マオ
「 どうして魔物さん達に〈 大自然の法則 〉を学ばせるんだ? 」
セロフィート
「 〈 時空の亀裂 〉の悪影響を受け難くする為です。
〈 器人形 〉の中にいる間は〈 時空の亀裂 〉の悪影響を受け難いです。
とは言っても少なからず悪影響は受けます。
〈 器人形 〉から出てしまえば、〈 時空の亀裂 〉の悪影響を容赦なく受ける事になります。
其を防ぐ為にも魔物さん達には〈 久遠実成 〉の定められた〈 大自然の法則 〉を学んでいただきます 」
マオ
「 でもさ、どうやって〈 大自然の法則 〉を学ばせるんだよ? 」
セロフィート
「 此を使います 」
そう言ったセロは腰に付けてるポーチから何かを出した。
マオ
「 セロ、其は? 」
セロフィート
「 〈 大自然の法則 〉と〈 大陸の法則 〉の内容を魔物さん達にも理解し易い様にワタシが直々に翻訳した経典と教典です 」
マオ
「 ……へ??
セロが翻訳した?? 」
セロフィート
「 そうです。
経典は神父と尼僧用です。
魔物さん達用は教典です 」
マオ
「 〈 大自然の法則 〉と〈 大陸の法則 〉を学べば、〈 器人形 〉に入ってない魔物の姿をしていても〈 時空の亀裂 〉の悪影響を受け難くなるのか?
本当に?? 」
セロフィート
「 真に正しい本統の教えを学べるのです。
御守護の力は強まります。
魔物の姿で居ても〈 時空の亀裂 〉の悪影響を受け難くなります 」
マオ
「 ……何れぐらい減らせるんだ? 」
セロフィート
「 そうですね…。
魔物さん達の姿のままならば、100%受けます。
〈 器人形 〉の中に居れば、50%に防げます。
教えを学べば、90%も防げる様になります。
0%に出来なくても、10%迄減らせます。
どうです?
学ぶ意味はあるでしょう? 」
マオ
「 う、うん…。
そんなに90%も防げるなんて、凄いよな。
ロードさん,ドラコさん,デュラジャーさんも教えを学んでるの? 」
ポスティルグロード
「 勿論だよ。
故郷の≪ 魔界 ≫には帰れないし、≪ エルゼシア大陸 ≫から出られない。
≪ エルゼシア大陸 ≫から出られないなら、セロさんが直々に翻訳してくれた教えを学ぶに越した事だろ?
今じゃあ、≪ エルゼシア大陸 ≫の陸民よりも、〈 大自然の法則 〉〈 大陸の法則 〉に詳しくなってるよ。
神職者になって広めたいぐさいさ! 」
セロフィート
「 おや?
≪ エルゼシア大陸 ≫を巡回して菩薩行してみます? 」
ポスティルグロード
「 セロさん?!
間に受けないでください! 」
セロフィート
「 間に受けてはいけません? 」
ポスティルグロード
「 人間に〈 大陸りく仰こう神しん神しん 〉の教おしえを広ひろめる魔ま族ぞくディモムが何ど処こに居います? 」
セロフィート
「 ロードさんが居います。
冒ぼう険けん者しゃを続つづけながら〈 久遠宇宙大自然の大実成きなお力の根原 〉の教おしえを広ひろめてください 」
ポスティルグロード
「 セロさんっ!
{ ……オレにはセロさんから直じき々じきに与あたえられた役やく目めがあるじゃないですか! }」
セロフィート
「 そうでしたね。
では兼けん任にんしてください。
菩ぼ薩さつ行ぎょうは強きょう制せい出で来きませんし、ロードさんが決きめてください 」
ポスティルグロード
「 セロさん…。
言いい方かたが狡ずるいですよ…。
断ことわれないじゃないですか… 」
セロフィート
「 ロードさんにお任まかせします。
──マオ、そろそろ戻もどりましょう 」
マオ
「 戻もどる?
戻もどるって何ど処こにだ?? 」
セロフィート
「 ≪ 港みなとキャット街まちフィシュ ≫に決きまってます 」
マオ
「 あ……あぁ、うん…。
≪ 港みなとキャット街まちフィシュ ≫に戻もどって、冒ぼう険けん者しゃギルドに寄よるんだよな 」
セロフィート
「 そうです。
柩ひつぎと魔ま剣けんを渡わたします 」