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9章「きみのための宝石」後編

9章「きみのための宝石」後編


盗賊ギルドと関係することを恐れたアーロンは、ミッション失敗を覚悟で黄金への誘い亭に戻ってくる。

しかし、そこで待っていたのは、街道の紅い焔(に加入した山賊?)と前回依頼人のブレッドだった。


GM/ブレッド:「帰ってきたんだな、アーロン?一緒に飲もうじゃないか!」

アーロン:うるさい、【キュア・ポイズン】だ。

GM:そっちは良いけど、HPの回復は、MP使ってね。

アーロン:了解。(コロコロ)全回した。

GM/ブレッド:「何?‹夜を統べる者たち›の事?」

アーロン:そうだ。カクカクシカジカなんだ。

GM/ブレッド:「彼らは、表だって恐喝はしないよ。商売の邪魔だからね。でも、‹街道の紅い焔›達はやるみたいだね。邪魔したいみたいだ」

アーロン:なる。じゃあ、真珠を買っていったのは焔なんだな?

GM/ブレッド:「たぶんね~。で、そのロミジュリだけど、聞いたことあるよ」

アーロン:あるんだ!?

GM/ブレット:「問題は、その女の子の方なんだ。彼女は、‹夜を統べる者たち›の結構な地位に居る人物の妹なんだよ。彼女自身は、ギルドのメンバーじゃないんだけどね」

アーロン:仲が良いのか?

GM/ブレット:「みたいだねぇ~。何度か飲んだことあるよ~」

アーロン:飲み仲かよ!お前が仲介しろ。

GM/ブレット:「駄目だよ~。そんなことしたら、パパの仕事に影響出ちゃうし」

アーロン:パパかぁ(笑)でも、ロミジュリなら、なんとかなるかな?

GM/ベルナール:「あっ、ペコ師匠!どうでした?」

アーロン:お前も師匠かよ?

GM/ベルナール:「わけあり商店街での目利きは凄かったですよ?」

アーロン:スカウトとセージ技能持ってるからな。「なんとか、買った相手は見つかりそうだ」って伝えます。

GM/ベルナール:「ありがとうございます。それじゃあ、その人の所に行って、返してくれるように話してきます」

アーロン:ソレは無理だ!カクカクシカジカと話す。

GM/ベルナール:「えぇ!?」と驚いて膝をつくね。

アーロン:絶賛、抗争中だからなぁ。殺されかねない。

GM/ベルナール:「どうしたらいいのでしょう?」

アーロン:だから、新しいの買って来いって。

GM/ペコ:「アーロンしゃん」

アーロン:でもなぁ。どうしたらいいのか?

GM:ブレットが「なら、これを持って行くがいい」とメダリオンを渡してくれます。

アーロン:それは?

GM/ブレット:「身分証のようなものだ。ベラミー家の家紋が入っている。‹夜を統べる者たち›なら、ある程度は話が通るだろう」

アーロン:ていうか、お前が来い。

GM/ブレット:「本当は行きたいんだけど、夜遊びは控えようと思っていてね」

アーロン:・・・それはそうだな。まあ、これで、なんとかなりそうかな。

GM:では、この後どうする?

アーロン:‹街道の紅い焔›には、話は聞けないんだよな?

GM:戦った後だから、むしろ、ここに居続けるのはマズいんじゃ(笑)

アーロン:アルトゥール島に行くか。


17時:アルトゥール島北部 009ダマッター・ノクドラン ランダム無し 配達/伝言


GM:どうやら、ダマッターさんが演説をしているみたい。

アーロン:議員席を失ったんだっけ?こんな所で演説しているようじゃなぁ。


アルトゥール島は歓楽街である。


アーロン:って、イベントは?‹夜を統べる者たち›は?

GM/ダマッター:「若者の政治離れが深刻なのは、現政権による失策に他ならない」

アーロン:うるさいよ(笑)

GM:どうやら、あの演説が終わらないと、夜が始まらないみたいだね。

アーロン:じゃぁ、帰れ!って野次でも飛ばしてみるか(笑)

GM:効かないと思う。

アーロン:もしかして、南部か?それとも、シルバーパール外縁に行って、ダマッテーさんの依頼でもこなしてくるか?

