✅ 地下室 3 / 探索・捜索 3
──*──*──*── 隠し扉の前
隠し扉の扉迄消えてる!!
セロは入る気満々だな!!
マオ
「 ──セロ、1人で行くって……、待てよ!
オレを置いてくのかよ?! 」
セロフィート
「 気にならないのでしょう?
安心してください。
火の玉は残して行きます。
ワタシが戻って来る迄待っていてください 」
マオ
「 はぁぁぁん?!
冗談言うなよ!
こんな所に1人で待ち惚けるなんて嫌に決まってるだろ! 」
セロフィート
「 冗談は言ってません 」
マオ
「 オレも行くよ!! 」
セロフィート
「 そうです?
マオが其の気になってくれて嬉しいです♪ 」
マオ
「 ………………なってないよ… 」
こんな気味悪い地下室に1人残されるなんて冗談じゃない!
セロと居る方が幾万倍もマシだ!
オレはセロのコートをギュッと掴んだ。
何があっても離さないぞ!!
セロフィート
「 マオ、離してください。
下りづらいです 」
マオ
「 我慢しろよ!
行くならさっさと行こう。
そんで、さっさと地下室から出るんだよ! 」
セロフィート
「 はいはい。
マオの怖がりさん♪ 」
マオ
「 笑わなくていいよ!!(////)」
セロめぇっ!
オレの反応を見て楽しんでやがる!!
セロめぇ!!
無事に宿屋に帰れたら覚えてろよ!!
セロは声も音も出さずにクスクスと笑っている。
……………………セロの笑顔は麻薬だな!(////)
何かもう、いいや……(////)
本当は全然良くないですけどね!!
セロは隠し扉の奥に入ると地下へ続いているであろう階段を下り始めた。
随分と丈夫な作りをされている階段みたいだ。
腐ってしまう板の階段じゃなくて、オレは心底ホッとした。