✅ 廃村 3 / 墓地へ 3
セロフィート
「 此等は〈 皇 〉が立たなければ陸民には理解の出来得ない事です 」
マオ
「 ──其の話はいいよ!!
早く教会に行こう!! 」
セロフィート
「 ふふふ。
はいはい 」
オレはセロの左手を引っ張って墓地へ急いだ。
案内板で見たら近そうに見えた墓地だけど、実際に歩いてみると遠いんだから、嫌になっちゃうよなぁ〜。
然もだ、墓地に続く道が瓦礫で塞がってしまっていた。
そんな訳で、セロとオレは墓地へ行く為に態々遠回りをしないといけなくなった。
誰だよ、瓦礫で道を塞いだ奴は!!
余計な事をしないでほしい!!
此じゃあ、墓地に着くのが昼になっちゃうじゃないか!
もっと早く墓地に着く方法はないのかな??
オレはセロを引っ張りながら、考えていた。
何かないのかよ…。
こんな回り道して墓地へ向かわなくても、パッと行ける方法は──。
あっ、あった!
転移魔法があるじゃないか!!
なんてウッカリだよ!!
転移魔法を使えば墓地迄一瞬で着けるじゃないか!
マオ
「 ──セロ、転移魔法を使って墓地に行こうよ!
遠回りしてたら昼になっちゃうよ! 」
セロフィート
「 おや、もう気付きました? 」
マオ
「 もう??
『 もう 』って何だよ〜〜 」
セロフィート
「 気付かないと思ってました 」
マオ
「 セロ! 」
セロフィート
「 怒らないでください。
ワタシはマオと歩いて墓地へ行きたいです 」
マオ
「 セロ~~(////)」
セロフィート
「 マオはワタシと歩くの嫌です? 」
マオ
「 …………嫌じゃないよ(////)
オレだってセロと歩くのは好きだよ!
だけど…遠回りして迄…………あっ! 」
セロフィート
「 どうしました? 」
マオ
「 瓦礫を〈 テフ 〉に変換しちゃえば、遠回りしなくても済んだんじゃ…… 」
セロフィート
「 おや…気付いてしまいました? 」
マオ
「 おい! 」
セロフィート
「 ふふふ。
気付いたの遅かったですね 」
マオ
「 セぇ〜〜ロぉ〜〜〜!! 」
何だよ、セロの奴!!
オレが気付くの待ってたのかよ!?
言ってくれたらいいのに!!
マオ
「 黙ってるなんて意地悪じゃないか! 」
セロフィート
「 マオを試してました 」
マオ
「 試さなくてい〜よ〜〜 」
セロフィート
「 はいはい。
転移魔法で墓地へ行きます? 」
マオ
「 うん。
──あっ、でもさ…≪ 廃村 ≫の墓地なんて行った事ないだろ?
転移魔法で着けるのか? 」
セロフィート
「 今更其を言いますか。
元素魔法の転移魔法と違います。
心配しなくて良いです 」
マオ
「 うん… 」
セロフィート
「 折角ですし教会の中に転移しましょう 」
マオ
「 え?
教会の中に??
でも…教会は神聖な場所なんだろ?
転移場所にしてもいいのかよ? 」
セロフィート
「 古代魔法の転移魔法ですし。
大丈夫です 」
不安そうなオレに、セロは笑顔を向けてくれる。
セロの笑顔を見ると不安がス〜〜っと消えていくから不思議だ。
まぁ…不安に思う時もありますけどね!!
セロは転移魔法を発動してくれた。
足下に転移魔法陣が現れた。
魔法陣が光り出した。
此でオレが瞬きしてる間に、セロとオレは教会の中に転移している筈だ。