GM:南部は港しかないから、行くならシルバーパール外縁かな。


18時:ヴェーラー島 047アエラ・メイン ランダム無し NPC無し

19時:シルバーパール外縁 036クルック・ルック・ケルン 大捕物(魔神)NPC無し


アーロン:インプとはいえ、3匹も魔神が出るリオスの街って、どうなんだろう?

GM/ペコ:「そんな時代だから、我々のような冒険者が求められるデシ」

アーロン:ところで師匠?ドロップ品の判定で2回も1ゾロが出たのですが、これも経験点がもらえるの?

GM:これも判定だからもらえるんじゃない?スカウトやミスティックの技能で強化できるじゃない?

アーロン:なるほどね。

所で、1ゾロ何回目?

アーロン:てへぺろ(10回目)


20時:ヴェーラー島 060レリーシャ・エネセネルエ ランダム無し 護衛→ライズハイ外縁

21時:アルトゥール島北部 086ヨーク・バイルガンド


GM:では、日も暮れたアルトゥール島の北部は、まさにこれからが本番です。

アーロン:じゃあ、NPCを決めるか。(コロコロ)5・5だけど?

GM:むむぅ!?ヨーク・バイルガンドというオッサンだね。

アーロン:じゃあ、そのオッサンに‹夜を統べる者たち›について聞いてみるか?

GM/ヨーク:「ひぃ、お助け!」とアーロンに助けを求めてくるみたい。・・・良いのかなぁ?

アーロン:何が?イベントを決めない所を見ると、シナリオイベントだな?周りを警戒するけど?

GM/ヨーク:「俺は何もしていないのに、あいつ等が!」と来た方を指さすと、そこには暴漢が追いかけてくるのが見える。

アーロン:人族かぁ。運命変転が面倒なんだよなぁ。

GM:取りえず、敵は(コロコロ)山賊の弓兵が1人だね。

アーロン:街中で弓兵?じゃあ、イニチアシブを(コロコロ)2・6で8だから、12な。

GM:あっ、いやっ、識別判定してくれる?

アーロン:(コロコロ)2・6で8だから10。

GM:それだと分かるね。弓兵は、明らかに格下で、アーロン達の相手にはならない。①→

GM/ペコ:→②「待つデシ!もしかしたら‹夜を統べる者たち›の一員かもしれないから、むやみに戦いを仕掛けるべきではないデシ」

アーロン:相手は仕掛けてこないの?

GM:正直、インプを退けたりとかの活躍を聞いてたら、一人では立ち向かってこないだろうね。

アーロン:でも、仲間を呼ばれたら?あっ、ブレッドから貰ったメダルを見せればいいんだ。

GM:ソレを見ると、「お前は、ベラミーさんの所の」と、弓兵は武器を下げるね。

アーロン:どういう事か、話を聞かせてくれないか?

GM:簡単に言うと、こういう事だ。


自分の妹に手を出された幹部が、‹街道の紅い焔›のメンバーを拉致していった。


GM:「兄貴は、建築現場に埋めてやろうか」っていきり立っていたよ。

アーロン:質問がある。

GM:何でしょう?

アーロン:このヨークと幹部は、どんな関係があるんだ?弓兵は、いきなり幹部の話をしだしたのか?

GM:だって、そう書いてあるんだもん。

アーロン:俺たち、冒険者の酒場の所で‹街道の紅い焔›に絡まれたじゃん?

GM:そうだね。

アーロン:このヨークは‹街道の紅い焔】の一員?

GM:違うね。

アーロン:この弓兵は、なんで情報をくれたんだ?


そんなこと知るもんか!


GM/ヨーク:「それについては、俺が答えよう」さきほどまで腰を抜かしていたオッサンが、スックと立って話し始めるよ。

アーロン:なに、重要キャラだったのか?ランダムのはずなのに?

