14章「壁新聞の正義」中編
14章「壁新聞の正義」中編
GM:では、午前三時に帰ってきたので、九時まで寝てた事にしますか。
アーロン:ん~、経験点の入るNPCミッションって、最高だね(笑)
GM/ペコ:「しゃっきりするデシ!」とハッパをかけられるね。
アーロン:朝食ぐらいは食べさせてくださいよ。
GM/アリッサ:「昨晩は、どうも」と声をかけてくるね。
アーロン:あんたこそな。深夜に2回連続で遭遇って、何か調べていたのかよ?
GM/アリッサ:「そんな所ね。で、首尾は?」
アーロン:ゴールドコースト外縁に何かあるとか。・・・あそこって、まだ行ったことないんじゃないか?
ゴールドコースト外縁
華やかなマーケットの立ち並ぶ中央街の裏側である。
古い家が立ち並び、垣根や窓は壊れたまま修復されていません。
浮浪者も頻繁にみられ、廃墟同然です。
GM:そうだっけ?配置的に、通り道にならないのか。
アーロン:ところで、不正って何なんだ?帳簿に「蛮族様へ」とか書いてあるわけじゃないだろう?
GM/アリッサ:「その辺は、蛇の道は蛇ってやつよ」
アーロン:それが通じるのは、二次元までだ。
GM/アリッサ:「逆ね。私が蛮族の動きを探っていたら、タンスモーア商会にたどり着いたの」
アーロン:なるほどね。じゃあ、行ってみっか。
10時:ゴールドコースト外縁 036クルック・ルック・ケルン
GM:二人がゴールドコースト外縁に到着すると、クルックがいるね。①→
GM/クルック:→②「あ~、アーロンさんだ!」
アーロン:げっ、グラランか。嫌な予感が。
GM/クルック:「ねえねえ、向こうに面白い奴らがいるよ?」
アーロン:何で、疑問形なんだ?
GM/クルック:「だって、街中なのに、蛮族っぽい格好をした奴らがいるから」
アーロン:それは、蛮族だろう!
GM:ちょっと待って、このイベントって、この時間的にあっていい物なのか?
アーロン:あぁ、真昼間から蛮族が出るのもアレだなぁ。
GM:問題なかった。クルックに教えられた廃墟に行ってみると、蛮族が荷台に荷物を積み上げている。
アーロン:何体居るんだ?
GM:ちょっと待ってね。(コロコロ)2・3+1で6だから、グレムリンが2体。
アーロン:(コロコロ)5・1で6、9で魔物判定だけど?
GM:知名は抜けてるね。
アーロン:守りの剣の影響を受けてはいない?
GM:正直なこと言っていい?データに穢れ度って書いていないからGM次第だ。なので、受けていないように見えるね。
アーロン:じゃあ、強襲するしかねぇな。
GM:金属鎧で出来るとでも?
アーロン:普通に襲い掛かる!
GM:どっちが蛮族やら(笑)
VSグレムリン
アーロン:先制は(コロコロ)5・5に5を足して15だ。
GM:そりゃあ、取れるね。
アーロン:師匠にはスパークを。俺は飛び込んで薙ぎ払うぜ!
GM:了解!まず、鼓砲をワオ~ンと。次いで、(コロコロ)6・1で7、10でスパークを撃ったら、抵抗されて5点の半分。
アーロン:良いさ。前進して、(コロコロ)6・4で10、16-1で命中な?
GM:回避は飛行してても12しかない。
アーロン:ダメージは(コロコロ)1・6で7だから、12-3+2で11点。
GM:両方とも、1点残った(笑)
アーロン:師匠!
GM:反撃だよ。・・・つうか、何やっても死ぬよな?スリープをそれぞれに。11で抵抗して。寝たら逃げる。
アーロン:(コロコロ)6・1で7だから、12で抵抗。
GM/ペコ:(コロコロ)「お休みデシ」
アーロン:師匠!でも、薙ぎ払いで勝ちだわな。
GM:あぁ、振らなくていいよ。例えスリープが決まっても、逃げ出すから。ただ、止めを刺さなかったらドロップは無しね。
アーロン:え~?
GM:時間短縮!
ちなみに、試しに振ってみたら、薙ぎ払いは失敗してました。
神聖魔法使いのグレムリンは、真言魔法使いに変えてあります(あまり意味無かったですが)
アーロン:ふっ、じゃあ、キリキリと吐いてもらおうか?
