる。いつから摂取してる。「冬休み明けから 好奇心で買った」と説明した「君のような好奇心で身も心もボロボロになったやつを俺は知っている」と親父は兄さんを指差した。
よるベッドに潜りながらマタタビの副作用を検索する 色々出てきた。
「マタタビくん 会議はどうだった」と翼からメッセージが来た 「会議疲れたよ」と返事をした 「まさか兄さんがマタタビ中毒者だったなんて」へえって返ってきた。今度からおこずかいは欲しいものを宣告してお金をもらうようにした。兄さんは地域の断薬センターにでも放り込むかっていう話になっている。その話はまた今度したいなって思っている翼ちゃんに質問されるたびに、マタタビくんってつけられるのお前もマタタビくんだろって返事をしたら、「もうやめたから違うもん」って返ってきた。
その日はもう就寝した
マタタビ決めたい




