マオ
「 オレは構わないよ。
“ 神降ろし ” とか〈 四魂 〉に御魂が宿る所を直に見てみたいしな!
≪ 港街 ≫に戻ったら、冒険者ギルドに寄って、依頼の報告するんだよな? 」
セロフィート
「 剣騎士の遺体と回収した魔剣を渡すのを忘れないでください。
報酬の受け取りもです。
今回の報酬は少ないと思いますけど 」
マオ
「 そうだよな……。
誰も助けれなかったもんな……。
報酬が貰えなくても仕方無いと思うよ… 」
セロフィート
「 冒険者ギルドを出たら宿屋へ戻り、チェックインしましょう。
明日中に≪ 港街 ≫を出ます 」
マオ
「 へ?!
明日中に出るのか??
滞在期間が短過ぎないか?
だってさ、明日って未だ5日目だろ。
せめて明後日にしないか? 」
セロフィート
「 長居は無用です 」
マオ
「 長居って……。
5日間を “ 長居 ” とは言わないと思うんだけど…… 」
セロフィート
「 もっと滞在したいです? 」
マオ
「 うん…。
だってさ、未だ≪ 港街 ≫の中を見て回ってないだろ?
《 宿屋街 》と冒険者ギルドしか行ってないじゃんか。
地図を買って、色んな所に行こうよ! 」
セロフィート
「 マオが望むなら。
もう少しだけ、滞在するとしましょう 」
マオ
「 セロ、有り難な! 」
セロフィート
「 最低でも10日目には≪ 港街 ≫を出ます。
良いです? 」
マオ
「 其でいいよ! 」
にゅいには早く会いたいけど、セロとデートしたい!!
明日は1日潰れるだろうけど、明後日からは、セロと一緒に≪ 港街 ≫を楽しむぞ!!
何事も無く過ごせたらいいな。
随分セロと話し込んじゃったけど、今って何時頃だろ?
此処には時と計けいが無ないから時じ間かんが分わからないんだよなぁ…。
マオ
「 セロ、今いまが何なん時じなのか分わかるか? 」
セロフィート
「 時じ間かんです?
結けっ界かい魔ま法ほうマジカル陣じんサークルを24時じ間かん時ど計けいにしてますけど 」
マオ
「 半はん径けい100mメートルの時と計けいなんて見みたって分わかんないだろ!
もっと見み易やすい時と計けいを用よう意いしてほしいんですけど… 」
セロフィート
「 マオの我わが儘ままさん。
今いまは22時じ過すぎです。
寝ねます? 」
マオ
「 そうだなぁ〜〜。
22時じなら寝ねようかな。
セロはどうするんだ?
オレと一いっ緒しょに寝ねてくれるの? 」
セロフィート
「 おや?
朝あさ迄までコースを御ご所しょ望もうです? 」
マオ
「 何なんでだよ!(////)
明日あしたは下したに居いるゾンビを倒たおさないといけないって言いうのに、体たい力りょく削けずってどうすんだよ!
今こん夜やは何なんにもしない!! 」
セロフィート
「 残ざん念ねんです… 」
うわぁ〜〜もうっ!!(////)
何なんでそんなに心しん底そこ残ざん念ねんそうな顔かおしてくれるんだよっ(////)
気きが変きわっちゃうじゃないか!!
だ…駄ダ目メだぞ、マオ!
明日あしたに備そなえて体たい力りょくを温おん存ぞんしとかないといけないんだからな!!
マオ
「 …………じゃあさ…オレに何なにか歌うたってよ 」
セロフィート
「 何なにか…とは? 」
マオ
「 詩しい歌かの中なかに子こ守もり唄うたとかあったりするの? 」
セロフィート
「 ありますけど。
マオは子こ守もり唄うたを聞ききながら眠ねむりたいです? 」
マオ
「 いいだろ!(////)
あっ、でも…セロは子こ守もり唄うたを歌うたった事ことあるのか? 」
セロフィート
「 ふふふ。
ありますけど? 」
マオ
「 あるんだ… 」
誰だれに歌うたったんだよっ!!
気きになるっ!!
マオ
「 ──セロ、誰だれに歌うたったんだよ? 」
セロフィート
「 おや?
気きになります? 」
マオ
「 〜〜〜〜気きになったら駄ダ目メなのかよ! 」
セロフィート
「 もしかして…嫉しっ妬としてくれてます? 」
マオ
「 悪わるいかよ(////)」
セロフィート
「 安あん心しんしてください。
歌うたいましたけど、子こ供どもチャイルド相あい手てにです 」
マオ
「 子こ供どもチャイルド相あい手てぇ〜〜〜。
本ほん当とかよ〜〜。
吟ぎん遊ゆう詩し人じんって子こ供どもチャイルドに子こ守もり唄うたを歌うったりするもんなのか? 」
セロフィート
「 あまりないです。
抑そもそも、吟ぎん遊ゆう詩し人じんは稼かせげない孤こ児じ院いんで歌うたったりしません 」
マオ
「 …………セロは孤こ児じ院いんで歌うたったりするんだな 」
セロフィート
「 ワタシは稼かせぐ為ために詩しい歌かを歌うたいませんし 」
マオ
「 そうだったよな…。
態わざ々わざ稼かせがなくてもセロなら、お金かねを大たい量りょうに作つくれちゃうんだもんな 」
セロフィート
「 そういう事ことです 」
マオ
「 どんな子こ守もり唄うたを孤こ児じ達たちに聞きかせたんだ? 」
セロフィート
「 聞ききたいなら、マオの為ためだけに歌うたいましょう。
ベッドへ行いきます?
其それとも此このままワタシの膝ひざ枕まくらで寝ねます? 」
マオ
「 ………………セロの膝ひざ枕まくらがいいです(////)」
セロフィート
「 では此このまま聞きいてください 」
ふわり…と柔やわらかく微ほほ笑えんだセロは、オレの髪かみを優やさしく撫なでながら、子こ守もり唄うたを歌うたってくれた。
セロが歌うたってくれてる子こ守もり唄うたは、何なんだか不ふ思し議ぎな歌うたで────。
誰だれよりも美うつくしいセロの歌うた声ごえに聞きき惚ぼれながら、オレの意い識しきは徐じょ々じょに薄うすれて行いく……。
瞼まぶたが重おもくなって…………、オレは意い識しきを手て離ばなしていた。
心ここ地ち好よくて……ユラユラして……あぁ…起おきたくないや……。