セロフィート
「 ──マオ、終わりました? 」
マオ
「 未だだよ!!
後8個! 」
セロフィート
「 落とさない様に気を付けてください 」
マオ
「 手伝えよ! 」
セロフィート
「 ワタシはマオが作業に集中出来る様に見張ってます 」
マオ
「 紅茶飲みながら、茶菓子食べながらかよ? 」
セロフィート
「 そうです。
マオ、手が止まってます。
ちゃんと動かしてください 」
──くうっ!!
セロの言葉に逆らえないのが悔しいっ!!
オレは頑張って、残りの骨壷を魔法陣の中へ運んだ。
1人でな!!
マオ
「 セロ〜〜〜、終わったぞ… 」
セロフィート
「 宜しい。
では墓地へ行きましょう 」
マオ
「 へ?
墓地に行くって??
集めた骨壷はどうすんだ?
まさか此のまま?? 」
セロフィート
「 骨壷の心配はしなくて良いです。
先祖代々の受け継がれている家墓があれば、納骨されます 」
マオ
「 納骨されなかった骨壷はどうするんだ? 」
セロフィート
「 墓石を建てて、納骨します。
墓地に通じる通路を見付けました。
其処こ路ろを通とおって行いきましょう 」
マオ
「 墓ぼ地ちに通つうじる通つう路ろなんてあったんだ?? 」
セロフィート
「 拷ごう問もん部べ屋やルームの奥おくにありました 」
マオ
「 え゛っ…?!
拷ごう問もん部べ屋やルームの奥おく…… 」
セロフィート
「 安あん心しんしてください。
拷ごう問もん器き具ぐは全すべて回かい収しゅう済ずみです。
何なにもありません 」
マオ
「 回かい収しゅう済ずみ??
回かい収しゅうって事ことは…… 」
セロフィート
「 はい♪
《 創造主ゴディオールの館やかた 》の中なかにある拷ごう問もん博はく物ぶつ館かんへ転てん移いさせました♪ 」
マオ
「 拷ごう問もん博はく物ぶつ館かんって何なんだよ…。
そんな物ぶっ騒そう極きわまりない部へ屋やルームがあるのかよ? 」
セロフィート
「 歴れき代だいから続つづく先せん代だいセロフィート達たちの趣しゅ味みです 」
マオ
「 ………………そうなんだ… 」
セロフィート
「 行いきましょう 」
セロはオレの右みぎ手てを握にぎると拷ごう問もん部べ屋やルームに向むかって歩あるき出だした。
何なんで拷ごう問もん部べ屋やルームの奥おくに墓ぼ地ちに続つづく通つう路ろがあるんだよ……。
何なんか…嫌いやな予よ感かんがする……。
そう言いえば…≪ 廃はい村そん ≫に着ついてから7時じ間かんくらい経たってるよな〜〜。
もう夕ゆう方がたになってるんじゃないか?
そう言いえば、昼ひる食げランチ…忘わすれてたぁぁぁあああああ!!
夕ゆう暮ぐれ時どきの墓ぼ地ちなんて最さい悪あくだよ〜〜〜。
マオ
「 セロ〜〜〜、今いまって何なん時じぐらいなんだろうな? 」
セロフィート
「 そうですね…。
冒ぼう険けん者しゃギルドを出でたのが9時じ過すぎです。
≪ 廃はい村そん ≫へ入はいったのは9時じ20分ぷん頃ごろ。
案あん内なん板ばんの前まえに着ついたのが9時じ35分ふん頃ごろです。
瓦が礫れきの前まえに着ついたのは9時じ45分ふん頃ごろ。
教きょう会かいの中なかへ転てん移いしたのは10時じ過すぎになります。
地ち下か室しつにある16室しつを確かく認にんし終おわったのが、14時じ過すぎです 」
マオ
「 ……其その後あとに隠かくし扉とびらを見み付つけたんだよな。
其それから人じん骨こつを集あつめる事ことになって…… 」
セロフィート
「 マオが骨こつ壷つぼの蓋ふたを閉しめ終おえたのが16時じ45分ふん頃ごろになります 」
マオ
「 じゃあ…、今いまは17時じ前まえって事ことかな? 」
セロフィート
「 確たしかに≪ 廃はい村そん ≫へ入はってから7時じ間かん程ほど経たってますね 」
マオ
「 セロ……。
一いっ旦たん≪ 港みなとキャット街まちフィシュ ≫に戻もどらないか?
昼ひる食げランチ抜ぬいちゃってるし、夕ゆう食げディナー迄まで抜ぬきたくないよ!
特とく製せい海かい鮮せん丼どん食たべたいよ!! 」
セロフィート
「 其それもそうですね。
今日きょうは此こ処こ迄までにしましょう 」
マオ
「 いいのか? 」
セロフィート
「 はい♪
お開ひらきにして、宿やど屋やへ戻もどりましょう。
捜そう索さくの続つづきは明あ日すにします。
朝あさ食げモニング後ごに此こ通つう処こ路ろへ来きましょう 」
マオ
「 うん!
あ…でもさ、態わざ々わざ此こ通つう処こ路ろに戻もどって来こなくても墓ぼ地ちに転てん移いすればいいんじゃないのか? 」
セロフィート
「 どうせなら続つづきから始はじめたいですし 」
マオ
「 ………………ま、まぁ…此こ通つう処こ路ろから出でても朝あさだしな…。
何なにも出でないよな?? 」
セロフィート
「 ふふふ。
出でないと良よいですね。
──マオ、宿しゅく泊はく室しつに転てん移いします 」
セロが古こ代だいエンシェント魔ま法ほうマジックを発はつ動どうすると、足あし下もとに転てん移い魔ま法ほう陣じんが現あらわれた。
やっと此こ処こから出でられるんだ!
嬉うれし過すぎる!!
やった〜〜〜〜!!
早はやく宿やど屋やに戻もどって特とく製せい海かい鮮せん丼どんを食たべたい!!
転てん移い魔ま法ほう陣じんが眩まばゆく光ひかる。
──さよなら、教きょう会かいの地ち下か室しつ!!
目めを開あけたら宿しゅく泊はく室しつである事ことを願ねがって、オレは両りょう目めを閉とじた。