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第9話:最強魔導師は生徒に嫌われている!?

………眠れない。王国にいた頃だと考えられないほどフカフカなベッドだと逆に寝つくのには時間がかかってしまう。


「そういえば、今の王国はどうなっているんだろうなぁ………?ま、そんなこと考えても仕方ないか。」


今の俺は魔導学院の教師だ。王国魔導師団の指南役シューファじゃない。でもまぁ、“あいつら”には一言かけておくべきだったかな………。


・・・・・・・・一方、王国では・・・・・・・・・


───バッ


『国王陛下!!大変です!』


「なんだ?わしはまだ眠いのじゃが………。」


『そ、それが、王国第1魔導師団団長と王国第1騎士団団長が昨夜退職届を置いて帝国に向かったそうです!!』


「………なに!?」


・・・・・・・・シューファに戻る・・・・・・・・


「ふわぁぁあ………。」


「よく眠れましたか?」


「あぁ、サラ。うん、よく眠れたよ………って、なんで当たり前かのように俺の部屋に入ってきてんの!?」


「まぁまぁ、その話は一旦置いといて。」


いや俺としては今1番話したい話を一旦置かれてしまったんだが。


「シファ先生宛の決闘届が10数通来てましてね。これを全部消化して頂きたいんです。」


まぁ、なんとなく予想はしていた。ぽっとでのやつが歓迎されることなんか難しいしな。それに俺、おっさんだし。………あれ、なんか目から汗が。


「と言っても、いくらなんでも多すぎじゃないか?あっても2,3人だけだと思ってたのに。」


「この学院は5年制ですからね。人数も多いんですよ。」


いやいや、俺昨日来たばっかりだぞ?この学院血の気多いやつ居すぎだろ。


「それに、シファ先生にとっても悪い話ばかりでは無いようですよ?」


「どういうことだ?決闘挑まれていいことなんか………。」


「この学院の唯一の神級魔導師であり、4年生にして生徒会長のセイハも先生に決闘挑んでますよ。」


「おぉ、楽しそうだな………とは言っても、“神級”か。1番手加減が難しいんだよなぁ。それに生徒だし。」


「そう言うと思って、いい案があるんです。とりあえず着替えたり準備して、演習場に来てください。」


「あぁ、わかった。じゃあな。」


演習場場って確か、学院の中でも結構な広さがある施設だったよな。決闘だけなら別に校庭でもいい気がするんだが………。


「まぁサラなりの考えがあるんだろ。」


───演習場にて


「というわけで、授業時間もないので先生には一斉に生徒を相手してもらいます。」


「………は?」


「それでは始めっ!!」


サラのやつ………後で覚えていろよ……。


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