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第7話:魔術は使えないが魔術は使える

『4属性魔術を使えない!?』


「すみません、それはどういうことでしょうか?」


「あぁ、まぁみんながわかるように簡単に言うと、4属性魔術は魔力を火、水、土、雷に“変換”して使っているんだ。ただ俺は無属性、つまりは魔力を“そのまま使っている”んだ。だけどなぜか俺は4属性魔術、4大魔術はどう頑張っても使えなくてな。」


魔力をそのまま使うなんて、そんなことができるのしょうか?仮にそれができたとして、なぜ4大魔術は使えないのでしょう?彼に対する疑問が増えていくばかりだ。


「ただまぁ、王国で指南役をしていたし4大魔術を教えることはできる。そこは心配しなくていいぞ。色々質問はあるかもだが………」


───キーンコーンカーンコーン


「とりあえずこの時間はここまでだ。次の時間からは普通の授業を始める。あとサラとは3ヶ月の契約をしているからそのあとは残っているかもしれないし、居なくなっているかもしれない。それは覚えておいてくれ〜。じゃ」


『なんかすごい先生が来たな。』


『だよね〜、まさかこれまで公開されてなかった序列一位があの人だったなんて。』


『でもまぁ、サラ学院長のお師匠さんなら納得だよね〜。』


『確かに笑。』


「はぁぁあぁぁ…ん〜。」


「あれ、シファ先生どうしたんですか?」


「あぁ、サラ………学院長。」


「そんなかしこまらなくてもいつも通りでいいですよ。あなたは私の師匠なのですから。」


「そうか、サラ。今はなんていうか、初めて俺が序列一位ってことを公にしたから色々とキツイものがあるんだよ。」


「えぇ!?シファ先生そのこと生徒たちにいったんですか!?」


「あぁ。そのことを言わなければ俺とサラの関係をはぐらかすのが難しそうだったからな。」


「そういうことでしたか……。」


嘘はついていない………が、正直なところ俺を信用してないやつも何人かいたから、それを1番早く解決するのはあまり良くないが結局は力だ。だから理由としてはこれが1番大きいけど………さすがに純粋なサラにこんなことを言うのは気が引ける。


「………?私の顔になにかついていますか、」


「いや、何も無いぞ?」


「じゃあなんで笑っているのですか!?」


「あはは……。」


今日のサラはやけに表情がコロコロ変わる。まぁ、もうこれ以上からかうのはやめてあげるか。


───コツ、コツ、コツ


そうして俺は休み時間を経て、またこの教室に戻って来るのであった。



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