20章「初めてのお使い」中編
20章「初めてのお使い」中編
12時:東トノール外縁091バルガン・コクスクロス ランダム無し NPC無し
GM:では、今回の開始は東トノール外縁からになります。
アーロン:たどり着かない事も有るからね(笑)
GM:そうなんだよ。12時になり、‹ひまわり園›から一人の少年が出てくるね。
アーロン:どんな子?
GM:10歳くらいで、袋とマントを背負って、まっすぐにアルトゥール島北部に歩いていくそうだ。それ以外は記載されていないNPC。
アーロン:覚えておこう。なんといっても、今回は逸れただけで失敗だからな。
GM:そうだね。そして、少年も出目次第でボンクラかどうか判断されるという、可哀想な立場だ。
アーロン:じゃあ、まだ個性は無いんだな?(笑)
GM:ですです。純朴な少年に見える。
アーロン:これがまさか、あんな事に!
13時:東トノール中央 034ディオンヌ・ナグナグル ランダム無し NPC無し
14時:アルトゥール島北部 083フィオナ
GM:少年は、迷うことなく、フィオナのお店‹夢の天球›に入っていくね。
アーロン:一つ聞いても良いかな?
GM:何?
アーロン:その店は、分かり易い所にあるのか?裏カジノなのに?
GM:そうだね。名前を告げただけで、中に入れてもらっている。
アーロン:慣れてる?・・・おっと、俺達はドコに居るのかな?
GM:入り口が見やすいような位置にある、別のお店。飲み物代くらいは出してくれるよ。
アーロン:それっ、重要!(笑)
GM:で、暫くすると少年、ビルとフィオナが出てくるね。ビルの背負い袋は、今は多くの何かが入っているようだ。
アーロン:黄金色のお菓子か?
GM:かもね。で、挨拶をしてビルはお店を後にする。そして、フィオナは君達に頭を下げるね。
アーロン:しょうがねぇな。席を立ちますか。で、少年はどっちに向かったんだ?
GM:その前に、イベントが起きるね。歓楽街を出ようかという場所で、・・・判定をしようか?冒険者+スカウトで。
アーロン:(コロコロ)3・4で7、13だけど?
GM:それなら十分に気が付くね。ビルの後をつけている男がいる。
アーロン:早いな!ここで戦闘?
GM:いやっ、どうにも素人らしいね。
アーロン:ならっ、超人ムーブをするしかないな。音も無く、男の後ろに忍びよって、「何をしている」と耳に囁く。
GM:「ひっ、ひぃ!変態?」
アーロン:変態じゃねぇ!お前の方が、少年を付け回しているんだから怪しいじゃねぇか!
GM:「俺は、あの店から取り返す権利があるんだ。昨日も大負けさせられたし」
アーロン:まさにダメ~な人だな。カジノになんか行ってる時点で、そんな権利はねぇよ。
GM:どうやら、ビル少年の行程は難儀なようだね。
アーロン:面倒だなぁ。
GM:では、移動を開始しよう。目的地は‹午後の陽ざし通り›で、1d6を振ってくださいな。
アーロン:(コロコロ)2だから、ちゃんとした所に行くんだな?
GM:アルトゥール島北部からつながっているのは、南部・ゴールドコースト中央・ヴェーラー島の3か所だね。
15時:ゴールドコースト中央 067メレ・シンピン 掘り出し物の目利き NPC無し
16時:中央広場 004パンドラ・エルヴァ 暴走馬車 NPC無し
17時:西トノール中央 029ジョルジーヌ・バークリング アステリア大芸術祭 配達→コラーロサイド中央
18時:午後の陽ざし通り 002クラウディア・レアド
GM:では、午後の陽ざし通りに到着するんだけど・・・。
アーロン:なにさ?
GM:いやっ、サプリには、「まれに、人通りの少ない時間になる前に到着する」って書いてあったんだけど、普通に着いたよね?
アーロン:つまり、このビル君は優秀だという事さ(笑)
GM:まあ良いさ、イベントです。
アーロン:さあ、来い!
GM:え~・・・。駄目だろ、これ?
アーロン:何だよ?
GM:ビル君は、NPCの家に入っていきます。
アーロン:おぉ、副首相の家。
GM:違うんだ。で、暫くして出てくるんだけど、クラウディア本人じゃないよね?
アーロン:変なのか?
GM:まあ、君達とは何回か会ってるから良いか?「あらっ、アーロンさん達じゃない?」と声をかけてくるね。
アーロン:副首相夫人、御機嫌よう。
GM/クラウディア:「そんなに畏まらないで」って、この人、皇族なんだよな?
アーロン:下手したら、SPに狙撃されるな、俺達(笑)で、ビルとは知り合いなのか聞いてみよう。
GM/クラウディア:「あらっ、彼とお知り合いなのかしら?実は、ちょっとお願いをされまして、立会人になってまいりましたの」
アーロン:立会人?
GM:ここは名の通った高利貸しの家であり、ビルは、そこに返金に来たという。ただ、子供だと証文の詐欺などを見破れないかもしれないから、立会人を頼まれたと。
アーロン:・・・副首相夫人に立会人を頼める立場の人間がいると?
GM:確か、気に入らないとか言ってたっけ?(笑)
アーロン:いや~、フィオナさんは良い人ですよ。最初から信じてた(笑)
GM:依頼人については、クラウディアは教えてくれないね。そして、ビル少年は‹ひまわり園›に帰るみたいだ。
アーロン:こっからが本番だな?少年の安全は、俺が守りますからね、クラウディアさん?




