──*──*──*── 庭園
セロと一緒に立ち寄った庭園は、言葉では表せられない程に美しかった。
咲き誇っている様々な花達は水に濡れてキラキラと輝いている。
季節に関係無く咲いているのは、間違いなく古代魔法の力なんだろうな。
マオ
「 此処こ園えんに咲さいてる花はなフラワーを教きょう会かいで買かって供そなえる事ことが出で来きるんだな 」
セロフィート
「 気きに入いりました? 」
マオ
「 うん!
まるで心こころが洗あらわれる感かんじがする!
──黄き色いろいイエロー煉れん瓦がブリックだ。
セロはさ、黄き色いろイエローが好すきだよな 」
セロフィート
「 目め立だちますし。
蛍けい光こう煉れん瓦がブリックにしてます。
夜や間かんは光ひかりますよ 」
マオ
「 夜よるナイトの庭てい園えんガーデンも綺キ麗レイそうだな。
──馬ば車しゃの乗じょう降こう所じょは何ど処こにあるんだ? 」
セロフィート
「 未まだ作つくってません。
温おん泉せん宿やどの完かん成せいと同どう時じですね 」
マオ
「 じゃあ、未まだ先さきになるんだな 」
セロフィート
「 そうですね 」
黄き色いろいイエロー煉れん瓦がブリックの上うえに花はなフラワーが巻まかれているアーチが1mメートル間かん隔かくに設せっ置ちされている。
チュールやリボンカーテンが付ついている観かん賞しょう用ようのお洒しゃ落れなフラワーアーチも設せっ置ちされていて、近ちかくにはテーブルと椅イ子スチェアも置おかれている。
お洒しゃ落れなフラワーアーチをバックにして、一寸ちょっとしたお茶ちゃ会かいを楽たのしめる様ようになってるみたいだ。
心ここ地ちの好いい風かぜに靡なびいてるチュールやリボンカーテンがヒラヒラと揺ゆれていて、何なんか…良いいなぁ〜〜(////)
とてもじゃないけど、教きょう会かいの庭てい園えんガーデンだなんて思おもえない!
別べつ世せ界かいに居いるんじゃないかって錯さっ覚かくして勘かん違ちがいしちゃう!!
ユニコーンとか妖よう精せいフェアリー達たちと会あえそうな神しん秘ぴ的てきな雰ふん囲い気きだよ〜〜。
マオ
「 濃こい色いろの花はなフラワーや薄うすい色いろの花はなフラワーの絶ぜつ妙みょうな配はい置ちにセンスを感かんじるよ!
まるでさ、不ふワ思しン議ぎのダー国くにランドの素す敵てきな庭てい園えんガーデンに迷まよい込こんだみたいだな! 」
セロフィート
「 気きに入いってくれて嬉うれしいです♪ 」
マオ
「 デートに持もって来こいの場ば所しょだよな〜〜 」
セロと一いっ緒しょに歩あるきながら、暫しばらく庭てい園えんガーデンを見けん学がくをした。
何い時つ迄まででも歩あるきながら見みていたいけど、黄き色いろいイエロー煉れん瓦がブリックの道みちが終おわろうとしている。
出で口ぐちにあるフラワーアーチを通とおり過すぎた。
庭てい園えんガーデンを楽たのしんだ後あとには、セロに依よって綺キ麗レイに作つくり直なおされた墓ぼ地ちが視し界かいに入はいって来きた。