✅ 宿泊室 5 / 平穏な朝 1
「 三日目 」の始まりです。
──*──*──*── 3日目
──*──*──*── 宿泊室
目を覚ましたオレは、ベッドの中でモゾモゾと動きながら、セロを探した。
う〜〜〜ん……セロが居ない??
何でだぁ??
1人で食堂に行っちゃったのか??
酷いっ!!
オレを置いて行くなんて酷いよ、セロっ!!
ベッドから顔を出したオレは、室内を見回してみるけど……、やっぱりセロの姿はない。
セロめぇっ!!
オレを置いて行くなんてぇ!!
セロめぇっ!!!!
室内は昨日の内にセロが住み易く綺麗にしてくれたお蔭で片付いている。
床に描かれていた魔法陣は絨毯を敷いているから気にならなくなった。
4方の壁に描かれていた魔法陣は壁紙を貼ってくれたお蔭で見えない。
オレは壁紙を貼るよりも消してほしかったですけどね!!
天井に描かれていた魔法陣は…………。
何故か此だけは消してくれなかった。
消してくれよぉぉぉぉおおお!!!!
天井を見る度に怖いんですけどっ!!
毎晩、誰かの血で描かれた魔法陣を見ながら寝なくちゃいけないオレの身にもなってほしいっ!!
セロは優しいけど、変な所で意地悪なんだよなぁ……。
セロの趣味は、オレには解らない……。
──いや、1ミクロンも解りたくもないですけどね!!
顔でも洗おう……。
元々オンボロな宿泊室には洗面所は付いてなかったんだけど、洗面脱衣室と浴室をセロが付けてくれたんだよな!
えぇと……何か羽織るモノは……っと──、あった!
バスローブだ!
きっとセロが置いてくれたんだろう。
──そう思いたいから、そう思う事にする。
新品同様で、ふわふわしていて肌触りが抜群にいい高級品っぽいバスローブがベッドの横にあるサイドテーブル上に畳んで置かれている。
オレは真っ裸の上にバスローブを羽織った。
何でオレが真っ裸でベッドの中に居たかと言うと──。
態々言わなくても察してくれるよな??
「 人形と何してんだ、変態野郎っ!! 」とか思ったりするだろうけど、オレはもう開き直ったんだ!!
開き直らないとセロと旅なんて出来ないんだよ!!
悩んで悩んで悩んで悩んで悩み抜いた先に諦めて、自分の中にある素直な気持ちと向き合って、認めるしかなかった。
諦めの境地は、開き直りだとオレは思う……。
……………………嘘吐きました。
実はオレ、そんなに悩んでないです……。
セロとは頻繁に『 いいこと 』するけど、どんなに『 いいこと 』しても、オレには全く『 いいこと 』をしていた時の記憶がない。
本当に何にも覚えてない。
何でだよっ!!
不公平だと思いますっ!!
オレ、セロに何されちゃってんの?!
オレ……セロに何してんの??
何も分からない……。
まぁ…でも……、セロは御機嫌みたいだし?
セロが嬉しそうだから、オレは別にいいんだけどさ…(////)
オレが『 いいこと 』してる間の事を何も覚えてなくても、セロは許してくれた。
……………………ちゃんと許してくれてるんだよな……??
はっきりと確認した訳じゃないから不安だ。
あんまりにも『 いいこと 』をした時の事をオレが覚えてないもんだから、其の時にセロを疑って問い質した事があったんだ。
セロは古代魔法を使える人形だからな!
「 人の記憶を消す古代魔法があって、セロと『 いいこと 』し終わった後に、オレの記憶だけ消してるんじゃないのか!! 」って、セロを責めたんだ。
「 そんな便利な古代魔法があるなら、もっと前から悪よ──、有効活用してます 」って、真顔でドキッパリと否定されたけどな〜〜〜〜。
あったら悪用する気だったのかよ……。
何はともあれ──、記憶を消す,記憶の捏造,記憶のすり替え,記憶の書き替え,他人の記憶を移す,記憶を植え付ける,記憶を操作する……みたいな便利な古代魔法は存在しないし、創作も出来ない──ってセロが言ってた。
天下のセロにも作れない古代魔法があるんだ──って判った時はホッとしたよ。
あ〜〜〜でも、記憶を見る古代魔法はある──とか言ってたっけ……。
人の記憶を覗くなんて犯
セロ……やった事
其
あるのかも??
まぁ、でも……例




