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定期考査はその存在を許されるべきではない

作者: なまたまご

日本の企業は日本人をあまり採用しなくなってきている

パナソニックに採用されるのは8割が留学生で 日本人はたったの2割であるという

日本人よりも 応用力の強い留学生の方が 企業も使い易いのであろう

これは 日本人が試験のためだけに勉強しているために

予め答えが出ている問題のみにしか答えることができないことに原因があると思われる


私の高校で数学を教えている先生が言っていた

「たとえば数学がずば抜けているが 他はいまいちな人間より

全てが平均的にできる人間の方が 大学には入りやすい」


おかしいだろ


人にはそれぞれ得意不得意がある 

数学がずば抜けている人間は 数学を究めるべきだ

そのためにほかが多少疎かになっても

それはそれでいいと思う


苦手科目は勉強しなくてもいい

そういっているのではない

一般教養としてある程度常識的なところは習うべきだとは思う


ところが日本の教育では

定期的に試験を実施して すべての教科を勉強して習ったところを完全に定着させようとする

それだけでなく 高校や大学では定着度の低い人間は留年 下手をすると退学までさせられる


このためどうしても嫌いな教科もいやいや勉強せざるをえず

そこに時間 気力を取られることによって

好きな教科の勉強が思うようにできず

その人間の個性を奪う結果にもなり兼ねない

将来得意分野の権威となってその世界を引っ張っていたやも知れない 未来を

奪う結果を招くかもしれないのである


こうして日本の定期考査の制度は 平均的で個性が無く(私に言わせれば面白味のない)

応用力に欠ける 廃れた日本人を大量生産している



何処かはっきりとは覚えていないが

確か北欧に高校卒業まで一切試験が無い国があると聞いたことがある

私は此の制度は非常に良い物であると確信している


くり返しになるが 勉強しなくていいと言っているのではない

人によって得意不得意があり

高校卒業までの勉強は自分は何が好きで何が嫌いなのかを探す為

そして ある程度の常識を身に着ける為で 

これは必要であると思っている

だがそこから先は日本のように考査を実施し不必要な知識を詰め込み

必要な知識の入る余地を削ぎ落とすのではなく

頭に入るものは入るだけ入れ

受け付けないものはそのまま切り捨て

個性を尊重し 1人の 個 としての人間を育てるべきである




以上の理由より日本の定期考査という制度は不必要 いや

むしろ 

存在を許すべきではないものである

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― 新着の感想 ―
[良い点] こんばんは! 勉強の上に個性が成り立つのか、それとも土台無しでも成り立つものなのか…。 定期テストは、最低限の勉強量を確保するものと考えた方が精神的に特でしょうね。 作者様のおっしゃる…
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