ヒューって飛んで、ストンって落ちた石がどこに落ちたのかって話
寝る前にふと思いついて書いてみたお話。くだらないくだらない小説かどうかも分からない駄文です。
『日本在住のA君は海に落ちる夕日を眺めていました。A君は何を思ったのか「海の向こうにはアメリカがあるんだ……。この石よ、アメリカまで飛んで行け!」といきなり叫んで、力強く力強く、信じられないほどの力で、海の方向に向かって思いっきりそこら辺にあった石を投げました。
石はヒューって飛んで行って、ストンと落ちました。
さあ、落ちたのはどこでしょう?』
*ちょっとおバカで短絡的な知人Bの場合
「ヒューストン! ヒューでストンだからヒューストンでしょ!」
(残念ながら不正解。なぞなぞであれば普通に正解かもしれない)
*無駄に論理的に考えようとする、クラスに一人はいるような理系D
「お前、そんなに短絡的なわけがないだろう。この問題はな、アメリカでどの州が大きいのかを聞いてるんだよ。つまりワシントンだな!」
(なぜそう考えたのか……。きっと数学の時間に確率の計算でもしてたのだろう。あと、ワシントンはアメリカで一番小さい州だこの理系!)
*論理的思考に自信をもってそうな知的インテリ眼鏡(〇-〇ヽ)
「いえ、石を日本から投げ、アメリカまで行ったとするとおそらくロッキー山脈に引っかかるでしょう。わざわざ日本在住だなんて明記するくらいです。日本から投げた時のことを考えろということですね。そうなると論理的に考えてこの回答が一番ふさわしいかと愚考します。」
(まず、日本から石を投げてアメリカに着くと考えてる時点で論理的でも何でもないんだよなぁ。
あ、もちろん不正解なんで。ホントに愚かな考えでしたねぷっぷくぷーwww)
*めんどくさそうにしつつも何気ないふりをして正解をいい当てちゃったりする系主人公・・・ぽい人X
「というかそもそも海に向かって投げたんだから、答えは海じゃねーの?」
(残念、惜しいところまで行ったが不正解! 主人公補正など結局は作者の一存で決まるのよ!)
*通りすがりの教師//chiebukuro.yahoo.co.jp/
「いやそもそも、夕日に向かって投げたんなら海の先にアメリカはないだろ……?」
(That’s Light!)
*遅めの中二病を発症した友人・・・じゃなかったちょっとよく知らない他人の自称《獄炎纏う悪の王》
「我が腕にかかれば石ころ一つ蒸発させることなどたやすいわ! つまり行きつく先は我が腕に宿りし獄炎の中、すなわち冥界の最下層たる灼熱の・・・」
(あ、なんか勝手に入り込んできた不審者なんで放り出しておきますね。)
*ロマンチスト気取りのリア充(笑)
「そう、僕は恋に落ちたんだ。君という瞳の中に……。」
(ちょっと何言ってるか分かんないです)
*これを読んでる読者
「(自分で、これだと思う回答を思い浮かべてください)」
(たぶん、まあ、正解できる人なんていないんだろうなぁ)
*性格と思考回路が致命的なまでにひねくれていてどっかイッちゃってる作者
「問題文を読み返してみてほしい。石は『ストン』と落ちたのである。ストンという擬音が一番当てはまるのはどういう場合だろうか。普通思い浮かぶのは、高所からの突発的で直線的な落下であり、平面方向にはあんまり動かないような落下だろう。
つまり、A君が投げた石は、何かにぶつかるかなんなりして、石はすぐに止まってしまったのです。それで、石はストンと落ちてしまったのですね。
それを見たA君はがっかりしてしまい肩を落としてしまいましたとさ。」
腑に落ちましたか?
書いててどっかで聞いたことがあるようなオチなような気もしてきた。
もし、こっちの回答の方が面白い! みたいな意見があったらぜひに