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プロローグ

処女作なのでよろしくお願いします。

 彼は馬鹿にされていた。


 彼は魔法が使えなかった。


 彼はどんなに努力してもまともに一つ使えなかった。


 地水火風どの魔法も使えなかった。


 彼には魔法の才能がなかった。


 彼には味方も居なかった。


 だが彼は特別だった。


 ある日周りが一切できない魔法を彼は使った。


 だがその日から周りでも同じような魔法を使うものが幾人か現れた。


 それでも彼は特別だった。


 周りは一つしかその魔法を使えなかった。


 だが彼はそのすべてを使った。


 いつしかその魔法は【潜在魔法】と呼ばれた。


 誰でも使える可能性があった、故に【潜在】魔法。


 その日から彼の周りには人が集まった。


 彼は頭が良かった。


 彼は今まで見たこともないものを造った。


 周りはそれに驚いた。


 さらに人が集まった。


 でも彼の心は満たされなかった。


 集まった人は彼に距離を開けていた。


 心の奥底では恐怖していた。


 彼は【開拓者】と称えられた。


 彼は【魔術師】だと崇められた。


 彼は【魔王】と畏怖された。






 





 彼は潜在魔法を発現して十年後、姿を消した。

ありがとうございます

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