GM:ホンマにな(笑)


ヨーク・バイルガンドは‹夜を統べる者たち›の幹部の一人である。

しかし、彼は穏健派であり、家中の別幹部とは敵対派閥なのだ。

今、下端とはいえ、‹街道の紅い焔›のメンバーに危害を加え、全面抗争となるのは時期尚早だと考えている。


GM/ヨーク:「そこで、ベラミー家とつながりがあり、‹街道の紅い焔›と争っていた君達を試そうと思ったのさ」

アーロン:なるほど。しかし、部下がダメな奴しかいなかったと。

GM/ヨーク:「あまり変な奴を出すのもマズいだろう?」

アーロン:街中だからか。よく繋げたね?

GM:苦労するわ(笑)という訳で、その幹部を止めて欲しいそうだ。

アーロン:俺らが手を出していいのか?

GM/ヨーク「それについては保障する」

アーロン:盗賊ギルドからの依頼かよ。で、建築現場に行けばいいんだな?どこ?

GM:そこまでは知らないみたい。

アーロン:ちょっ、俺達の目的は、その埋められそうな奴から真珠を取り戻すことだろう?

GM:ですです。

アーロン:ヨークは知らないの?

GM/ヨーク:「あいつが人を埋めそうな場所をか?そんなのを知っていたら、こんな三文芝居などやらねぇよ」だって。

アーロン:ですよね~。

GM/ヨーク:「時間がかかるかもしれねぇが、部下を使って探させてはいる」そうだ。

アーロン:しっかし、妹にプレゼントを渡しに行ったら、拉致られて埋められるとか、ラスベートって、どんな街だよ(笑)

GM:闇が深いね(笑)

アーロン:その妹って会える?

GM:ヨークなら居場所を知っているかもね。

アーロン:じゃあ、会いに行って、真珠だけ返してもらおう。

GM:持ってるか?

アーロン:渡しているところで捕まったんじゃないの?

GM:ちょっと待って、先を読んでみる・・・。①→

アーロン:このまま、大抗争に巻き込まれたりして。

GM/ヨーク:→②「こっちに来い」と一軒の酒場に案内されるね。彼の懇意にしている酒場のようだ。

アーロン:凄く高い店なんだろうな。

GM/ヨーク:「本来なら、そんな小汚ねぇ恰好はお断りなんだがな」と、奥に入れてくれる。

アーロン:スッゲェ美人な姉さんや、高いワインとかが並んでるんだな?

GM:こう、お互いに、そんな所に行ったことない感が出てるね(笑)奥に入ると、一人の女性がいるね。

アーロン:どっ、どうも、アーロンです。冒険者やってます。

GM:誰だよ!(笑)女性は・・・記述が無いから、エリッサと名乗るね。とりあえず美人で。

アーロン:とりあえずって何?

GM:だって、書いてないんだもん!長く美しいシルバーブロンドに、真っ白な肌。まるで人形のように整った顔立ちは、見る者全てを虜にするだろう。で良い?

アーロン:声とか、服は?学生服なの?

GM:くっ(笑)大胆に胸元を開けたドレスは、男の視線を釘付けにするも、決して下品ではなかった。挨拶に応じる声は、アーロンの耳に心地よく響く。君は思った、彼女こそプリマだと!

アーロン:プリマかよ(笑)つうか、なんで、そんなのが酒場に居るんだよ?しかも、敵対派閥に。

GM:知らねぇって!(笑)①→

GM/エリッサ:→②「ヨーク様、兄がいつもお世話になっております」②→

GM/ヨーク:「今日もきれいだね、エリッサ。ところで、今日は困ったことになってしまってね。彼らの話を聞いてくれないか?」

アーロン:その女は、真珠のアクセサリーをしてる?

GM:してないね。学生の小遣いで買える程度のアクセじゃ駄目だろ(笑)

アーロン:じゃあ、カクカクシカジカを説明するけど。

GM/エリッサ:「まあ、お兄様が?」と悲しそうな顔をするね。

アーロン:それだけ?

