第21話 詐欺 鉄砲 予知
読んでくれてありがとう!ヾ(●>д<)ノThank You
楽しんでくれると嬉しいです。
今回もガチ説教です。
今回は、コミュニケーション能力に自信がない人や、人間関係に悩む人に読んで欲しいです。
今回の依頼は、とある詐欺師を探し出して、奪われた金を取り戻すことだ。
こっちの世界の詐欺師は、才能がないと成功しない。
地球なら、才能がなくても成功する方法がある。電話やメールがあるからできる方法だが、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる作戦だ。
たとえば、こうだ。
「私には予知能力があります。証明しましょう。次のサッカーの試合で勝つのは日本です。」
「私には予知能力があります。証明しましょう。次のサッカーの試合で負けるのは日本です。」
これを、それぞれ100人ずつに伝える。
そして試合後、的中した方の100人に「次に勝つのは」「次に負けるのは」と50人ずつに伝える。
そうすると25人は「3回続けて当たった! すごい!」と思うわけだ。
そして、そのうちの一部が「もしかして本物?」と騙される。
コミュニケーションに自信がない人や、人間関係に悩んでいる人は、詐欺師になればいい。
まず200人と出会う。良好な関係を構築できるかどうかは五分五分だ。
うまくいった100人には、もう1度会おう。そこでも良好な関係になれるかどうかは五分五分かもしれない。
だから、うまくいった50人には、もう1度会おう。そうすれば25人と良好な関係になれる。
3回連続でうまくいけば、4回目に失敗しても「そういう事もあるさ」と許してくれるはずだ。
そして重要な事は、そのとき詐欺師には、200人に1回、100人に1回、50人に1回、合計350回の経験値があり、それだけ経験を積めばもういい加減に「なんとなくこうすれば成功するんじゃないか」という感覚が身についているはずだ。
だから4回目に失敗しても、5回目には成功するだろう。
もちろん350回も繰り返すのは大変だ。
だが、どんなに遠い場所でも、進み続ければいつかは辿り着く。
進み続けるだけでいい。他の事はしなくていいのだ。
愚直に進み続けた人だけが、そこに辿り着く。
やる事自体は簡単で、誰にでもできる。だが、1歩で終わるか、辿り着くまで続けるか。その違いが「成功する人」と「失敗する人」を分ける。続けるのは意外と難しいが、1歩だけ踏み出すのは誰にでもできる。だから、きっと誰にでもできるだろう。いつかは、そこに辿り着くことが。
だから、あなたにもできるはずだ。
350回もやる根性はないよ! と思った人へ。
実際は、もっと少ない人数でコツを掴む人のほうが多いでしょう。
次はそのコツについて説教してみましょうか。




