✅ 廃村 10 / 再会 3
何だよ、其…。
嬉しいじゃんか(////)
実はオレ、態と遠回りな道を歩いて穴へ向かっていた。
だって、直ぐに着いたら、セロとイチャイチャ出来ないからな!
ほんの一寸くらい、セロとイチャイチャしながら歩いたって許されると思う!
マオ
「 ──セロ、もう直ぐ着くよ! 」
セロフィート
「 そうです?
随分な遠回りですね 」
ぎっくぅ〜〜〜!!
あれれれぇ〜??
オレが態と遠回りしてたのバレてたの?!
マオ
「 …く、暗いからな!
そりゃ、道だって間違えるよ!
彼此ボロくて目印になる様な物だって無い訳だしさ! 」
セロフィート
「 ふふふ…。
今回は、そう言う事にしときましょう 」
マオ
「 お、おう…。
有り難な(////)」
セロフィート
「 おや?
素直ですね。
もしかして、本当に遠回りしてました? 」
マオ
「 はぁぁぁぁん?!
な、何言ってんの?
そんな訳ないだろ?!
何で態々遠回りする必要があるんだよ??
おかしな事、言うなよ… 」
ヤバちゃ!!
カマ掛けられた?!
不意打ちするとかズッコイ!!
セロフィート
「 そうです?
……少しでも『 ワタシと歩いていたい 』と思ってくれているのかと思って……。
自惚れでしたね… 」
マオ
「 〜〜〜〜〜〜(////)
…………ごめん… 」
セロフィート
「 はて?
何故マオが謝ります? 」
マオ
「 …………自惚れてればいいよ!! 」
セロフィート
「 はい? 」
マオ
「 …………嘘吐いたんだ…。
…………態と遠回りしてたの!
少しでも長くセロと歩きたかったから!
嘘じゃないんだからな!
だから…そんな悲しそうな顔するなよ(////)」
セロフィート
「 ははぁ…。
やはり遠回りしてましたか。
可愛い事してくれますね 」
マオ
「 ──か…可愛い、言うな!(////)」
セロフィート
「 はいはい♪ 」
もう!
また、セロのペースに流された!
結局…セロにはバレちゃうんだよな……。
悶々と考えながら歩いてると、穴の前に着いた。
マオ
「 此が土魔法で作った穴だよ。
半径100m,直径100mの巨大な穴なんだ!
凄いだろ! 」
オレは胸を張って自慢気にセロに教えた。
セロフィート
「 穴の中のゾンビは、たったのあれだけです? 」
マオ
「 へ?
たったの??
いや、沢山居る筈だけど?? 」
セロの『 たったのあれだけです? 』の言葉に「 はぁ? 」と思いながら、オレは穴の中を確認した。
穴の中に居る筈のゾンビとゾンビ(?)の数がオカシイ事に気付いた。
明らかにゾンビとゾンビ(?)の数が少ない。
何でだ??
マオ
「 ──あれ??
あんなに少なかったっけ?
もっとウジャウジャ居た筈なんだけど!
オカシイよ……。
若しかして…穴から這い上がった?? 」
セロフィート
「 其はないでしょう。
穴の壁はスベスベしてます。
とてもゾンビがよじ登れる様な壁ではないです。
ジャンプをしても高さ100mを飛び越えるのは不可能です 」
マオ
「 じゃあ…どうして?? 」
セロフィート
「 試してみましょう。
≪ 廃村 ≫に転がっている首と胴体を穴の中へ転移させます。
此で≪ 廃村 ≫の中は間違いなく片付きます 」
マオ
「 セロ…… 」
オレに説明してくれたセロは、古代魔法を発動させた。
穴の上に巨大な魔法陣が現れた。
半径90mくらいの魔法陣だ。
こんなデカい魔法陣を見たのは生まれて初めてだ!
セロの言った通り、魔法陣の下から大量のゾンビの首や胴体が穴の中に落ちて来た。
何か……複雑な気分になるのは何でだろ??
穴の中へ大量に落ちて行ったゾンビの首や胴体が、元々穴の中に居たゾンビとゾンビ(?)を飲み込んでしまった。
ゾンビの首や胴体の下敷きになって埋まってしまったゾンビとゾンビ(?)はどうなってしまったんだろう……。
マオ
「 セロ……、此の後どうなるんだ? 」
セロフィート
「 見てれば分かります 」
マオ
「 見てれば?? 」
セロは其だけ言うと何も言わなくなった。
セロは唯静かに穴の下を見ている。
セロの横顔は何時見ても惚惚してしまう(////)
無駄にドキドキする!!
オレはゾンビ何かよりもセロの方が気になって仕方無い。
どのくらいセロの横顔に見惚れていただろう。
セロに名前を呼ばれて、セロに揺さぶられる迄、オレはゾンビの事なんてスッカリ忘れてた。
我に返ったオレは穴の中に目を向けた。
オレの視界に入った光景は、思わず目を疑ってしまいそうなものだった。
要はアレだ。
ゾンビとゾンビ(?)の数が少なくなった原因が判明したって事だ。
穴の中で一体何が起きていて、何が原因なのかと言うと────。
マオ
「 …………セロ…さん…。
なぁ、あれって……何してるんだ?? 」
セロフィート
「 見て解りません? 」
マオ
「 ………………いや、分かるけど!! 」




