夏休み(2)
俺は翼 今日は何をしよう 隣の家は僕の幼馴染が住んでいる ・・・ここの土地にもだいぶ慣れてきた 前住んでいた土地を離れ いまの広大な土地に住んでいる さて今日は何をしよう・・・けんたを呼び出してどこか遊びに行くのも得策だ でも気温は30度 前の家に住んでいた時は40度くらいまでフツ―に上がるから ここは過ごしやすいかもしれない でも人間の子は暑いのかもしれない とりあえず 外に出てみる あついなーとか思いながら 翼の部屋から見やすい位置に立ってみる 今日もカーテンが全開だ 何をしているのかな? 目を凝らして覗いてみると 何やら夏休み宿題をしているようではない DSでもやっているのではないかな?
メッセージアプリで 外来てな?とか打ち込むと 窓を覗いたけんた ピースを飛ばすと 少しして玄関から出てきた さてどこ行こうか?と考えた 二人のお財布を覗いてにっこりした後 どこ行こうかと考え始めた 「こんな時だし プールに行こうぜ?」 と俺が提案する けんたが照れ始める その一言でOKの様子だ 二人共 いったん部屋に戻って 水着の準備だ 「翼ちゃん 水色の水着はNGだからね?!」と聞いてきた なんでだろう?
水着を家から取ってきた カバンに入れて家を出た そしてけんたくんと一緒に家の前のバス停に集まった 来たバスに乗り込み 近くの屋内プールに向かった 気が付くと俺の水着が入ったバッグをごそごそしている 「おわっ何すんだよ?!」 水色の水着だったたら公衆の前で すっぽんぽんになるのと同じだよ!と言われた 言ってて恥ずかしそうにしている そりゃそうだ バスは温水プール最寄りに停車した 運賃を支払い下車した 券売機で入場券を買い 改札を通り中に入って行った 更衣室は小銭を入れて鍵を閉めるタイプだ 尻尾の上のロックを取るとズボンが自由落下する 自分は持ってきた白色の水着を履いてタオルを持ったけど けんた君がまだ着替えていたようだ 「おそいぞ」 おわっ!早いなあおい! っていう感じにしている 冷たいシャワー地帯を通り抜ける 結構大きなようだ けんたがすごいなーーーっていっている それじゃあ何もできないので 腕をつかんでスライダーに連れていく 「わっ!」スライダーに到着した 結構長い なんか2人でのってやる チューブスライダーのようなものだ 俺が後ろ けんたが前だ 「しっかりつかまってくださいね!」と言われた スライダーが動いていく スタートダッシュのようだ 右に左にうねうねしていく
地上に降りたとき 気が付いたらけんたに抱き付いていた 自分でもびっくりした 「おわっ!翼!離せ!」 なんでだきついたんだろう 流れるプールでは けんたに浮き輪をひっくり返されたくらいなのと 水を掛け合ったりしたことだ 少ししてランチを食べる いつものソーセージを買ってきて けんたにあげた けんたがソーセージを食べている風景を見ると ほっこりしていく 「どした翼?」かわいいなぁ 少し翼のことを観察していると ほっぺに水をつけられた 「ひゃわ!」 いつものお返しだと言わんばかりの笑顔だ ・・・わしゃわしゃとなでると 持ってきた食器を片付ける 二人で造波プールに入った しばらく波に打たれていると さすがに酔ったのかもしれないから 今日は帰ることにした 「かわいいなぁ」 ん?という感じでけんたに見られる
思っていることがだだ漏れだよ?っていう感じで見られた そして更衣室 水を流して体をふいた けんたちゃんの背中を拭いた かわいいなぁ けんたがパンツをはいている きれいなお尻が目に入った 可愛いなぁ これじゃあ俺が変態だ 気が付いたら鼻から流れるものを感じた そして鼻をふさいで着替えを続ける
そのあとアイスクリームを二人で食べて 2ショを取った かわいいなぁ けんたのほっぺにチョコが付いているから拭いて舐めた おいしい 「けんたの味がする」 そして最高の笑顔の瞬間でハグをした (大丈夫誰も見られていない)安全のために左右をみて 建物を見た 疲れているから思考が阿保になるかもしれないから この場で告白はしな・・? 「翼、僕 君のことが好きなのかもしれない いや訂正する おまえのことが好きだ」 プールで思考がなまっているのは けんたも一緒だった 「ああ おれもだいすきだ」 その返事で新しい生活が始まった 「隣の家に好きな人が住んでいるって とても不思議な感じがする」
そのあと いつも通りにバスに乗り込んで家に帰った