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『成通、陣座にて朗読すること』速記談1095

作者: 成城速記部

 近衛天皇の御代、左大臣藤原頼長公が、内裏の直廬に控えているとき、公卿会議が開かれる陣座において速記の問題文を朗読する人があった。左大臣の嫡男である師長卿が、ちょうど直廬に来られ、誰でしょう、よい声で朗読されることです、と申し上げると、左大臣は、藤原成通卿だ。聞きたかったら、近くで聞くといい、とおっしゃった。同じとき、藤原資信卿も、直廬にいて、考え違いも甚だしい。聞きに行くなどとんでもないことです、と申し上げたので、行かずじまいとなった。



教訓:朗読が聞こえたなら、速記すべきである。


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