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月の蘇る-6-  作者: 蜻蛉
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地名・登場人物

【地名】◎国名 ◯地名


(セン)…山脈の北東部を支配する大国。圧政への不満から内乱となり、龍晶(リュウショウ)が王となるも退位し、養子である灌王子息 鵬岷(ホウミン)が即位する。


(カン)…苴と戔に挟まれる小国。元は戔の一部。王は龍晶の岳父、鵬達(ホウタツ)


()…大陸の北部全体を支配する大国。他の国々とは人種、言語を異にする。明紫安(メイシア)暗枝阿(アンシア)姉弟が支配する。


()…山脈の北西部を支配する大国。王と王子二人を暗殺され内乱となり、泰白(タイビャク)が即位したばかり。


(シュウ)…山脈より南を支配する国。苴を始めとした各国に国土を半減されている。


梁巴(リョウハ)…繍、苴、戔の間にある山脈の中の集落。長く独自の文化を保ってきたが、繍苴の戦により滅ぶ。


北州(ほくしゅう)…戔の一地方。金鉱脈がある。



【主な登場人物】


朔夜(サクヤ)…梁巴出身の少年。破壊と治癒の力を持ち、不老不死。かつて月夜の悪魔と呼ばれていた。戔に行き龍晶と出会い、無二の友になる。


波瑠沙(ハルサ)…哥出身。明紫安に育てられた養女であり、近衛兵。朔夜と結ばれて行動を共にする。


龍晶(リュウショウ)…前戔王。灌王と皓照の謀略により退位させられ、灌で余生を過ごしていた。幼名 仲春(チュウシュン)


華耶(カヤ)…朔夜の幼馴染。灌王の養女となった上で龍晶と娶せられ、戔国皇后となっていた。



桧釐(カイリ)…龍晶の従兄。北州長。かつて龍晶を担いで反乱を起こした。


於兎(オト)…桧釐の妻。朔夜らとも長く付き合いがある。春音の産みの母。


春音(シュンオン)…桧釐夫妻の子だが、王位継承の為に龍晶の養子となるも鵬岷にその座を奪われる。


十和(トワ)…春音の世話をしている。元は後宮の女官。



皓照(コウショウ)…不老不死で、絶大な力を持つ謎の男。傭兵集団『(くろ)の弓』を率いる。


燕雷(エンライ)…皓照により不老不死となった男。戔の出身で、龍晶の下で役人をしていたが、朔夜と同道する。


宗温(ソウオン)…戔の軍事司令官。元は皓照の手下で戔軍部に潜り込み諜報活動をしていた。今も皓照を崇拝している。


賛比(サンヒ)…宗温の従卒。朔夜に助けられた孤児の一人。



祥朗(ショウロウ)…龍晶の義理の弟。薬師として義兄の看病をしている。



藩庸(ハンヨウ)…戔の前王側近。龍晶の世に反旗を翻していたが、捕らえられ王の手で処刑された。


珠音(シュオン)…藩庸に救われた孤児。目の前で恩人の処刑を目にし、実行した龍晶に激しい恨みを持つ。



明紫安(メイシア)…哥の女王。不老不死で、遠くの出来事や未来を見通す力を持つ。


暗枝阿(アンシア)…明紫安の双子の弟。軍神と呼ばれ、哥建国の戦において強大な力を示している。



鵬達(ホウタツ)…灌王。華耶を義理の娘とし、龍晶の岳父となる。皓照と関係が深く、国全体で支持している。


鵬岷(ホウミン)…鵬達の嫡男。庶子である為に戔へ養子に出され、龍晶の王位を継承する。



桓梠(カンリョ)…繍の実質的な支配者。梁巴で捕らえた朔夜を戦場に出し、月夜の悪魔とした人物。



燈陰(トウイン)…朔夜の父親。幼い朔夜に刀を教え、人ならぬ力に目覚めさせる。苴において復讐の刃を振るい、殺され首を落とされる。




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