GM/エリッサ:いやっ、「どうか、オリオンを助けてください」と助けを求めてくる。どうやら、アクセサリーは兄に没収されてしまったらしい。

アーロン:面倒くさいな。で、あんたの恋人を、あんたの兄ちゃんは埋めようとしてるんだが、どこだか心当たりはないか?

GM/エリッサ:「お兄様が、そんな恐ろしい事を?あぁ、オリオン・・・」①→

GM:→②彼女自身は知識は無いが、兄妹の出身地であるコラーロサイドの開発に力を注いでいると聞けた。

アーロン:「あぁ、オリオン」じゃねぇよ!(笑)なら、そっちに行ってみよう。幸い、NPCミッションの目的地にも近い。


実は、NPCの060レリーシャ・エネルセルネも一緒に居るのである。


GM/レサーシャ:「もう、何でもいいから早く出たいなぁ」

アーロン:お前、ここで顔売っておいた方がいいんじゃね?

GM:経験点も、名誉点も手に入らないけどね(笑)

アーロン:ところで、急ぐ必要あるのかな?夜だぜ?

GM:依頼の期限が48時間。実は、まだ9時間しか経っていない。

アーロン:コラーロサイドまで3区画。外縁なら4時間だから日が変わってしまうな。

GM:だけど、恋人の身柄がどうなってしまうか?

アーロン:ゲーム的に言うと、一晩寝てから助けに行っても間に合うような?

GM:ヨークとレサーシャは、優しい瞳で君を見ている。ペコは、ペッ!って唾を吐く(笑)

アーロン:分かりましたよ、師匠。行きますよ。


22時:ゴールドコースト中央 059レメメル・ボルクレ ランダム無し 配達/伝言Ⅱ:ライズハイ中央・東トノール中央

23時:東トノール中央 087ヴァンダルゴンダル ランダム無し NPC無し

24時:ライズハイ中央 無人 ランダム無し NPC無し

01時:コラーロサイド中央 無人 ランダム無し NPC無し

02時:コラーロサイド外縁


GM:では、コラーロサイド外縁に着いた。その前に、コラーロサイドについて説明しよう。


コラーロサイド中央・外縁

 中央広場から流れるコラーロ河が流れる地域。

中央は、高級住宅街や宿屋街という治安のよい場所。

外縁は、新興住宅地であり、聖銅天使学院やキルヒア寺院などがある。

他の区域に比べ、安全で整理されている。


アーロン:あら、そんな所で殺人が♪

GM:笑えないなぁ。という訳で、草木も眠る丑三つ時ですが、コラーロサイドの外縁に到着した一行。とある建設現場に付きました。

アーロン:穴掘って、埋められたあとなんじゃないか?

GM:なんと、二人の人族が向かい合って話をしてますね。片方は腕を組んで資材に座っており、もう片方は・・・土下座してる?

アーロン:なんか、予想と違うんだが?

GM/エリッサ:「お兄様、オリオン」と駆け出します。

アーロン:二人で合っているんだな?

GM:「エリッサ?」と、腕を組んでいた男性が答える。どうやら、彼が兄であり、ヨーンと別派閥の幹部で、ベルナールの真珠細工のアクセサリーを持っている男のようだ。

アーロン:なんか、設定盛りすぎだよな(笑)

GM:で、「どうしてここに?」「お兄様を止めようと思って」「しかし・・・」「オリオンは、私の大切な人なの」とか続きます。

アーロン:え~、立て込んでいる所申し訳ないんですが、カクカクシカジカで真珠を返してくれ。

GM/兄「なんだ、テメー等は!?」と牽制してきますね。

アーロン:メダルとヨーンの名前を出します。

GM/兄:「そういう事か・・・」

アーロン:どういう事なの?


オリオンは語った。

‹街道の紅い焔›を抜け、まっとうな生活に付きたいと。

エリッサを本気で愛し、二人で生きて行きたいのだと・・・。


アーロン:無理じゃないかなぁ~?だって、エリッサは、超高級娼婦だろ?

GM:違うよ!単に演出が過ぎちゃっただけの、本来は名前も無いNPCだよ!

