【長編16】この虹がかった空の下なら(通称:VTuber長編)
この虹がかった空の下なら
大学三年生。晴れて第一志望のゼミ所属になった私は、同期でもう一人いた女の子のことを気にかける。その声、仕草に、妙に覚えがあると思ったら。かつてアイドルVTuberの一人として一世を風靡し、人気絶頂の中引退した『虹ノ宮るり』その人だった。しかも彼女は、どうにもその活動を匂わせるようなことばかり言ってくる。どう考えても私の最推しのあの子が目の前にいるのに、肝心のことを尋ねられずにいた。聞きたいのに聞けない、もどかしい関係。あの時彼女に、何があったのか――私はだんだん、虹ノ宮るり単推しのVTuberオタクの域を、超えてゆくのだった……。
1=二人の運命の日
2021/10/15 23:12
2=虹ノ宮るり
2021/10/28 22:04
3=様子をうかがう
2021/11/23 22:02
4=たぶん単推し、バレてます
2021/12/31 00:00
5=優柔不断な私の背中
2021/12/31 00:00
6=お泊まり
2021/12/31 00:00
(改)
7=限りなく確信に近い疑い
2022/04/11 11:13
8=確信と最後の一線
2022/04/23 09:08
(改)
9=メン限雑談
2022/05/06 21:00
10=悪魔の契約
2022/05/08 14:00
(改)
11=本当の理由
2022/07/23 21:15
12=あの時、気づけなかったこと(終)
2022/07/27 21:00