✅ 宿泊室 3 / 平穏な夜 3
セロフィート
「 …………………………はい?
何か言いました? 」
マオ
「 今の絶対、聞こえてたろ〜〜! 」
セロフィート
「 そう思います? 」
マオ
「 惚けなくていいから!
魔剣の事だよ 」
セロフィート
「 マオの好きにしたら良いです 」
マオ
「 投げやり!! 」
セロフィート
「 何を言います?
マオが書く手紙ですし。
書きたいなら書けば良いでしょう。
迷うなら明日以降の手紙に書けば良いです 」
マオ
「 …………う〜ん… 」
セロフィート
「 アルソリュンドに宛てた手紙に魔剣の事を書きました? 」
マオ
「 書いてないよ。
≪ 港街 ≫に着いた事,泊まる宿屋がオンボロで不安な事,新鮮な魚介料理が美味い事,ライスが残念な事,美味しいライスを宿屋に送ってほしい事……くらいかな! 」
セロフィート
「 ライスを要求した部分を魔剣の内容に変更する──という事ですね 」
マオ
「 うん… 」
セロフィート
「 アルソリュンドには魔剣の事は書かず、マーフィには魔剣の事を書いた……となると揉めそうです。
どちらがマオに頼られているのか──、2人が揉める様を見てみたいですね。
──マオ、是非とも書いてあげてください 」
マオ
「 書くかよ!
オレの手紙が原因で2人が揉めるなんて嫌だよ 」
セロフィート
「 面白そうなのに… 」
マオ
「 彼のなぁ〜〜。
仮に揉めたとしても、セロには見れないだろ!
此処と≪ 都 ≫がどんだけ離れてると思ってんだ? 」
セロフィート
「 そうでしたね… 」
マオ
「 全く!
まぁ…いいや。
今回は止めとくよ。
明日になれば、魔剣がどんなのか判るもんな! 」
セロフィート
「 マオが其で良いと思うなら、そうすれば良いです 」
そうオレに言ったセロは、読みかけの本に視線を戻した。
仲の良い伯父さんとマーフィが揉めるなんて嫌だよな…。
ラオインダ宛の手紙にも魔剣の事は書かないでおこう。
うん、そうしよう!!
オレはマーフィへ宛てた手紙を何とか書き終えて、ラオインダへ宛てた手紙に取り掛かった。