アーロン:俺的には、吉原の超絶な花魁なんだけど(笑)

GM/エリッサ:「あぁ、オリオン。私の為にそこまで。分かったわ。私も今の生活を捨てて、貴方と行くわ!」

アーロン:絶対に無いね。有ったとしても、直ぐに金のある方に戻ってくるよ。

GM/ペコ:「アーロンの過去に何があったデシ?」(笑)

アーロン:で、兄貴的にはどうするんだ?

GM/兄:「俺だって、エリッサには幸せになってもらいたい。しかし、オリオンと一緒になるとすると、‹街道の紅い焔›が黙っていないだろう」

アーロン:ですよねぇ。じゃあ、リオスから出れば?リリオとか良いかも(笑)

GM/兄:「こいつに、そんな力があると思うか?」

アーロン:冒険者になれば、直ぐにLvは上がる。

GM/オリオン:「絶対にエリッサを幸せにして見る」と真摯な瞳を周りに見せるね。

アーロン:どうすりゃいいんだ?‹街道の紅い焔›をぶっ潰せばいいのか?

GM/兄:「なら、証明してもらおう・・・」①→

アーロン:キター!(笑)

GM:→②この河の河口には、昔から恐れられている‹ボス›がいるそうで、ソレを倒して力を示して来い!だって。

アーロン:それを助ければ、アクセを返してもらえるのか?

GM:まあ、そういう事だね。オリオンも、その‹ボス›の恐ろしさは知っている様子だが、エリッサの為にと行くみたいだね。

アーロン:じゃあ、行くか。

GM/ペコ:「義を見てせざるは・・・デシよ」


VSボス


GM:じゃあ、ボスを決めようか?

アーロン:(コロコロ)6だから、+1で7。

GM:Maxですね(笑)ハルピュイアが2匹。

アーロン:識別は(コロコロ)3・5で8、10だけど?

GM:ペコも知ってるけど、弱点は抜けないね。Aの方に剣の欠片が入ってるね。

アーロン:先制は(コロコロ)4・5で9、13だ。

GM:出目良いね。PCが先行。隊列はどうする?

アーロン:スパークを撃てるようになったんだよな?

GM:じゃあ、3人とも後ろからでいいの?

アーロン:3人って?もしかして・・・

GM/オリオン:「エリッサの為に、俺も戦う!」

アーロン:ちょっと待て!

GM/オリオン:「ボスめ、出てこい!俺が相手だぁ」と叫ぶ。

アーロン:待てぇ!

GM:その声に反応して、「アラアラ、お姉さま。美味しそうな男がいるわよ?」「ほんとうね、妹よ」って、ハルピュイアが出てくる。

アーロン:不意打ちできたんじゃん!

GM:深夜だからね。本来は寝ていた(笑)

アーロン:くっそ~。なんにせよ、3人とも後衛だ。後ろに居れば、オリオンには攻撃できないだろう。

GM:そんな事無いよ。データ見ても良いよ。

アーロン:えっと、弓と妖精魔法Lv3か。オリオン死んだな(笑)

GM:死なないんじゃないかな?翌朝、「俺は汚れちまった」とか体育座りしてるかもしれないけど(笑)

アーロン:俺もじゃん!?

GM:むしろ、ペコが危ない(笑)


第1ターン

アーロン:なんにせよ、スパークを頼む。

GM/ペコ:その前に鼓砲を鳴らして、「我が魔法の冴えを括目するデシ!」(コロコロ)4・1で5、魔力足して8なので、抵抗されたデシ(笑)

アーロン:ドアホー!

GM/ペコ:「師匠に向かって失礼な」(コロコロ)6・4で10、6点のダメージデシ。

アーロン:抵抗されてなければ、クリティカルだったのに。

GM:ソレはしょうがないね。

アーロン:俺は前に出て、盾を捨てて薙ぎ払おう。(コロコロ)1・2で3、8だけど?

GM:「おほほ、扇風機を出すには時期が早いですわ」

アーロン:くそっ。で、オリオンは?