GM:「こんな事するつもりじゃなかったグレム」って言ってるね。
アーロン:なに、その語尾?
GM:分かり易さ優先だよ。要約すると、「武器を受け取りに来たはずなのに、変な物を渡されて困った」らしい。そして、引き渡し人を殺したと。そこら辺に、人族が何人か倒れてるね。
アーロン:こいつらは詳しい事は知らない?
GM:知らないね。
アーロン:(コロコロ)2・3で5、モラルをくれ。飛んでないだろうから、12で薙ぎ払い当たりだ(笑)
GM:これは酷い!
アーロン:死体を調べよう。まずはグレムリン(笑)7と5だけど?
GM:天罰だね。何も手に入らなかった。で、人族の死体からは、「貿易省の知恵兎、中央広場12:00~13:00」というメモが見つかるね。
アーロン:また、えらくメタなメモだな。
GM:実はいたクルックが、「知恵兎と言えば、011シャント・カロットフェストの事じゃない?」と教えてくれる。
アーロン:会った事は無い?
GM:残念ながら無いね。
アーロン:じゃあ、行ってみるか。
11時:ゴールドコースト中央 064アリッサ・マイウォールド 路地裏の死体 伝言配達Ⅱ→西トノール中央・造船所通り
12時:中央広場 011シャント・カロットフェスト
GM:では、中央広場に付きました。
アーロン:それにしても、2回もゴールドコースト中央で‹路地裏の死体›イベントがあり、2回とも‹守りの剣の効果無し›が出るとは、どういう事だ?
GM:ラスベートの闇は深いって事さ。なんて話をしていると、君達の前に、黒いスーツを着てサングラスのタビットが立っている。
アーロン:うぉっ、いつの間に?
GM/シャント:「で、例の件は?」
アーロン:なんだ、コイツは?
GM/シャント:「なんだ?タンスモーアの者ではないのか?」
アーロン:違うよ。あそこを調べているんだ。
GM/シャント:「ふ~ん、アリッサの側か」
アーロン:何でも知っているキャラだ。
GM/シャント:「さて、どうするかだ・・・」
アーロン:俺は、コイツについて知っていても良い?
GM:それなら、セージ+冒険者Lvで12かな。
アーロン:(コロコロ)3・4で7、13だ。
GM:問題なく知っているね。彼は貿易省の重鎮だね。リオスの全ての売買のやり取りを知っているという。
アーロン:ヤバイ兎だ。正直に話すべきか?
GM/シャント:「私としては、どちらでも構わない。あの倉庫での結果さえ教えてくれるのであればな?」
アーロン:なに、コイツ?
GM:つまり、不正でも帳簿に残らなくても、報告さえ上がれば気にしないという人なんだ。
アーロン:気に入らないね。
GM/シャント:「アリッサという新聞記者は知っている。私は彼女の文章の大ファンさ。しかし、悲しいかな、私は彼女と対極の存在のようだがね」
アーロン:黒幕は、コイツという事?勝てないんじゃない?
GM:いやっ、シャットは異常に記憶力が良いというだけ。国に利益があるから目を瞑っているんだ。そういう事なんで、不正取引も報告だけはしてもらっているそうだ。
アーロン:何なんだかなぁ?
GM/シャント:「だから、私の事を報告してもらっても良いよ」だって。ところで、倉庫でのことは教えるの?
アーロン:こいつが蛮族とつながっている可能性は?
GM:とりあえず、自分の読み混んだ部分では無いね。
アーロン:なら、カクカクシカジカと、路地裏の死体の件に関しても一緒に話そう。
GM/シャント:「あぁ、そう。それは困ったね。守りの件に関しては、私ではどうする事も出来ない。だが、蛮族は困るんだ。彼らは商売相手としては、あまり良い相手ではない」
アーロン:貨幣経済ではないイメージがあるもんな?
GM:酷いな(笑)で、知り合いを紹介してくれるね。①→
GM/シャント:→②「021リフェール・パークという男がシルバーパール外縁の倉庫街に居る。彼に話を聞いてみると良いよ」
アーロン:たらい回し来た!
GM/シャント:「そんな事は無いさ。貿易省の人間としては、これがギリギリだよ」といって、去っていくね。