GM:1d6で偶数なら後衛に、奇数なら前衛で行動しようとする。ちなみに、山賊の突撃兵扱い。

アーロン:死ぬ、簡単に死んじゃう!(コロコロ)2だから偶数。じっとしていてくれ。

GM:ちぇ~。

アーロン:オリオンが死んだらどうなんの?

GM:‹夜を統べる者たち›に超絶アサシンが爆誕!

アーロン:何故!?

GM:君が超高級花魁とかいうから、それぐらいの経験点を貯めていたことにする。Lv5でプロだったはずだから、Lv7ぐらいの暗殺者。

アーロン:ファストアクションからのクリティカル狙いか。・・・死ぬな。

GM:なので、頑張ってオリオンを守ってください。

アーロン:畜生、ハルピュの攻撃来い!

GM:「行くわよぉ!アースハンマーx2!」

アーロン:何言ってるの、この人?

GM:アースハンマーは、土属性でしょう?

アーロン:そうだけど、ハルピィアなら風魔法だろ?アースハンマーって必中魔法じゃないか!

GM:防護点は効くみたいだよ。

アーロン:そういう問題じゃない!

GM:いいから、威力表10でダメージ出して。魔力は5ね。

アーロン:くそう、(コロコロ)3・6で9、アブねぇ。もう一回は1・4で5。

GM:じゃあ、10点と7点の岩が飛んできた。

アーロン:ぐはぁ、盾を捨ててるから痛い。


第2ターン

GM:モラルよりも回復かな?

アーロン:俺の攻撃の結果を見てからにして。(コロコロ)5・9で10だから15。当たれば、薙ぎ払いで14点のダメージ。

GM:当たってるね。うわっ、Bが死にそう。

アーロン:HP的には死なないが、オリオンに頼みがある。

GM/オリオン:「なんでしょう」

アーロン:移動時に捨ててきた盾を、拾って前線に出て来て欲しい。そして、次のターンで手渡してくれ(笑)

GM:え~?出来ない・・・事はなさそうだけど。

アーロン:ほらっ、後ろで守られてるだけじゃ、エリッサの兄貴も納得しないと思うし。

GM:まあ、いいか。でも、このターンは前衛に出るだけね。

アーロン:ありがたい。

GM:で、ハルピュイアの攻撃だけど、アースハンマーで文句を言われたから、弓で攻撃しよう。前衛の二人に1回ずつ。命中は12.

アーロン:(コロコロ)4・2で6、回避は盾が無いから5で11(泣)

GM:オリオンは(コロコロ)4・4で8、残念だけど回避値は3だから当たった。アーロンに4点、オリオンに9点のダメージだね。

アーロン:オリオーン!お前、俺の盾なんかいいから避けろよ。

GM/ペコ:「アーロンシャンが持って来いって言ったデシ」

アーロン:これで死んだら、アサシンに狙われるんだろ?

GM:そうならない為に3ターン目。


第3ターン

アーロン:一応、モラルを歌ってもらおうかな?

GM/ペコ:「分かったデシ」ワオ~ンとペコの遠吠えが響くと、ラスベート中の犬が起きだして、ワンワンと泣き出し、ハルピュイア達は集中を切らせて攻撃が当たりやすくなった。

アーロン:楽器は?命中が上がったんじゃないの?

GM:演出です(キッパリ)

アーロン:そっか、ソレで良いならいいんだ。薙ぎ払ってから、オリオンに盾をもらう。(コロコロ)6・2で8、13+2だから15で攻撃。当たったなら、5・5でクリティカル!3・1だから、合計して17点のダメージ。

GM:Bは死んだ。Aも欠片の分しか残ってない。

アーロン:そして、オリオンは盾を渡してくれていいよ(笑)

GM:駆け寄って、盾を持ちやすいように差し出すんだよな。出来ないはずがないな。

アーロン:恭しく、受け取ろう(笑)

GM:くそう。しょうがないから、妖精魔法Lv3の妙技を見ろ!喰らえぇ、カオスボム!

アーロン:ちょっ、闇魔法かよ?どんな構成なんだ?

GM:いやっ、面倒なので、平均的に取っている事にしてある。特に高いLvのは出さないで、基本ルールと同じ使い方。でも、ウィザーズドゥームの魔法も使う。

アーロン:それなら、師匠にはフェアリーウィッシュだけでも取ってもらうんだった。

GM:とりあえず、魔法抵抗12を判定して見たまえ。失敗すると、威力40のダメージだぜ?

アーロン:オリオンが死ねるなぁ。(コロコロ)4・3で7、12でピッタリ抵抗。

GM:(コロコロ)2・6で8だけど、山賊の突撃兵の抵抗値は4だから、抵抗した!(コロコロ)5・1で7点ダメージに抑えた。

アーロン:(コロコロ)5・6って、どういう事だってばよ!抵抗してよかった。8点だ。


第4ターン

アーロン:ここは、オリオン君に手柄を譲ろうかな?

GM:なに、その手酌プレイ。つうか、山賊の突撃兵だよ?

アーロン:ダメだったら、俺が行く(笑)

GM:えぇ~?(コロコロ)6・3で9、13だから当たった(笑)

アーロン:マジで?

GM:ダメージが(コロコロ)コイツ2d6+2でやんの。8点のダメージで、ハルピュイアの防護点は1点しかないから落ちた(笑)

アーロン:やったじゃん!これでエリッサの兄貴に認めてもらえるよ。

GM:良いのかなぁ?

アーロン:でも、ドロップは俺達の物な。(コロコロ)1ゾロと6・2で8だ。

GM:綺麗な羽を手に入れたね。さぁ、二人の所に帰ろう。



03時:ライズハイ外縁 (レリーシャ:「やっと着いた」)

04時:東トノール外縁

05時:東トノール中央

06時:ゴールドコースト中央


GM:という訳で、NPCミッションもこなしつつ、君達は冒険者の酒場に戻ってきた。

アーロン:で、どうするんだ?というか、真珠のアクセを返してくれ。

GM/兄:「あぁ、世話になった」と言って返してくれます。

アーロン:じゃ、俺達は寝るから。

GM:まあ、顛末を語らせてよ。

アーロン:どうぞ。


お兄さんの口からは、

「お前の覚悟は見せてもらった」

そう答えたそうです。

抱き合って喜ぶエリッサさんとオリオンさんは、本当に喜んでいたでしょう。

「でも、これからどうするデシか?」

師匠、ペコさんは二人に問いかけました。

街を出る、生活を変える、そう簡単には行きません。

「話は聞かせてもらったよ。ボーイ達?」

口髭をしごきながら入ってきたのは、天才を呼ばれるヴァンダルゴンダルさん。

「彼女は、この‹黄金への誘い亭›で働けばいい。青年は冒険者として自らを高め、ボーイ達冒険者が彼女を守ればいい。さすがの‹街道の紅い焔›も、‹夜を統べる者たち›に加えて冒険者も敵には回せまい。しかも、自分の仲間の恋人だしな」

「何で、俺達が!」

眠そうにしていたアーロンさんが反論したそうですが、誰も聞いてくれなかったみたいです。

大切な人のために戦い、皆で助け合う。

なんだかとっても羨ましいです。


GM/ペコ:「って、ベルナールしゃんは言ってたデシ」

アーロン:あ~、そうですか。

GM:という訳で、冒険者の酒場にNPCが一人増えました。おかげで、酒場のマスターに認められて、店のエンブレムをもらって、宿泊代が無料になります。

アーロン:なに、そういうシナリオなの?

GM:いいや。

アーロン:忘れてたのか!?まあ、いいか。それにしても、ヴァルダンゴンダルさんはレギュラーだな?ボーイって何だよ(笑)

GM:都合よく、クライマックス戦闘の前に出てたからね。

アーロン:何でもいいが、エリッサは守る必要ないだろう?

GM:サプリでは「妹」としか出てこない端役なんだから、自由にしたっていいじゃない?



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